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2013年6月29日土曜日

ハングオーバー!!! 最後の反省会 (The Hangover Part3)




鑑賞日:June 29th, 2013
個人的評価: 79点

参考情報

大ヒットコメディー『ハングオーバー』シリーズの第3弾にして完結編。ラスベガスとバンコクでのありえないハプニングから奇跡の生還を果たしてきた男たちが、大物ギャングが絡むトラブルに巻き込まれる姿を追い掛ける。監督は、本シリーズのメガホンを取ってきたトッド・フィリップスが続投し、ブラッドリー・クーパーなど、前2作のメンバーが結集。予測不可能を極めたストーリーもさることながら、トラブルの果てに発生する大掛かりな展開も見もの。

ストーリー

何かとトラブルを引き起こしてばかりのアラン(ザック・ガリフィナーキス)。そんな彼の父親が心労を募らせて急死したのを機に、フィル(ブラッドリー・クーパー)、ステュ(エド・ヘルムズ)、ダグ(ジャスティン・バーサ)はアランの施設収容を決行することに。だが、施設へと向かう途中でギャングに4人が誘拐されてしまう。困惑するフィルたちに、ギャングのボスはアランがメル友として親交のあるアジア系ギャングのチャウ(ケン・チョン)が盗んだ金塊を取り戻すよう命じる。

(C) 2013 Warner Bros. Entertainment Inc. and Legendary Pictures

感想

アランとチャウの面白さを全面に押し出した内容なので彼らのファンは必見。
ラスベガスシーンもあるし、完結編らしい展開でした。

段々内容とタイトルが食い違ってきているが、これが最後という事を考えると、こういった展開も良いかなと思う。また、ちゃんとハングオーバーな場面も登場するのでご心配なく。やっぱハングオーバーはこうでなくちゃというシーンも用意されているのが素敵だった。

また、本シリーズのテーマでもある友情の美しさが上手く描かれているのが印象に残るし、自分も久々に仲の良い親友たちと朝までバカ騒ぎして、全てを忘れて飲み明かしたいと思ってしまった。

ちなみにワンちゃんは悪役の親玉が飼っている番犬が2匹登場するが、ステュの特性薬入りハンバーガーを食べてグッスリ眠らされてしまう役でした。

2013年6月22日土曜日

アフター・アース(After Earth)




鑑賞日:June 22nd, 2013
個人的評価: 85点

参考情報

シックス・センス』『エアベンダー』の鬼才M・ナイト・シャマランが放つスペクタクル。人類が放棄して1,000年が経過した地球を舞台に、屈強な兵士とその息子が決死のサバイバルを展開する。『メン・イン・ブラック』シリーズのウィル・スミスと『ベスト・キッド』のジェイデン・スミスが、『幸せのちから』以来の共演を果たし、再び親子を快演。地球が人類を抹消する生態系を抱える惑星となったというユニークな設定、VFXで創造された未知の動物たち、冒険を通して揺らいでいた絆を固くする親子のドラマなど、見どころ満載だ。

ストーリー

人類が地球を捨て去り、ほかの惑星へと移住して1,000年が経過した未来。ある宇宙遠征任務からの帰路につく兵士サイファ(ウィル・スミス)と息子のキタイ(ジェイデン・スミス)を乗せた宇宙船にトラブルが発生して機体が破損、緊急シグナルを搭載した尾翼部が地球へと落下する。それを追って地球に宇宙船が不時着するが、ほかのクルーたちは死亡してしまい、サイファも重傷を負ってしまう。帰還に必要な緊急シグナルを捜そうと大自然に足を踏み入れるキタイは、地球の生態系が人類を消し去るために進化していることを知り…

