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2011年8月18日木曜日

LIFE IN A DAY 地球上のある一日の物語 (LIFE IN A DAY)




鑑賞日:August 18th, 2011
個人的評価:95点

参考情報


それぞれの一日をテーマに撮影された動画を世界中から集め、その中から興味深い映像を編集して1本にしたドキュメンタリー。日本やアメリカ、ペルーやアフガニスタンなどから集められた332組342人の動画では、結婚や出産をはじめ子どもとの触れ合いなどさまざまな物語が展開する。メインの監督を、『消されたヘッドライン』のケヴィン・マクドナルドが務め、リドリー、トニー・スコット兄弟が製作総指揮を担当した秀作に見ほれる。


ストーリー


2010年7月24日の真夜中から翌日の0時までの間の一日に起きた、300を超えるエピソードを収録。妻を亡くし、東京で息子と2人で暮らす男、アメリカでガンが再発した妻と幼い息子にカメラを向ける父親、ペルーで靴磨きをする少年など、さまざまなシーンが登場する。時折かばんの中身や好きなものなどについての質問も投げかけられ…


感想


別のブログで紹介したのですが、それをコピペしますね。

今月はハワイに行ってきたんだが、レンタカーを借りて結構島の奥地までドライブした。
何も無い田舎にポツンと建っている一軒家の庭を整備しているおじいさんを見て自分は「きっと毎日この作業をもう何年も続けてきたんだろうなぁ。世界にはいろんな人がいるなぁ」っと勝手に考えた。
当たり前の事なんだが、世界には色んな人がいて、色んな生活がある。みんなそんな事は知っているが実際に異国へ行き、見た事のない街で見た事のない人達の何気ない日常を見ると、ほんの少しだが感動してしまう時ってありませんかね?
僕は結構あるんですよ。

そこで本題だが、今日映画館で『Life in a Day』という映画を見た。
非常に面白かったし、ブログを全く更新していなかったので、感想を書き留めておく事にした。

『世界中の人々が同じ日に撮影した映像を集めてドキュメンタリー映画を制作するという、世界初、地球規模の歴史的な試みです。7 月 24 日の 24 時間の中で、あなたの日常の一コマを垣間見ることのできる映像を撮影してください。』

YouTubeがユーザ全員にこんな呼びかけをしたのがこの映画の始まりだ。

そう、これはそれぞれの一日をテーマに撮影された動画を世界中から集め、その中から興味深い映像を編集して1本にしたドキュメンタリー。
監督を、『消されたヘッドライン』のケヴィン・マクドナルドが務め、リドリー、トニー・スコット兄弟が製作総指揮を担当した秀作だ。

どこかの公園で酔っ払いが幸せそうに飲んでいる頃に0時を回り、7月24日に日付が変わるシーンから映画が始まる。するとすぐに朝が訪れ世界中が目覚める。
そしてその同じ日にあらゆる国々で起きている出来事が次々に紹介されていく。

高級そうなキッチンで美味しそうな目玉焼きとベーコンを焼いて豪華なブレックファーストを食べるアメリカ人や、パッと見何か分からない様な朝食を美味しそうに食べるアフリカの子ども達。
スカイプを利用して地球上の反対側にいる恋人とバーチャルデートを楽しむ女性や自分がゲイだという事を祖母に打ち明けて泣きそうになっている男性。

結婚をするカップルもいれば分かれるカップルもいる。プロポーズに成功した男性もいれば、振られてしまった男性もいる。

まさにこの瞬間にもあなたと全く同じ事をしている人がこの世界にはおそらく何人もいる。

映画にはキリンの赤ちゃんが生まれる生誕シーンもあれば、人の手によってに死にゆく動物達も表現されていた。人生は素敵な事ばかりではない。そういう現実もちゃんと含まれていた。

しかし世界中の日常が動画に収められる世の中になった事は本当に大きな進化だし、それがYouTubeにアップされて世界中に公開される時代になった事を考えるとなんかワクワクしてくる。
まだPCが普及していない国も世界にはあるがいずれそういう人たちにも世界を知るチャンスが訪れるだろうし、あらゆる機会が与えられる事だろう。
そうなったら、裕福な国からは決して生まれる事のないアイディアやイノベーションがバンバン出てくるに違いないと自分は勝手に信じている。

そんな世界の可能性。人生の素晴らしさ。人類の偉大さを感じる事が出来る素敵な映画でした。

世界は広い。
世界って美しい。

Life is beautiful.
Another day awaits tomorrow.
How’s your day?


