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2012年12月31日月曜日

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q




鑑賞日:December 31st, 2012
個人的評価: 80点

参考情報

長きにわたり人気を維持し、メディアミックス展開も積極的なテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を映画化した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ第3部。最終章に向けて、誰もが予測不能な物語が展開する。制作陣は前2作同様、総監督の庵野秀明や、鶴巻和哉摩砂雪らの面々がそろう。劇場版ならではの迫力ある映像表現に加え、結末に向けてどのようなストーリーとなるのかに注目。

感想


ちゃんと前作を復習して観に行ったのだが、それでも少し内容が難しく、理解するのに時間がかかってしまった。

全く新しい展開にはワクワクしたし、カヲルとシンジの長いやり取りはテレビでは見れなかったので楽しめた。個人的には学校の授業シーンとかは実は好きだったがそういう明るい部分はあまり出てこなかった。

あと犬も出てこなかった…

まだまだ謎は多いけど、結末に向けて必要な説明は大体終わったと思われるので、次回作が楽しみだ。


2012年12月30日日曜日

恋愛だけじゃダメかしら?(What to expect when you're Expecting)




鑑賞日:December 30th, 2012
個人的評価: 84点

参考情報

ラブコメクイーンことキャメロン・ディアスと、歌姫ジェニファー・ロペス共演の大人向けラブストーリー。世界中でベストセラーの妊娠エッセイを基に、親になろうとする5組のカップルそれぞれの喜怒哀楽をユーモアを交えて映し出す。共演は『バトルシップ』のブルックリン・デッカーや『マイレージ、マイライフ』の実力派女優アナ・ケンドリック。昨今の知られざるパパママ事情や男女の本音トークに引き込まれる。

ストーリー

テレビのダイエット番組で人気のジュールズ(キャメロン・ディアス)は、ダンス選手権の優勝とともに妊娠が判明。一方、フリーカメラマンのホリー(ジェニファー・ロペス)は妊娠しづらい体質のため養子をもらうことを考え始める。ショップオーナーのウェンディ(エリザベス・バンクス)は、計画を立てて子作りに励んだことで、ついに2年越しの妊娠の夢がかなうのだった。

(C) 2012 Lions Gate Films Inc. and Alcon Entertainment, LLC. All rights reserved.

感想

自宅付近の映画館で上映されていなかった事もあり、わざわざ渋谷まで観に行ってしまった。

非常に多くの主要な登場人物がいて、それだけでも十分観る価値のある作品。
ポスターを見ても分かる通り、特に女性陣が豪華だった。

ようやく念願の子どもを授かった夫婦、結婚はしていなく大人の付き合いをしていたセレブカップル、付き合ってもいないのに一夜の行為でデキてしまった若いカップル、20以上も離れている歳の差結婚をしたばかりの夫婦、そして子供がデキないのでエチオピアまで養子を受け入れるために飛ぶカップルなど、様々な形で赤ちゃんを授かるカップル達のストーリーを見ていると「子どもを授かるって大変だなぁ」とつい思ってしまう。

この作品の良い所は、女性の大変さだけではなく、男性側の大変さもコミカルに描いている部分だ。既に子持ちの先輩パパ達がこれから子どもを授かる新米パパに色々とアドバイスをするシーンは面白かったし、一番印象に残っている。

子どもを産むのも大変だし、育てるのはもっと大変。でもそれは最高に楽しいしハッピーにさせてくれる。そういったメッセージが込められた素敵な作品でした。

もう40歳を超えているキャメロン・ディアスと、ジェニファー・ロペスの変わらぬ美しさとカッコよさにも注目。

ちなみに今回は犬はちゃんと出てこなかったが、よくある公園のシーンには背景に映りこんだりはしてた。

2012年12月29日土曜日

トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2(The Twilight Saga Breaking Dawn Part 2)




鑑賞日:December 29th, 2012
個人的評価: 80点

参考情報

ステファニー・メイヤー原作の人気小説を映画化し、人間の少女と美形ヴァンパイアの許されぬ恋を描いたシリーズの完結編。ヴァンパイアになったヒロインの娘をめぐるカレン家とヴァンパイアの王族との決死の戦いを臨場感たっぷりに描き出す。主人公を演じるのは、実生活でも話題を振りまいてきたクリステン・スチュワートロバート・パティンソン。ついに最終章を迎える人気作の動向に目がくぎ付け。

