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2010年9月30日木曜日

ラスベガスをぶっつぶせ(21)




鑑賞日:September 30th, 2010
個人的評価: 95点

参考情報


マサチューセッツ工科大学の数学の天才学生たちが、ラスベガスのカジノで荒稼ぎしたという実話を基にした大ベストセラーを映画化。オスカー俳優ケヴィン・スペイシーが製作と出演を務め、監督は『キューティ・ブロンド』のロバート・ルケティックがあたる。全米期待の若手注目株ジム・スタージェスが主演を務め、共演には『スーパーマン リターンズ』のケイト・ボスワース、『マトリックス』シリーズのローレンス・フィッシュバーンらが名を連ねる。

ストーリー


マサチューセッツ工科大学の学生ベン(ジム・スタージェス)はある日、並外れた数学的資質を教授(ケヴィン・スペイシー)に見込まれ、ブラックジャックの必勝法を編み出した天才学生チームに誘われる。チームに参加した彼は仲間たちと日夜トレーニングを重ね、卓越した頭脳とチームワークを駆使してラスベガス攻略に挑む。


感想


マサチューセッツ工科大学の数学の天才学生たちが、ラスベガスのカジノで荒稼ぎしたという実話を基にした大ベストセラーが映画化されたもの。
全米期待の若手注目株ジム・スタージェスが主演を務め、共演には『スーパーマン リターンズ』でヒロインを務めたケイト・ボスワース。
この二人の演技が非常に良い。そして何よりケイト・ボスワースが美人過ぎて役にハマってた。

「10」以上のカードだと「-1」。
「4」以下のカードは「+1」。
カードがテーブル上に出される度にこの計算を頭の中で「カウント」する。
このカウントが15以上になったら「10」以上のカードがあまり出なくなる「ホット」な状態が何分か続く。
この「ホット」な状態であるテーブルを見分けて、その時間帯に稼げるだけ稼ぎ、テーブルが冷めてきたら、また次の「ホット」なテーブルが出るまで待つ。
簡単に説明するとこれが彼らの必勝法だ。

この「カウンティング」と呼ばれる手法はカジノでは禁止されている行為であり、バレればタダじゃすまない。
でもこのそのスリルに惹かれると同時に、見返りである巨額のマネーに目が眩んだMITの天才児たちは一体どのような行動に出るのか。

この映画を見るのは2度目だが、スリリングなシーンが見事に描かれており、ついドキドキしてしまうシーンが多々あった。

将来が約束されているほど頭の良いMITの生徒が長年の親友を裏切ってまで「欲を追いかけてしまう」その気持ちは多かれ少なかれ誰もが感じた事がある感情なのかもしれない。
150万円という金額が一晩で手に入るが、その分リスクがある。だが、頭をフル回転させてその時の言動を上手くコントロールできれば成功する可能性が高い。
そんな日が毎日続いたら、周りよりも頭が良いと言われてきた人は自分の欲を抑え込む事ができるのか。
出演者の気持ちを考えながらこの映画に入り込むのも一つの楽しみ方だと思う。

何はともあれこの映画はお薦めです。
まだ見てない方は是非どうぞ。

そしてまたマカオのカジノ行きたくなってしまった(笑)
そして40歳までにラスベガスでブラックジャックをする!



2010年9月25日土曜日

ナイト&デイ(Knight and Day)




鑑賞日:September 25th, 2010
個人的評価: 25点

参考情報

いい男との出会いを夢見る平凡な女性がミステリアスな男と偶然の出会いを果たすも、その男がスパイだったために大騒動に巻き込まれるというラブストーリーをベースにしたアクション。『バニラ・スカイ』で共演したトム・クルーズとキャメロン・ディアスが再び顔を合わせ、命懸けのアドベンチャーに挑むハメになる男女をコミカルに演じる。監督は、『ニューヨークの恋人』のジェームズ・マンゴールド。アイルランドやスペインなどを舞台に繰り広げられる大迫力のアクションが見ものだ。

ストーリー

ジューン(キャメロン・ディアス)はある日、えたいの知れない男(トム・クルーズ)と思いがけない出会いを果たすが、その男はジューンが夢に見た理想の男性どころか、重要任務を負ったスパイだった。予想外の裏切りや暗殺者による執拗(しつよう)な攻撃が日増しに強くなる中、ジューンは男に対して疑念を抱き始める。

感想



この作品を見た直後にtwitterでもtweet したが、100点満点だとしたら25点が良いとこだろう。
トム・クルーズとキャメロン・ディアスというビッグスターの競演というところまでは良かったが、ストーリー展開が雑だったし、大したメッセージも何もなかったように思えた。

「トム・クルーズが撮りたかっただけなのでは?」とすぐに思った。

全く面白くないストーリーなのに、オーストリアやスペインなど、「無駄に」様々な国で撮影をしているし、大掛かりなアクションも含まれていた事から製作費も相当高いと思う。