「LIFE IN A DAY 地球上のある一日の物語」公式ウェブサイトはこちら

『LIFE IN A DAY 地球上のある一日の物語』ポスター

2011年8月14日日曜日

ツリー・オブ・ライフ (The Tree of Life)




鑑賞日:August 14th, 2011
個人的評価:72点

参考情報

『シン・レッド・ライン』テレンス・マリック監督が、ブラッド・ピットとショーン・ペンというハリウッドの2大スターを迎えた壮大な家族物語。1950年代のテキサスを舞台に、ある一家の40年にわたる日々を描きながら、人生の根源的な意味を問い掛ける。本作で製作も務めるブラッド・ピットが厳格な父親を熱演し、その成人した息子をショーン・ペンが好演する。何げない日常の風景を鮮烈に映し出すマリック監督の映像美に酔う。

ストーリー

1950年代、オブライエン夫妻は3人の息子にも恵まれ、テキサスの小さな町で満ち足りた生活を送っていた。一家の大黒柱の父親(ブラッド・ピット)は西部男らしく子どもたちに厳しく接し、逆に母親(ジェシカ・チャステイン)がすべての愛情を彼らに注ぎ込んでいた。一見幸福そうに見える家族の中で、長男ジャックは孤独を感じ…

感想


第64回カンヌ国際映画祭で、最高賞「パルムドール」を受賞した作品という事で期待して観てみた。
生命の連鎖、人間と神の問題までも盛り込んだ複雑な構成だけでなく、過去と未来、そして現実とイマジネーションの世界を行き来するスタイルの作品だったので、話についていくだけでも非常に難かしい作品だったと思う。
確かに映像構成や選曲のセンス、深いテーマの描き方などは良く考えられていたが、この良さを理解できるのは映画評論家や映画監督などの映画と深く関わってきた人たちであろうと強く感じた。
一般の人々には複雑な作品だと思うし、今週だけで劇場で4作品も見た自称映画通の自分でさえも良く分からない部分が多かった。

力こそすべてと信じる厳格な父と、純粋すぎるほどの愛に満ちた母の間で育った少年が事業家として成功した事は人生として成功だったのか…または少年時代に父親と楽しい思い出をあまり作る事が出来なかったという事で悪い人生になるのか…
そんな疑問を抱きながら少年時代を思い出す長男の表情がどこかせつなく見えた気がし、それが監督の伝えたかったメッセージだったのではないかと感じた。

ちなみに周りをふと見たら寝ている人が多かったので、デートなどにはお薦めしません。そして結構な映画通と一緒に見た方が良いでしょう。


「ツリー・オブ・ライフ」公式ウェブサイトはこちら

『ツリー・オブ・ライフ』ポスター

2011年8月12日金曜日

ラブ・アゲイン (Crazy Stupid Love)




鑑賞日:August 12th, 2011
個人的評価:97点

参考情報


幸せな人生を謳歌してきた中年男が、愛妻から何の前触れもなく離婚の話をされたことから巻き起こる騒動を描くラブ・コメディー。監督は、『フィリップ、きみを愛してる!』のグレン・フィカーラとジョン・レクアが再びタッグを組み、脚本を『塔の上のラプンツェル』のダン・フォーゲルマンが手掛ける。『40歳の童貞男』などハリウッドきってのコメディー俳優スティーヴ・カレルを主演に、ライアン・ゴズリング、ジュリアン・ムーアらが共演。愛の本質を突いた、おかしくもほろ苦いストーリーが共感を誘う。


ストーリー


仕事も家庭も順調で文句なしの生活を過ごしてきた40代のキャル(スティーヴ・カレル)は、愛妻エミリー(ジュリアン・ムーア)が浮気をし、離婚したいと打ち明けられたことで人生が一変。さえない日々を一人で過ごしていた彼はある夜、バーで遊び人のジェイコブ(ライアン・ゴズリング)と知り合う。妻を忘れられないキャルに新たな人生を歩ませようと、ジェイコブは女性を紹介したり、ファッションの磨き方などさまざま助言を与えるが…




感想


予告編を見たときは「おっ、HUGO BOSSで買い物するシーンがあるのか。ストーリーも無難そうだし見てみるかな」と感じた程度でいつも通りの普通に面白い映画という期待を持った上で鑑賞した。ところがどっこい。作品のクオリティーは非常に高く、今年見た映画ではトップ3に入る程よかったです。
中年の夫婦愛、未成年の愛、家族愛など様々な「Love」がテーマとして上手〜く盛り込まれており、笑いあり、感動ありの素敵な作品でした。
作品内で表現されてた大人の付き合いや子供の付き合いを見ていると「人と付き合うって何だろう?どうする事だっけ?」など答えの無い問いについて考えさせられるが、何よりも人間関係の複雑さ、人間の奥深さを改めて感じさせてくれる内容でした。
人間って何歳になっても成長できるし、成長するべきだなぁと思っちゃいますね。

