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2014年1月18日土曜日

エンダーのゲーム (Ender's Game)





鑑賞日:January 18th, 2014
個人的評価:78点

参考情報

1985年に出版された、オースン・スコット・カードによるSF小説の名作を実写化。昆虫型生命体と人類の戦争を終息させる能力と宿命を背負った少年の成長と苦悩が描かれる。監督は、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』などのギャヴィン・フッド。『ヒューゴの不思議な発明』で注目を浴びたエイサ・バターフィールドが主人公のエンダーを好演、名優ハリソン・フォードベン・キングズレーなどの実力派が脇を固める。宇宙船の艦隊が銀河を行く戦闘シーンなどのVFXビジュアルも必見。

(C) 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

ストーリー

強大な軍事力を持つ昆虫型生命体、フォーミックとの宇宙戦争を続けている人類。その第2次侵攻に備えるべく、世界中から優れた少年兵士たちが防衛軍ベースキャンプのバトルスクールへと集められ、宇宙で戦う技術と知識をたたき込まれていた。そんな中、戦いを終わらせる特殊な能力を秘めているとして少年エンダー(エイサ・バターフィールド)もベースキャンプに送られる。生命を持つ者同士が戦争で殺し合うことに強い疑問を抱きながらも戦士の才覚を発揮し、少年戦士の指揮官となるエンダーだった。

感想

子供が主役の映画はそんなに好まないのだが、SFは好きなのでつい観てしまった。
でもエイサ・バターフィールドの演技はさすがで期待以上。

時は2070年。50年前に一度侵略を迫られたエイリアンの次なる襲来に備え、人類は強力な武器と戦艦を発明し、後は戦闘時の指揮官を選ぶだけ。
ほぼ全てがデジタル化した世界での戦争はまるでリアルなパソコンゲーム。

未知なる敵との交戦にはスピードやテクニックはもちろんだが、それ以外にも常識にとらわれない考えや大胆な行動力が求められる。

そこで人類が出した答えは若い少年少女の中から天才を選びぬき、その中から最高のエリートを指揮官とすること。

その大本命と期待される主人公エンダーがメキメキと指揮官としての頭角をあらわす様は見ていて気持ちが良い。

あと、トレーニングが進むにつれ、ついてくる仲間が増えていく展開からはリーダーシップの本質が見え隠れする。

結果だけ出せば良いのか、それともその過程までを含めて完璧にこなすべきなのか。
「ついていきたい」、「この人に任せたい」と思う時、人は人をどのような心境で評価するのかに注目すると非常に楽しめる。

また、戦争の戦い方や勝ち方についても深いテーマが隠されていた。
人は人類の事だけを第一に考えるべきなのか。
なぜ戦わなくてはならないのか。

民間企業がロケット開発を行い、一般人がお金を払えば宇宙旅行に行けるようになる時代が近づいてきている今、宇宙はより身近な存在となってきている。
だからこそ人類として考えなくてはならない事があるという事が本作品のテーマとなっていると感じた。

宇宙好きの人には是非観てほしい作品です。

ちなみにほとんどのシーンが宇宙が舞台となっているので犬は全然出てきませんでした…


2014年1月12日日曜日

大脱出 (Escape Plan)





鑑賞日:January 12th, 2014
個人的評価:80点

参考情報

シルヴェスター・スタローンアーノルド・シュワルツェネッガーの二大アクション俳優が共演し、洋上にあるタンカー型監獄からの脱獄を描いたサスペンスアクション。すご腕のセキュリティーコンサルタントであり、自らが設計した巨大監獄からの脱出を企てる男をスタローンが、彼の前に立ちはだかる囚人のボスをシュワルツェネッガーが演じる。メガホンを取るのは、『シャンハイ』などのミカエル・ハフストローム。敵か味方か明かされていない二人の関係の真相や、年齢を感じさせない怒とうのアクションが見どころ。

Motion Picture Artwork (C) 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

ストーリー

陸から離れた海上に存在する、通称墓場と呼ばれるタンカー監獄。ある日、その監獄に、世界でもトップレベルののセキュリティーコンサルタントのブレスリン(シルヴェスター・スタローン)が身に覚えのない罪で投獄される。ブレスリンは、自らが設計に携わったこの監獄から脱出することを決意。しかし、囚人たちのボス、ロットマイヤー(アーノルド・シュワルツェネッガー)がブレスリンの前に立ちはだかり…

感想

シルヴェスター×シュワルツェネッガーという最強のタッグが史上最高のセキュリティを誇る監獄からの大脱出を目指すアクションムービー。

顔の見えない看守、最新のセキュリティシステム、世界のどこかにある海上で浮いている監獄、そして脱獄のプロという素性がバレているという圧倒的不利な展開。
これらの壁を全てぶち壊す最強タッグのコンビネーションは見逃せない。

主人公2人は見た目はさすがに老けてきたがアクションは健在。
監獄内での暴動シーンではまるで「ランボー」や「ターミネーター」が船内で暴れているように見えてしまい、何だか贅沢なシーンに仕上がっていた。

またアクション以外にも「プリズン・ブレイク」顔負けの脱出プランが描かれており、大脱出劇が成功するかどうかヒヤヒヤする展開が多数用意されているので最後まで気が抜けない。

信念一発目の作品には相応しいアクション映画でした。
あと、カーティス・"50セント"・ジャクソンも意外な役で登場しているのでそこにも注目。

ちなみに舞台が船の上という事もあってたワンちゃんは一切登場しません…