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2011年4月22日金曜日

抱きたいカンケイ (No Strings Attached)




鑑賞日:April 22nd, 2011
個人的評価: 88点

参考情報

『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンが主演、製作総指揮を務めたラブストーリー。自由なセックスフレンドの関係から始まる男女の恋の行方を描く。監督は『Gガール 破壊的な彼女』のアイヴァン・ライトマン。ヒロインとセックスのみの関係で結ばれる男友達を『ベガスの恋に勝つルール』のアシュトン・カッチャーが演じる。刺激的かつ予測不能なストーリーの行方に注目だ。

ストーリー

週80時間も働いていて、恋をしている余裕もない医師のエマ(ナタリー・ポートマン)。ある日、その場の勢いで男友達のアダム(アシュトン・カッチャー)と一線を越えたエマは、その気になったアダムにセックスだけの関係を持ちかける。ハードな仕事の合間を縫い、抱きたいときだけアダムをメールで呼び出すエマだったが…

感想

とにかくナタリー・ポートマンの美しさや可愛さが目立った作品だった。
それだけでも見る価値があると思う。29歳とはとても思えない程、大人な演技をする時もあれば、若さを上手く表現していた20代らしい演技も多々あった。

『Gガール 破壊的な彼女』のアイヴァン・ライトマンが監督を務めた事もあり、コメディー風な作りになっていたが笑えるシーンが結構あって非常に好きだった。

セックスフレンドという関係が本当に続けられるものなのか?
そういう関係は本当にあるべきなのか?
浅いようで中々深いメッセージが含まれている気もした。

この映画を見てまたナタリー・ポートマンが出ている作品を見直してみたくなったが、とにかくまだ日本では公開されてない『ブラック・スワン』を見るのが楽しみだ。



2011年4月7日木曜日

ブラックスワン (Black Swan)




鑑賞日:April 7th, 2011
個人的評価: 96点

参考情報


『レスラー』のダーレン・アロノフスキー監督と、『スター・ウォーズ』シリーズのナタリー・ポートマンがタッグを組んだ心理スリラー。内気なバレリーナが大役に抜てきされたプレッシャーから少しずつ心のバランスを崩していく様子を描く。芸術監督を演じるのは、フランスを代表する俳優ヴァンサン・カッセル。主人公のライバルを、『マックス・ペイン』のミラ・クニスが熱演する。プロ顔負けのダンスシーン同様、緻密(ちみつ)な心理描写に驚嘆する。


ストーリー


ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するバレリーナ、ニナ(ナタリー・ポートマン)は、踊りは完ぺきで優等生のような女性。芸術監督のトーマス(ヴァンサン・カッセル)は、花形のベス(ウィノナ・ライダー)を降板させ、新しい振り付けで新シーズンの「白鳥の湖」公演を行うことを決定する。そしてニナが次のプリマ・バレリーナに抜てきされるが、気品あふれる白鳥は心配ないものの、狡猾(こうかつ)で官能的な黒鳥を演じることに不安があり…


感想


どの部分が現実の世界で、どの部分が幻想の部分だったのかが分からないような作りになっていたが、主人公の視点からの風景を表現していたため、気持ちが不安定になる理由も納得できるようになっていた。
ダンスのシーンではたまにカメラがグルグル回り、気持ち悪くなってしまうかもしれないが、恐らくあれはナタリー・ポートマンのダンス力などを隠す手法なのかもしれない。
ちなみに全体を通して音が非常に生々しくて、皮や爪がはがれる音や、足首がグキっと鳴る音がリアル以上に表現されていて、痛々しさが伝わる、バレーのハードな一面も表現されていた。

初デートなどにはふさわしくない程暗いし、ちょっとエロいし、何よりも結構深くて複雑な内容なので気を付けてね。

ちなみに女性に人気の映画だと言われてますが、映画通にとっては最高に面白い作品だと思うので見て間違いなしですな!


【ネタバレ注意】

ここからは自分の中で非常に印象に残った部分を書きたい。
その部分はネタバレにもつながってしまうので、まだ映画を見てない人はここから先は読まないようにね。

印象に残ってるシーンは:
  • 飛び込む前に母親と目が合い、泣きそうになる所
  • Black Swanに変貌していきながらダンスをする所
  • 刺したのは自分自身だと気づいて泣いていたが、表情が一瞬にして笑顔に変わっていった所(壁を乗り越えて自信を手に入れた瞬間)
  • 「Perfect...」と言うラスト

これらの部分が非常に好きだったし、見た人なら分かると思うが全てラストのシーンだ。要するにラストが非常に面白い!ということです。

完璧を追及したため、あらゆる壁にぶつかり、苦悩に陥った主人公だったが、それを乗り越えまさに「Perfect」なパフォーマンスを発揮するのだが、その代償が大きかった。
でもあのパフォーマンスはまさに The Perfectだったし、最初で最後のPerfectなのかもしれない。
長年の努力に対してあの一瞬の輝きだけというのは儚い気もするが、完璧をものにしたあとに死ねたら本人も本望でしょうな(まぁ、死んだかは分からないですが)

とにかく非常に面白かった。