ストーリー

最愛の人エドワード(ロバート・パティンソン)と結婚したベラ(クリステン・スチュワート)。その後ベラはレネズミを出産するが、彼女の幼なじみジェイコブ(テイラー・ロートナー)は、二人の娘こそがオオカミ族に伝わる運命の相手だと知る。一方、ヴァンパイアの王族ヴォルトゥーリ族は、レネズミが不滅の子というヴァンパイア族を滅亡させてしまう存在だと考えていて…

TM & (C) 2012SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

感想

2008年に公開されたシリーズ1作目の『トワイライト〜初恋〜』から数えて5作目でついにファイナルを迎えたヴァンパイア・ウェアウルフラブファンタジー。女子向けの作品ではあるが、結局全て劇場で見てしまった。

5作品を通してベラ(クリステン・スチュワート)、エドワード(ロバート・パティンソン)、そしてジェイコブ(テイラー・ロートナー)がどんどん大人になっていく過程を見ていた事もあり、このメンバーには何故か非常に親近感が湧く。

ベラがまだ高校生だった時の1作目が懐かしいし、あの時と比べて映画の予算も恐らく桁が違うという点も興味深い。シリーズが進むにつれてトワイライトはアクションシーンがどんどんリッチに、そして派手になっていく。本作品ではファイナルにふさわしいド派手なバトルシーンが用意されていますのでお楽しみに。

犬は出てこなかったけど、もちろんジェイコブをはじめウェアウルフ族の狼たちが登場するので、大きいな犬のようで可愛かった。

ティーンエイジャーを中心に世界中の女性を夢中にさせたトワイライトだが、今回は人間、ヴァンパイア、そしてウェアウルフという種族の壁を越えた友情と愛情が存分に表現されており、ファンも納得のエンディングだったと思う。

2010年の仕事でアメリカの大学でサッカーを教えるという仕事があったのだが、女子大生の話題が毎日トワイライト一本だった事は今でも印象的だ。

これほど世界に影響を与えた作品を通して、主要メンバーの3名は一躍大スターになった。
ハリー・ポッターシリーズのダニエル・ラドクリフもそうだが、ここからの動きが重要で、彼らの次のステップに注目していきたい。


2012年12月24日月曜日

レ・ミゼラブル(Les Misérables)




鑑賞日:December 24th, 2012
個人的評価: 87点

参考情報

文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。主演は、『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマン。彼を追う警官にオスカー俳優のラッセル・クロウがふんするほか、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ、『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドら豪華キャストが勢ぞろいする。

ストーリー

1815年、ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、19年も刑務所にいたが仮釈放されることに。老司教の銀食器を盗むが、司教の慈悲に触れ改心する。1823年、工場主として成功を収め市長になった彼は、以前自分の工場で働いていて、娘を養うため極貧生活を送るファンテーヌ(アン・ハサウェイ)と知り合い、幼い娘の面倒を見ると約束。そんなある日、バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は、法廷で自分の正体を明かし再び追われることになってしまい…

感想

これは仮釈放中の元囚人が心を洗い、新しい人生をスタートしてから市長となり、そして父親となって生涯を終えるまでのストーリーであり、その主人公をヒュー・ジャックマンが渋く演じきった。
1830年代当時のフランスを取り巻く社会情勢や民衆の生活も、背景として表現されており、この時代のフランスがどういう状況だったかが生々しく伝わってくる。

さて、日本で流れている予告編を見るとまるでアン・ハサウェイが主人公のように見えるけど違います。彼女は恐らくみんなが期待するほど登場しませんが重要な役を素敵に演じてます。
ダークナイト ライジング』でもキャット・ウーマンというアン・ハサウェイらしからぬ役に挑戦してた時もちょっと思ったが、やはり彼女らしくはないキャラクターを演じる時は少し違和感がある。
ミュージカルの醍醐味である歌唱力は少し物足りなかったが、演技は非常に上手くて迫力があった。逆に『マンマ・ミーア!』で既にミュージカル経験のあるアマンダ・セイフライドは安定した歌唱力、演技力、そして美貌を存分に発揮していて素敵だった。