日本では公開されるか分からないし、されるとしてもまだまだ先だと思うのでこれ以上書きませんが、とりあえず自分が非常に好きなタイプの映画だったし非常に面白かったです。
ちなみにハワイで見ました。日本で公開される際にはこの作品内容にぴったりのタイトルを変えないでほしいとただ願うばかりっす。

「ラブ・アゲイン」公式ウェブサイトはこちら

『ラブ・アゲイン』ポスター

2011年8月11日木曜日

キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー (Captain America)




鑑賞日:August 11th, 2011
個人的評価:35点

参考情報

『ウルフマン』のジョー・ジョンストンが監督を務め、伝説のアメコミヒーローを実写化したアクション大作。軍の秘密実験で超人兵器となった「キャプテン・アメリカ」が、祖国のために敵に立ち向かっていくさまを描き切る。スーパーヒーローを演じるのは、『PUSH 光と闇の能力者』のクリス・エヴァンス。軍の上官役に、『ハリソン・フォード 逃亡者』などの名優トミー・リー・ジョーンズがあたる。宿敵のレッド・スカルとの壮絶なバトルが観る者を引き付ける。

ストーリー

第2次世界大戦中の1942年、スティーブ(クリス・エヴァンス)は、各地に進攻するドイツのヒドラ党と戦うことを望んでいた。もともと病弱な彼は入隊を何度も却下されていたが、ある日、軍が秘密裏に行う「スーパーソルジャー計画」という実験に参加することになる。その実験の被験者第1号に選ばれた彼は、強じんな肉体を持つ「キャプテン・アメリカ」へと変ぼうを遂げる。

感想


予告編に騙された…
全然カッコよくなかったし、敵(ドイツ軍)も味方(アメリカ軍)も頭が悪すぎる…
ストーリー展開も無理矢理だったし、スカッとするアクションシーンがあまりないMARVEL系映画は初めてな気がする…
IRONMANクオリティーを期待して見た自分が間違ってました。
ちなみにこれもハワイで見たんだが、エンドロールの後についつい「おっ!」と声を出してしまうスペシャル映像があったので、日本で見る方も是非最後まで見て下さい。


「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」公式ウェブサイトはこちら

『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』ポスター

2011年8月10日水曜日

モンスター上司 (Horrible Bosses)




鑑賞日:August 10th, 2011
個人的評価:74点

参考情報

耐えがたい上司と顔を突き合わせて仕事をする3人の男たちが怪しげな元詐欺師のアドバイスを受け、“上司排除計画”を考案する過激なコメディー。『ヤバい経済学』などのセス・ゴードンが監督を務め、モンスター上司をハメようとした男たちが墓穴を掘る哀れな姿を描出。上司役のジェニファー・アニストン、コリン・ファレル、ケヴィン・スペイシー、元詐欺師役のジェイミー・フォックスら演技派たちの芸達者な怪演も見もの。

ストーリー

毎日のようにウンザリする仕事をしているニック、カート、デイルの3人は、それぞれのどうにも耐えられない上司を葬り去れば、少しはマシになると考えるようになる。彼らは怪しい雰囲気の酒好きな元詐欺師のアドバイスを受け、絶対に成功する“上司排除計画”を遂行するが、最高の計画だったはずなのに穴だらけで…

感想

ポストハングオーバーと呼ばれている作品だがハングオーバーと同じ面白さがあったのでこういうのが好きな方は是非見た方が良いでしょう。

ボスを殺そうとするおバカな主人公たちは日本ではあまり知名度の無いコメディ俳優たちだが、結構笑わせてもらった。ただクスクスっと笑わせてもらえる程度のジョークばかりで大声で笑えるものはやはりなかった。それでも5分に一回は手を叩きながらガハガハと笑うおじさんが非常にうるさかった。アメリカでコメディ映画を見る時は気を付けないとね。

ボス役に3人には大物が起用されており、とくにセクハラ上司であるジェニファー・アニストンはそのセクシーさを存分に表現していた。
正直ストーリはそんなによく作りこまれていなかったが(コメディーだからしょうがないか…)最後は結構スカッとする展開なのは好きでした。
何も考えずに見る映画としてはお薦めです。


「モンスター上司」公式ウェブサイトはこちら
『モンスター上司』ポスター