鑑賞日:January 24th, 2015
個人的評価:75点
参考情報
ミュージカル「アニー」を、『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたクヮヴェンジャネ・ウォレス主演で映画化。舞台を現代のニューヨークに移し、いつか両親に再会できる日を信じてけなげに生きる少女の姿を追う。共演は、ジェイミー・フォックスとキャメロン・ディアスら。『ステイ・フレンズ』などのウィル・グラックがメガホンを取る。製作を務めるウィル・スミスとJAY Zがプロデュースした「トゥモロー」のほか映画オリジナルの楽曲も加わり、魅力的なキャストによるパフォーマンスに期待が持てる。(©シネマトゥデイ)
ストーリー
現代のニューヨーク。アニー(クヮヴェンジャネ・ウォレス)は4歳のときに姿を消した両親に、いつの日か会えるときが来ることを夢見て、両親と別れたレストランに足しげく通っていた。ある日、アニーはIT長者でニューヨーク市長の有力候補とされるスタックス(ジェイミー・フォックス)に出会う。選挙スタッフに提案されてアニーを引き取ったスタックス。そんな中、アニーの両親に関わる知らせが届き…(©シネマトゥデイ)
感想
この作品でゴールデン・グローブ賞女優賞にノミネートされてるクヮヴェンジャネ・ウォレスの演技はさすがでした。
勇気づける言葉が多く散りばめられたナンバーが多数聞けるので、落ち込んでいる人にぜひ観てほしい。悩んでいる自分がバカバカしくなって明日からきっと少しは元気になれるでしょう。そんな素敵な効果がありそうな作品でした。
ミュージカル作品にしては珍しいと思うんだけど、最初に盛り上がる曲が用意されていない。ヘアースプレーとかシカゴとかは最初に印象に残る派手な曲を持ってくるのでそこで一気に作品の世界に引き込む手法を取ってるんだけど今回はなかった。
でもアニーが原題のニューヨークを駆け抜けるシーンにはなっており、冒頭の5分を見るだけで舞台の環境が分かるようにはなっていた。
現代版としてリメイクされてるだけあって、成功者のポジションが「IT長者」というのは面白かった。超リッチな暮らしの中には、居住者の声に反応するスマートホームシステムなどが組み込まれており、さり気なくSONYさんが今後力を入れる分野がアピールされてたね。
あとデキる女秘書のローズ・バーン演じるグレイスが非常にキレイでした。
やっぱ金髪の知的美女は素敵。
個人的にはクヮヴェンジャネ・ウォレスとジェイミー・フォックスが歌う"The City's Yours"というナンバーが好きだった。ニューヨークならチャンスは誰にでもあるというメッセージが組み込まれていて、自由の国アメリカらしい歌詞でした。
あとキャメロン・ディアスがミュージカルに挑戦した事は凄いと思う。
正直に言うと歌はそんなに良くなかったんだけど、40歳の大女優なのにまだ新しい分野に積極的に挑戦する姿勢は本当に素晴らしい。歌の部分も悪かった訳ではないし、演技の部分はミュージカルらしい大げさな表現が上手かった。
アニーと言えばやっぱ「Tomorrow」のナンバーが印象的だけど、その歌詞に本作のテーマが詰まっている。明日がこんなにも楽しみな人生って本当に幸せだと思う。そんな気持ちで毎日を過ごすとストレスとは無縁の生き方が出来るだろうね。
今回はワンちゃんが何度も登場します。
アニーとスタックスが出会うキッカケもワンちゃんだし、アニーの希望で飼う事になるワンちゃんも出てくる。豪邸で犬と遊ぶアニーの幸せそうな顔にも癒やされます。
クヮヴェンジャネ・ウォレスとジェイミー・フォックスが歌う"The City's Yours"というナンバーが最高でした。 【劇場で毎年50本観る帰国子女の洋画レビュー】 『アニー』 http://t.co/t8Gw0cvavr pic.twitter.com/H1a54yplgg
— 落合弘幸 Hiroyuki Ochiai (@Hiroyukiochiai) 2015, 1月 24
今回はワンちゃんが何度も登場します。
アニーとスタックスが出会うキッカケもワンちゃんだし、アニーの希望で飼う事になるワンちゃんも出てくる。豪邸で犬と遊ぶアニーの幸せそうな顔にも癒やされます。