感想

期待してた以上に面白かった。

大きく分けて2つのテーマがあったが、1つは予告編でもメインのメッセージとなっている「恐怖心は選択肢であり、感じるか感じないかは自分次第」という部分。

例えば仕事とかでもミスをするとキャリアが終わってしまうので、ミスを無くすために週末でも夜中まで働いて仕事に命をかける人もいれば、「ミスをしても死ぬ訳じゃないから大丈夫」という考え方を持っている人もいる。一概には言えないが、個人的には後者の人の方が人生を楽しんでいる傾向にあると思う。

「恐怖」を乗ろ超えることができたら「自信」や「余裕」が生まれる訳だが、やはりこういった強い気持ちを持てる人ってどこにいっても生き残れる気がする。そんなメッセージを勝手に感じた。

本作品でも主人公のキタイは初めて1人で戦場に立つこともあり、恐怖心がどうしても表に出てしまう。しかし父に頼れない状況に陥ることにより戦士へと成長していくシーンでは感動を覚える。

もう1つのテーマは「Fatherhood」。
まだ明らかに1人前ではない息子をどうしても心配してしまう父サイファだが、勇気を持って責任を持たせ、息子を信頼することにより、父親としても成長していく過程が印象的だった。

本作品のプロモーションでスミス親子はUstream番組などをはじめ、いろんなメディアに登場してたが、以下の動画を見てもらうと気づくかもしれないが、息子の方は結構調子に乗ってる感じがする。



でもウィル・スミスもちゃんと息子と合わせていて、ジェイデン・スミスが主役になるように仕向けているので、きっとウィル・スミスはこの作品に隠されている第2のテーマの様に、息子を信頼して色々やらせてあげることにより成長してもらおうと感じているのかなとこれまた勝手に感じた。

なお、人類が住むことの出来ない程の危険地帯となっている地球が舞台なので、当然犬なんて登場しませんでした。

2013年6月16日日曜日

ファインド・アウト(Gone)




鑑賞日:June 16th, 2013
個人的評価: 79点

参考情報

赤ずきん』『レ・ミゼラブル』などの女優アマンダ・セイフライドがヒロインを務めた驚がくのスリラー。毎年多くの行方不明者が出るアメリカで、拉致の事実を誰にも信じてもらえずたった一人で失踪事件の調査に当たる主人公の奮闘を描く。共演は、テレビドラマ「デクスター ~警察官は殺人鬼」のジェニファー・カーペンターや、テレビドラマ「レスキュー・ミー ~NYの英雄たち」のダニエル・サンジャタ。次第に深まっていく底なし沼のような謎に翻弄される。

ストーリー

若く魅力的なジル(アマンダ・セイフライド)は、自分は1年前に何者かによって誘拐された揚げ句軟禁されていたと警察に訴える。だが、彼女の申し出を裏付けるような証拠は一つも出てこず、心の病を患っているジルの狂言ということで一件落着。しかしある朝、妹モリー(エミリー・ウィッカーシャム)が姿を消したことでジルは激しく取り乱す。

(C) 2012 LAKESHORE ENTERTAINMENT GROUP LLC All Rights Reserved.

感想

アマンダ・セイフライド以外は聞いたことない役者ばかりだが、期待通りのB級映画だった。
他の出演者が目立たない分、アマンダ・セイフライドのキレイさや可愛さをとにかく楽しめる作品でした。

内容はまぁ予告編を見た通りなのだが、最後はちょっと工夫のある形。
ジョディ・フォスター主演の「フライトプラン」とテーマは似ているが、こっちの方がシンプルなので演技力が問われる展開は少なかった。

しかしアマンダ・セイフライドが主演の時はこういう簡単な役柄が多い気がするが、『レ・ミゼラブル』や『マンマ・ミーア!』でそれなりの実績があるのでもっといろんな役に挑戦してほしいね(まぁ話題作はどっちもミュージカルだけど…)

でもアマンダ・セイフライドの良さを存分に楽しむことができるのは間違いないので満足でした。

ちなみにワンちゃんは近所を散歩している犬が一瞬登場するくらいかな。


2013年6月15日土曜日

華麗なるギャツビー (The Great Gatsby)