さて、本作品のテーマにも深く関係する「Do you hear the people sing?」という曲の部分が期待通りの迫力あるシーンであり、胸が熱くなる。小学校の時によく音楽の授業で歌わせられた事もあり、この歌詞が心に残っているのだが、映画を見たあともずっと頭の中であのシーンと共に曲が蘇る。
下記に歌詞を置いてみたが、是非ここだけでも覚えてから映画を見る事をオススメします。


Do you hear the people sing?
人々の歌い声が聞こえるか?
Singing a song of angry men?
怒り狂った男たちが歌う歌だ
It is the music of a people
Who will not be slaves again!
もう囚人にはなる事のない人々の歌だ
When the beating of your heart
心臓の鼓動が
Echoes the beating of the drums
ドラムの音と合わさった時
There is a life about to start
When tomorrow comes!
明日が訪れ、新たな人生が始まる



ちなみに今回は犬は全く出てきませんでした。
フランスだからトイプードルの登場を実は密かに期待していたが、まぁ内容的に犬は必要ないか…


2012年12月15日土曜日

フランケンウィニー(Frankenweenie)




鑑賞日:December 15th, 2012
個人的評価: 82点

参考情報

チャーリーとチョコレート工場』のティム・バートンが1984年に発表した短編を、ストップモーションアニメーションによる長編へと再生させたファンタジー。愛犬を亡くした孤独な少年が、その蘇生に挑んだことから巻き起こる騒動と冒険の行方を映し出す。『シザーハンズ』から約22年ぶりにバートン監督とタッグを組んだ、ウィノナ・ライダーが声の出演を果たしている。『ティム・バートンのコープス・ブライド』でも披露された、バートン監督ならではのダークで温かな味わいのストップ・モーションを駆使したビジュアルに目を見張る。

ストーリー

大好きな科学に夢中になるあまり、友達が一人もできない少年ヴィクター。そんな彼を両親は心配していたが、ヴィクターは愛犬スパーキーを相棒にして楽しい毎日を送っていた。しかし、思いも寄らぬ事故が起きて、スパーキーは天国へと旅立ってしまう。深い悲しみに沈んでいたヴィクターだったが、次第にスパーキーをよみがえらせたいという強い気持ちを抱くように。少しばかり危険な科学な知識を駆使してスパーキー蘇生に成功するが、その姿はつぎはぎだらけで、まるでフランケンシュタインのようだった…
(C) 2012 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

感想

飼い犬の死は自分も経験した事があるので、ヴィクターの気持ちが少し分かったけど、やはり自分の犬にはずっと一緒にいてほしいよね。

ヴィクターのようにまだ若い頃に「死」を見てしまうと、確かに現実を受け入れるのが難しいかもしれない。生き物は必ず死ぬという事実は子供にとっては理解が難しい自然界の掟なのだ。

子供向けの映画であれば普通は生き物が死んだ後は天国で楽しく暮らすという夢のある展開がでてきそうだが、本作品は雷に当てて無理やり生き返らせてしまうという「リアルな夢」を追求した何ともティム・バートンらしい内容でした。

また、全編白黒だったこともあり、スパーキーをはじめ登場するキャラすべてに可愛らしい不気味さが表現されていた。

若い頃に犬の面倒を見ることにより子供が想像以上に成長していく様子が本作品では描かれており、スパーキーを生き返らせた後のヴィクターはいつの間にか周りからも頼られる存在になっていった。

やっぱ犬って特別な家族の一員だし最高のパートナーだよねと思わせてくれる心温まる素敵な作品でした。


2012年12月9日日曜日

007 スカイフォール(Skyfall)




鑑賞日:December 9th, 2012
個人的評価: 73点

参考情報

007のコードネームを持つイギリスの敏腕諜報員、ジェームズ・ボンドの活躍を描くスパイ・アクションのシリーズ第23弾。上司Mとの信頼が揺らぐ事態が発生する中、世界的ネットワークを誇る悪の犯罪組織とボンドが壮絶な戦いを繰り広げる。『007/カジノ・ロワイヤル』からボンドを演じるダニエル・クレイグが続投。監督に『アメリカン・ビューティー』のサム・メンデス、共演には『ノーカントリー』のハビエル・バルデム、『シンドラーのリスト』のレイフ・ファインズら、そうそうたるメンバーが結集。イスタンブールをはじめ世界各地でロケが行われた美しい映像も見もの。

