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2014年2月22日土曜日

スノーピアサー (Snowpiercer)





鑑賞日:February 22nd, 2014
個人的評価:65点

参考情報

『母なる証明』などのポン・ジュノ監督が、フランスのコミック「LE TRANSPERCENEIGE」を原作に放つSF作。新たな氷河期が到来した地球を列車でさまよう数少ない人類の生き残りが、支配層と被支配層に分かれて車内で壮絶な戦いを繰り広げていく。『アベンジャーズ』などのクリス・エヴァンス、『JSA』などのソン・ガンホ、『フィクサー』などのティルダ・スウィントンなど、国際色あふれるキャスティングを敢行。彼らが見せる濃密なストーリー展開に加え、絶望の近未来を具現化した鮮烈なビジュアルにも目を奪われる。

(C) 2013 SNOWPIERCER LTD.CO. ALL RIGHTS RESERVED

ストーリー

地球温暖化を防ぐべく世界中で散布された薬品CW-7により、氷河期が引き起こされてしまった2031年の地球。生き残ったわずかな人類は1台の列車に乗り込み、深い雪に覆われた極寒の大地を行くあてもなく移動していた。車両前方で一部の富裕層が環境変化以前と変わらぬ優雅な暮らしを送る一方、後方に押し込められて奴隷のような扱いを受ける人々の怒りは爆発寸前に。そんな中、カーティス(クリス・エヴァンス)という男が立ち上がり、仲間と共に富裕層から列車を奪おうと反乱を起こす。

感想

ノアの方舟の様に世界の危機を察知し、行動をした結果の列車ではなく、列車好きのCEOが「世界中を線路で繋ぐ」という夢を叶えるために作っていた列車が結果的に人類に残された唯一の生存方法だと言う設定は非常にリアルだと感じた。

予知できない災害こそ人類の危機に繋がるという点は何だか納得できた。

(C) 2013 SNOWPIERCER LTD.CO. ALL RIGHTS RESERVED

でも「もし本当に人類が列車の中でしか過ごせないとしたら…」という問いに対するリアルな答えは用意されていなかった。

奴隷の様な扱いを受ける最下層の人々が押し込められている後方車両は狭く、汚く、真っ黒だったが、逆に上流階級の人々が過ごす前方車両には何故か植物園、理髪店、学校、そして躍る方のクラブなど「生き残るために選んだのがこれか?」と思わせるような設定だった。

(C) 2013 SNOWPIERCER LTD.CO. ALL RIGHTS RESERVED

でもクライマックスでの展開は「おぉ~、そう来たか!」と思わせてくれる内容であり、人類に残された道が明らかになるラストもよく考えられていて結構好きだった。

フランスのコミックを原作で、監督を韓国人が務め、アメリカが絡む事でB級なハリウッド映画に仕上がっている。キャストも国際色に溢れてるし(なぜか寿司職人も登場する)色んな意味で国際的な作品になっていたのでそこは楽しめる。


2013年11月9日土曜日

キャリー (Carrie)





鑑賞日:November 9th, 2013
個人的評価:59点

参考情報

1976年にブライアン・デ・パルマ監督の実写版もヒットした、人気ホラー作家スティーヴン・キングの代表作を再映画化。念動力の持ち主であるいじめられっ子の少女が、抑圧されていた怒りや苦しみを爆発させたことから起きる恐怖と悲劇を描く。『キック・アス』のクロエ・グレース・モレッツが、悲壮な運命をたどるヒロインを熱演。監督は、『ボーイズ・ドント・クライ』のキンバリー・ピアース。念動力がさく裂してプロムが地獄と化す悲惨なクライマックスには、ただただ圧倒される。


ストーリー

狂信的クリスチャンの母親から厳しい教育を受け、学校では周囲から疎外されている女子高生キャリー(クロエ・グレース・モレッツ)。彼女は、激しい興奮状態に陥るとある能力を使うことができるテレキネシスだった。それを誰にも打ち明けることなく、キャリーはつらく寂しい日々を送っていた。そんな中、ひょんなことから彼女は女生徒たちの憧れの的であるトミーとプロムパーティーに参加することに。喜びに浸るキャリーだが、その裏では彼女への残酷ないたずらが計画されていた。

感想

「なんでこの作品のために来日までしてプロモーション活動を行ったのだろう」とつい考えてしまうほどのB級映画でした。

人気ホラー作家スティーヴン・キングの代表作であり、今回の映画も過去に実写化したモノのリメイクだと聞いていたが、期待に反してストーリーもホラー感も中途半端だった。

ただ、高校生役のクロエ・グレース・モレッツが見れるし、何よりプロムの準備にドキドキするアメリカの青春シーンが描かれているのでクロエ好きにはたまらないのではないだろうか。

個人的にはプロムが地獄化するというシーンがアメリカ人にとって非常に強烈な印象を残したので小説もヒットしたのではないかと勝手に思っている。

あと、残念ながら犬は一切登場しません。


2012年3月31日土曜日

ドライヴ (Drive)




