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2011年11月13日日曜日

マネーボール (Money Ball)




鑑賞日:November 13th, 2011
個人的評価: 80点

参考情報

アメリカのプロ野球、メジャーリーグの貧乏球団を独自の理論で常勝球団に育て上げた実在の男の半生を、ブラッド・ピットが演じる感動的なヒューマンドラマ。球団のゼネラルマネージャーが独自の理論である「マネーボール理論」を推し進め、貧乏球団を常勝集団に生まれ変わらせていく過程を描く。監督を、『カポーティ』のベネット・ミラーが務め、『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキンが脚本を担当。ブラッド・ピットとフィリップ・シーモア・ホフマンやロビン・ライトなど実力派キャストによる演技合戦に期待。

ストーリー

元プロ野球選手で短気な性格のビリー・ビーン(ブラッド・ピット)は、アスレチックスのゼネラルマネージャーに就任する。チームはワールド・チャンピオンになるには程遠い状態で、優秀な選手は雇えない貧乏球団だった。あるとき、ピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)というデータ分析にたけた人物との出会いをきっかけに、「マネーボール理論」を作り上げる。しかし、「マネーボール理論」に対し選手や監督からは反発を受けてしまい…

感想


相変わらずブラッド・ピットはカッコ良いねぇ、と思ってしまう映画だった。
弱小野球チームのゼネラルマネージャーのある意味孤独な挑戦がリアルに表現された映画だった。
自分の意見を強引に押し付け、反抗する者はクビにするという何ともアメリカらしいビジネスシーンが満載だった。
この映画から自分が感じ取ったメッセージはレッドソックスの偉い人があるシーンで言っていた事:「First one through the wall always gets bloody」。
最初に壁を突き破る者は血だらけになる。
今まで誰も成し遂げなかった事に挑む人はあらゆる面から徹底的に叩かれる。
だが、自分を信じ、壁を突き破れば世界が変わる。

自分の決断を信じ、例えすぐに結果が出なくとも目指したゴールに辿り着こうという強い意志は関心するし、大事な感情だよね。

自分は野球にあまり興味が無いが、きっと野球が分かればもっと面白い作品なんだろう…


2011年11月12日土曜日

コンテイジョン (Contagion)




鑑賞日:November 12th, 2011
個人的評価: 85点

参考情報

『オーシャンズ』シリーズや『トラフィック』のスティーヴン・ソダーバーグ監督が、地球全体を恐怖に陥れるウィルスの恐怖を豪華俳優陣で描くサスペンス大作。接触によって感染する強力な新種のウイルスが世界各地に拡大していく中で、社会が混乱し人々が異常なパニック状態に陥っていく様子を映し出す。キャストには、マリオン・コティヤールやマット・デイモン、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウなど実力派スターが集結。スティーヴン・ソダーバーグ監督だけに、一筋縄ではいかないパニック・ムービーに仕上がっている。

ストーリー

ミッチ(マット・デイモン)の妻・ベス(グウィネス・パルトロー)は、香港への出張後にシカゴで元恋人と密会していたが、せきと熱の症状が出始める。同じころ香港、ロンドン、東京で似たような症状で亡くなる人が続出。フリージャーナリストのアラン(ジュード・ロウ)は、伝染病ではないかと考え始め…

感想

人間は極限の状況に置かれたときに、どのように対応するのか?
そういった状況に置かれたときに、人は自分を捨ててでも他人の力になるのか?
それとも他人を殺してでも自分と家族を守るのか…

自分の命が危機的な状況にあると知った人間がどのような行動を起こすのかは分からないため、情報を持っているものはそれを公表する事を戸惑う。
もしくは、自分やその家族だけ安全な状況に移してからその他大勢に公表するのかもしれない。

だが、今の世の中ネットではあらゆる情報が飛び交っているし、個人が世界に向けて簡単に発信できてしまう。こうなると国や権力者は人々をコントロールできなくなる恐れがある。
そしてもし未知なるウィルス等が拡散し始めたら、それ以上の速さで恐怖が拡散されていくのだろう…

本作品では本当に起こり得る緊急状態がリアルに描かれている。
緊張感が常にあり、テンポも良い。
3月の大震災を経験した日本にとっては特に興味深い内容だし、真剣に見入ってしまう。

キャストも豪華だし、ストーリーも非常によく出来ていたので非常に楽しめた。