ストーリー

MI6のエージェントのジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、NATOの諜報部員の情報が記録されているハードドライブを強奪した敵のアジトを特定し、トルコのイスタンブールに降り立つ。その組織をあと少しのところまで追い詰めるも、同僚のロンソンが傷を負ってしまう。上司のM(ジュディ・デンチ)からは、敵の追跡を最優先にとの指令が入り、後から駆け付けたアシスタントエージェントのイヴ(ナオミ・ハリス)と共に、敵を追跡するボンドだったが…



感想

世界各地で爆発的なヒットを記録していると聞いていたので期待してたが、正直そうでもなかった…
まぁ自分がボンドファンではないからかもしれけどね…

今回はちゃんとしたボンドガールがいなかったのでそこは期待外れでした。

序章に置かれたトルコ、イスタンブールのド派手なアクションは見ていて気持ちよかったが、クライマックスのバトルシーンも結構地味なロケーションで薄暗い中行われ、最後までちょっと地味だった気がする(人によってはあれが渋いんだろうけご)。

ちなみにボンドの故郷で古い知り合いと共に射撃の練習をするシーンで、犬が登場します。
恐らく狩りをする際にお供をする犬なのでかしこそうで、銃声がしても落ち着いていた。

ドラマ性の高い作品作りに定評のあるサム・メンデスが監督を努めた事もあり、アクションがちょっと物足りなかった気がするが、これはこれでボンドファンには面白いのでしょうね。


2012年12月1日土曜日

ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館(The Woman in Black)




鑑賞日:December 1st, 2012
個人的評価: 82点

参考情報

スーザン・ヒルの小説「黒衣の女 ある亡霊の物語」を実写化したホラー。19世紀末のイギリスを舞台に、亡くなった家主の遺書を探すために不気味な邸宅を訪れた弁護士が、その家のまがまがしい過去を知ると同時に不可解な現象に襲われる姿を追う。『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが、妻を亡くした悲しみを抱えながら、未曾有の恐怖と相対する主人公を熱演。メガホンを取るのは、『バイオレンス・レイク』のジェームズ・ワトキンス。派手なシーンに頼らないゴシックなムードを全面に押し出した恐怖演出も魅力だ。

ストーリー

19世紀末のイギリス。ロンドンで弁護士として働くアーサー・キップス(ダニエル・ラドクリフ)は、4年前の妻の死を引きずっていた。そんな彼に、弁護士事務所の上司は田舎町クライシン・ギフォードへの出張を命じる。課せられた仕事の内容は、同地に建つイールマーシュの館へ赴き、亡くなった家主であるアリス・ドラブロウ夫人の遺書を見つけ出すというものだった。やがて、アーサーは黒衣をまとった女が周囲の森や窓辺に出現するのを目にするようになり、館の恐ろしい歴史と町の子どもたちが次々と怪死している事実を知る。


感想

10年にわたる『ハリー・ポッター』シリーズで主人公を務めたダニエル・ラドクリフが、新たなキャリアの幕開けに選んだのがこの英国ゴシックホラー。

正直に言うと、ホラーならではの雰囲気や音楽だけが目立ち、演技力はそんなに気にならなかった。でもダニエル・ラドクリフは別の作品でも大丈夫という証明にはなったと思う。

妻を亡くし、息子を一人で育てるという何とも意外な役ではあったが、無難にこなしていた。

ホラー映画としてはそんなに怖くはなかったが、どちらかというと、死後の世界をイメージさせるようなテーマが盛り込まれており、逆に最後の展開はすごく素敵で、心が温かくもなった。

結構自分がイメージしている死後の世界が描かれていて、少しうれしかった。

ちなみに犬は結構登場し、中でも亡霊の館で徹夜で調査をする際に一緒に泊り込んでくれる犬がいるが、亡霊の館で一人になるのと、犬がついてくるのと比べると安心感が随分と異なり、ホッとさせてくれる。

ということで『ハリー・ポッター』のダニエル・ラドクリフしか知らない人は必見です。