久々に劇場での映画鑑賞だっただけに非常に残念だった。

もちろんお勧めはしません。




2010年9月17日金曜日

食べて、祈って、恋をして(Eat Pray Love)




鑑賞日:September 17th, 2010
個人的評価: 82点

参考情報

世界中の女性から絶大な支持を受けるエリザベス・ギルバートの自伝的ベストセラー小説を、ジュリア・ロバーツを主演に迎えて映画化した人間ドラマ。ジャーナリストとして活躍するヒロインが離婚と失恋を経て、自らを立て直すために出た旅の日々を描く。ヒロインの人生を変える男性に『ノーカントリー』のハビエル・バルデムがふんするほか、『スパイダーマン』シリーズのジェームズ・フランコらが共演。イタリアやインド、バリ島でロケを行った美しい風景も見どころだ。

ストーリー

ニューヨークでジャーナリストとして活躍するエリザベス(ジュリア・ロバーツ)は、離婚と失恋を経た後、すべてを捨てて自らを探す旅に出る。イタリアでは食の快楽を追求し、インドのアシュラムでは精神力を高めるべくヨガと瞑想(めいそう)に励む。そして、最後に訪れたインドネシアのバリ島では、彼女の人生を大きく変える出会いが待っていた。

感想


非常に面白かった。

イタリアでは「食べて」、インドでは「祈って」、3ヶ国全てで「LOVE」を体験する女性の一人旅が見事に表現されていた。

世界を知り、あらゆる人々と出会う事が「本当の自分」を知る手がかりとなる。そんなメッセージを感じさせる内容だった。

「自分も人生のどこかで、これぐらい自由な旅をいつかする!」という気持ちが芽生えるし、そういう目標があるだけで毎日がまた楽しくなると改めて感じた。

迷ってる時、ストレスを感じている時、何をして良いか分からない時などにこの映画を見る事をお薦めしたい。

逆に仕事が上手くいってる時等に見ると、全く入り込めないと思いますよ!



2010年9月10日金曜日

BECK




鑑賞日:September 10th, 2010
個人的評価: 87点

参考情報


バンドマン、フェス好きに観ておいてほしい映画『BECK』のご紹介!

1500万部発行の人気ハロルド作石の漫画『BECK』を原作とした青春映画。原作1巻から10巻までの内容を元に映像化。監督は『20世紀少年』や『TRICK』の堤幸彦、主演は『ドロップ』の水嶋ヒロ、『ROOKIES』の佐藤健や桐谷健太ら映画やドラマで高く注目されている俳優を起用。

ストーリー


平凡な毎日を送っていたごく普通の高校生・コユキ。ふとした偶然から、ニューヨーク帰りの帰国子女で天才ギタリスト竜介と出会い、音楽の魅力にのめりこんでいく。
竜介の下、最高の音楽を目指して結成されたバンド・BECK。
だが、皆が胸に抱いていた夢、日本最大のロックフェス出演が実現しかけた矢先、竜介は、愛用のギター・ルシールと共に突如失踪してしまう。
さらに、敏腕の音楽プロデューサーによる妨害で、バンドの存続にかかわる大きな危機が訪れる。
BECKの運命は…


感想


『月刊少年マガジン』の大人気漫画で、累計発行部数1500万部の大ヒットコミックスの「BECK」。
ハロルド作石が手掛けたこの作品は第26回講談社漫画賞少年部門を受賞している。

さてここから自分の感想だが、マンガを実写化した映画としてはかなり良かった!
監督をはじめ、この作品作りに関わっている人々の多くが「BECK」というマンガのファンに違いない。
まずコユキの歌が聞こえないのは良い。マンガでもそうだが、コユキの歌の上手さは見ている人の想像力に任せる所がこの作品の良い所だ。
正直リュウスケやマホの英語での演技は微妙だったが、帰国子女という事もあり、発音が良かったからまだ許せる。
カンニング竹山が演じた齊藤さんは見かけだけを考えるとそっくり。個人的にはもっと水泳の齊藤さんとか桃子先生と齊藤さん等のエピソードが欲しかった。

「BECK」というバンドの英語名であるMongolian Chop Squad(モンゴリアン・チョップ・スクワッド)等がでてこなかったのは残念だが尺を考えるとしょうがないだろう。

サクがイケメンすぎるし、弘美がブリッコすぎるなど突っ込みどこは多々あったが、全体的には非常に良かったし、なにより面白かった。

ただ犬好きとしては一つ言わせて欲しい。
ベックが最終的に帰ってこないのはダメでしょ…
あれじゃあまるでリュウスケがそんなにベックを好きじゃないみたいになってた。
マンガみたいに何故この作品名が「BECK」となっているのかが分かるようなシーンをもっと入れてほしかったなぁ。

でも満足でした。そしてまたマンガを一気読みしたくなった!