鑑賞日:June 15th, 2013
個人的評価: 83点

参考情報

数々の名作を世に送り出した作家F・スコット・フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」を実写化したドラマ。快楽的な生活を送る謎の富豪ギャツビーの意外な正体を、ある女性との恋を絡めながら映す。レオナルド・ディカプリオが、人並み外れた容姿と富を兼ね備えたギャツビーをクールに演じる。『マイ・ブラザー』のトビー・マグワイアキャリー・マリガンらが共演。『ムーラン・ルージュ』などのバズ・ラーマン監督ならではの絢爛を極めたビジュアルも見ものだ。

ストーリー

ニック(トビー・マグワイア)が暮らす家の隣に建つ、ぜいを凝らした宮殿のような豪邸。ニックは、そこで毎晩のように盛大なパーティーを開く若き大富豪ジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)と言葉を交わす仲になる。どこからやって来たのか、いかにしてばく大な富を得たのか、なぜパーティーを開催し続けるのか、日を追うごとに彼への疑問を大きく膨らませていくニック。やがて、名家の出身ながらも身寄りがないこと、戦争でさまざまな勲章を受けたことなどを明かされるが、ニックはこの話に疑念を持つ。
(C) 2013 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

感想

テレビなどで流れている予告編(例えば以下の動画)だけを見ると、華やかなパーティーやショーだけがハイライトされたド派手な内容になるとも予想されるが、どちらかと言うとこれは恋愛映画なので予告編とのギャップが気になってしまう人も結構多いだろう。



確かにクールなディカプリオは見どころがあるかもしれないが、どちらかと言うと注目したいのは何かを企んでいるそのミステリアスな雰囲気の方。

「華麗なるギャツビー」は出版から1世紀近く世界中で愛読されてきた作品であり、過去には既に4度も映像化されているという事を踏まえると、この作品は万人受けを狙ったというよりも小説のファンに向けられたようにも感じた。

愛との向き合い方が純粋に描かれているが、その複雑さや悲しさ、そしていやらしさが上手く描かれたヒューマン・ドラマだと思う。

ちなみにヒロインのデイジー役にはアマンダ・サイフリッドキーラ・ナイトレイブレイク・ライヴリー、そしてスカーレット・ヨハンソンなどが候補に挙がっておりオーディションが行われたということを考えると、キャスティング(特にデイジー役)にはこだわりがあったらしい。
まぁ個人的にアマンダ・サイフリッドも合っていたとは思うが、キャリー・マリガンの小悪魔的な雰囲気も確かに合っていた。

また社会の格差が明確に表現されているのも当時にニューヨークをよく描写していたと感じた。

なお、アメリカ映画には珍しくミニチュア・シュナウザーが登場するよ。


2013年6月1日土曜日

オブリビオン(Oblivion)




鑑賞日:June 1st, 2013
個人的評価: 72点

参考情報

ミッション:インポッシブル』シリーズなどのトム・クルーズ主演によるSF大作。エイリアンの襲撃で半壊して捨てられた地球を監視していた男が、謎めいた人物との遭遇を機に自身と地球の運命を左右する事態に巻き込まれていく。『トロン:レガシー』で注目を浴びたジョセフ・コシンスキーが監督を務め、名優モーガン・フリーマン、『007/慰めの報酬』のオルガ・キュリレンコら、実力派たちが脇を固めている。壮大かつ予測不可能なストーリーに加えて、半壊した地球の鮮烈なビジュアルからも目が離せない。

ストーリー

エイリアン“スカヴ”の侵略を食い止めたものの、その戦いによって地球が半壊してから60年。生き残った者たちがほかの惑星へと移住してしまった中、ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)だけが地球に残って上空から偵察していた。パトロールに向かっていた彼は、誰一人として生存しているわけがないエリアで何者かの襲撃を受けてしまう。混乱するジャックの前に現れたのは、ビーチ(モーガン・フリーマン)という謎の男。彼との遭遇を機に、ジャックは地球、人類、そして自身の運命を担う冒険に出ることに。