鑑賞日:March 31st, 2012
個人的評価: 85点

参考情報

スタントマンと逃がし屋の二つの顔を持つドライバーの姿をクールに描き、欧米の評論家の称賛を浴びたクライム・サスペンス。昼と夜では別の世界に生きる孤独な男が、ある女性への愛のために危険な抗争へと突き進んでいく。メガホンを取ったデンマーク人監督ニコラス・ウィンディング・レフンは、本作で第64回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞。『ブルーバレンタイン』のライアン・ゴズリングと、『17歳の肖像』のキャリー・マリガンの演技派が出演。緊迫感あふれるバイオレンスとフィルム・ノワールのような雰囲気、ジェットコースターのような展開から目が離せない。

ストーリー

天才的なドライブテクを武器に、昼は映画のカースタント、夜は強盗逃し専門の運転手をしているドライバー(ライアン・ゴズリング)。ドライバーはアイリーン(キャリー・マリガン)にひそかに思いを寄せていたが、彼女には服役中の夫スタンダード(オスカー・アイザック)がいた。ある日、服役から戻ってきたスタンダードがガレージで血まみれで倒れている姿をドライバーが目撃し…

感想


低予算のサスペンスアクションでありながら、カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した本作品だが、低予算ならではの工夫が多々あり、楽しめた。
カーチェイスと言えばド派手なアクションシーンを誰もが予想するが、本作品の冒頭では運転をしながら警察による無線でのやり取りをキャッチし、知り尽くした裏道などを上手く使い分け上空から追跡しているヘリでさえも車を見失ってしまうような逃走劇が描かれていた。確かに準備万全で犯罪を起こす人は派手なカーチェイスになる事を避けると思うので、このシーンはなんだか奇妙にリアルだった。
また、「5分間車の中で待つ。その5分間に何が起きようと必ず待ってる。だが5分を過ぎたら面倒は見ない」という決め台詞があるのだが、この5分間を待ってる間が本当にドキドキする。特に何も起きていないシーンなのに時計の音や、強盗が出てくるのを待つ主人公の表情などを見ているだけでハラハラさせられた。
また主人公が今までどのような人生を歩んできたのかが全く描かれてなく、非常に気になるがその謎も彼の魅力の一つなのだろう。

ただ、残念な事にカーアクションは実はそんなになく、ドライブテクニックも「ドライヴ」というタイトルをつけるほど凄くはなかったと思う。この映画の評価が高いのは低予算にしては良く出来ているという部分なのかもしれない。
ちなみにR15なのでけっこうグロイシーンもあるので見る人は気を付けて。



2011年6月10日金曜日

赤ずきん (Red Riding Hood)




鑑賞日:June 10th, 2011
個人的評価: 56点

参考情報

グリム童話の中でも有名なヒロイン「赤ずきん」の成長した姿を描いたファンタジー・サスペンス。危険な恋に落ちるヒロインと満月の夜の残虐な殺人事件をダークなタッチでつづっていく。監督は、『トワイライト~初恋~』のキャサリン・ハードウィック。『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドが大人になった赤ずきんを演じる。赤ずきんをめぐって三角関係を繰り広げる若手俳優、マックス・アイアンズとシャイロー・フェルナンデスにも注目だ。

ストーリー

赤ずきんことヴァレリー(アマンダ・セイフライド)は木こりのピーター(シャイロー・フェルナンデス)と愛し合っていたが、ヘンリー(マックス・アイアンズ)との婚約を親が勝手に決めてしまう。ある満月の夜、ヴァレリーの姉が何者かに惨殺され、魔物ハンターのソロモン神父(ゲイリー・オールドマン)は人オオカミのしわざだと宣告するが…

感想


グリム童話の中でも有名なヒロイン「赤ずきん」の成長した姿を描いたファンタジー・サスペンス。危険な恋に落ちるヒロインと満月の夜の残虐な殺人事件がダークなタッチ描かれていた。
正直この映画では何が言いたいのかが全く分からなかったが作品情報を見ていたら何となく分かってしまった。

そう、監督は『トワイライト~初恋~』のキャサリン・ハードウィックなのだ…
赤ずきんヴァレリーをめぐって三角関係を繰り広げる金持ちイケメンと金持ちではないがヴァレリーの幼なじみであり恋人でもあるワイルドなイケメンピーター。
つまりトワイライトがヒットした要素をそのまま別の作品に持ってきたんだね~。
そして恐らく監督が描きたかったのは「ウルフが勝つ」という展開だろう (トワイライトでは今の所ウルフ役のジェイコブが負け気味なので)。

しかもピーター役には本家トワイライトでロバート役のオーディションで最終候補の4名まで残ったシャイロー・フェルナンデス。
ちなみにピーターは顔がトワイライトのエドワードにそっくりだが、体つきや立ち振る舞いはジェイコブに似てた。つまりエドワードとジェイコブを足して2で割った感じでした。

まぁ、この分析が合ってるかは分からないけど、とりあえず何もテーマが感じられなかったし、さほど面白くなかったです。
本家赤ずきんと繋がっている部分はオオカミが出る事ぐらいで、実際の赤ずきんは全く必要ないアイテムでした。