(C) 2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

感想

近未来を描いた作品なので、とにかく登場する最新技術やガジェットに注目です。

日々の業務をこなすためにジャック・ハーパー(トム・クルーズ)が活用する二人乗りの飛行機は滑走路などを必要とせずに離着陸ができるなんとも便利な乗り物だった。近い未来は空飛ぶ車が登場すると予想している人もいるが、よく考えたら車というかミニ飛行機が流行るんだろうなと思わせてくれるリアルな乗り物だった。

また、エイリアンなどの敵を撃退する攻撃力を備え持った小型ロボット「ドローン」は未来の強力な兵器を想像させる。

コンピュータのプログラミングによる自動操縦というところが妙にリアルで、本当に未来の戦争はロボット同士の争いになるのではないかとイメージが湧いた。

ちなみに人類が去った地球が舞台なのだが、まだ生命は残っており、犬もちゃんと登場した。

作品テーマはなかなか広大で、人類の強さを改めて感じられると同時に、その小ささも感じられてしまう内容だった。

なお、今回はネタバレ編も書いたのですでに映画を見た方は下へスクロールして下さいな。


「オブリビオン」公式ウェブサイトはこちら


ここから先はネタバレ注意!

(C) 2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
(C) 2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

さてさて、ここからはネタバレ編となります。
映画を見た後に感じたことを勝手に緩く書いていきます。

まず「忘れられている状態」という意味がある「オブリビオン」というタイトルだが、ここにオチが隠されたんだなぁと単語の意味を検索してまず気づきました。

欲を言うとエイリアンの実態をもっと具体的に描いてほしかった。
今回はすべてがロボットだった気がした。
果たしてあのロボットを支配しているエイリアンがいるのか、それともエイリアンまでもしかしてロボットに支配されてしまっているのかという疑問は残してくれるが、なんだか物足りなかった。

ところでモーガン・フリーマンは今回は友情出演とかだったのだろうか。。
あれだけの大物なのに登場回数と分数がやけに短いし、最後の自爆シーンなんて彼の扱いが超雑。あと主人公ジャックの目線で言うと、モーガン・フリーマンがエイリアンのボスだったので、そりゃぁエイリアンだと思うよねあの格好じゃ。まさかあれが人類代表だとは思えないよね(笑)

また自爆後のエンディングはカットした方が良かったのではないだろうか。
命を犠牲にして人類の未来を繋いだ夫が残してくれた湖の横にある手作りの家で、一人幸せに暮らす妻ぐらいにしておいて、キレイな自然の風景から空を映しながらフェイドアウトとかで良かったのに。。

子供をあのタイミングで無理やり産ませるのもよく分からんし、何よりもクローンのジャック(52号?)を連れて帰ってくる人類の生き残りチームのくだりは全カットでいいだろう。

きっとあれはモーガン・フリーマンに手を貸してくれたジャックに敬意を表し、52号のジャックにこの世の真実を伝え、説得して妻の元へ連れていってあげたという良い話にしようとしてたのだろうかね。

1,000人ぐらいいるジャックの中でたった一人だけにジャックらしさが一握り残っていて、その一握りの兆候をモーガン・フリーマンが奇跡的に見つけ、苦難と賭けを乗り越えてやっと人類の信念が実ったというミラクルを描いたストーリーだったのに、あそこでもう一人のジャックを妻がジャックと認めちゃったら、「誰でもいいんかいっ!」っていうなんとも納得いかない気持ちで終わってしまう。

という事でエンディングが個人的には本当に残念だった。

そしてこの映画を見て一番思ったのが「やっぱりいつものトム・クルーズ主演映画だったな」という事。キレイな女性に愛されるし(しかも今回は二人)、最終的には世界をカッコ良く救う英雄となる。トム・クルーズを映画に起用する時ってきっと契約書にこういう条件が入ってるんだろうなぁ。。