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2014年7月27日日曜日

オール・ユー・ニード・イズ・キル (Edge of Tomorrow)





鑑賞日:July 27th, 2014
個人的評価:94点

参考情報


作家・桜坂洋のライトノベルを、トム・クルーズ主演で映画化したSFアクション。近未来の地球を舞台に、ある兵士が戦闘と死をループしながら、幾度も戦闘するうちに技術を身に付けていくさまを描く。監督は、『ボーン・アイデンティティー』『Mr.&Mrs. スミス』などのダグ・ライマン。主人公と共闘する特殊部隊の女兵士には、『プラダを着た悪魔』などのエミリー・ブラントがふんする。トムらしいバトルシーンはもちろん、日本の小説がハリウッド大作として派手に活写されていることにも期待。


ストーリー


近未来の地球。侵略者の激しい攻撃に、人類の軍事力ではもはや太刀打ちできなくなっていた。対侵略者の任務に就いたウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は、戦闘によって亡くなる。しかし、タイムループの世界にとらわれ、戦闘と死を繰り返す。そんな中、特殊部隊の軍人リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)と出会ったケイジは、彼女と一緒に何度も戦闘と死を繰り返しながら戦闘技術を向上させ…

(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BMI)LIMITED


感想


今年は既に30本以上の洋画を劇場で観たんだけど、今の所これが一番面白かった。たぶん今年一番の作品になりそう。少なくとも僕の中ではトム・クルーズの最高傑作です。

やっぱり、日本人が考えた未来のユニークな世界観と詳細にこだわり抜いたストーリーにハリウッドの映像技術や大物キャストが加わると素晴らしいSF作品が出来上がる事が分かった。

これを機にもっとこういうコラボレーションが増えてくれる事を祈る!

(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BMI)LIMITED

タイムトラベル系の作品は数多く見てきたが、これだけ同じシーンを繰り返す作品は今までなかった。人が無残にも死んでしまうシーンなのに、「生き返る → 戦う → 死ぬ → 生き返る」の繰り返しあまりにもテンポが良いので、段々面白くなってしまう。

あと同じシーンを何度も繰り返している主人公のケイジが段々物事を進める事に慣れてくる様にも笑える。

そして何といってもリアルなゲームを見ているようなあの楽しい感覚がゲーム世代にはたまらない。
このアイディアと脚本には本当に脱帽です。

(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BMI)LIMITED

僕はエイリアンの方が確実に人類より進化していると信じている派なのですが、今回のエイリアンは人類の1枚も2枚も上手で、人類は彼らに全く太刀打ちできないという超絶望的な状況。これがまたたまらない。

バトルだけでなく、どれだけ先に進めるかの記録を、死ぬ度にちょっとずつ更新するというその果てしない道のりに気が遠くなるが、それだけ人類とエイリアンの力の差が大きいという事が物語をよりリアルにしていた。

(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BMI)LIMITED

また、『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープのアシスタント役を演じた事で有名なエミリー・ブラントのカッコよさにも惚れぼれする。彼女の真骨頂が見えた気がした。

主人公と境遇が似ている世界最強の美女戦士が登場するなんて、日本人の原案ならではだと思うし、その彼女と何度も死ぬまで人生を繰り返すからこど湧いてくる誰も体験した事のない様な特別な感情の表現方法も非常に素敵だった。



犬はまったく登場しないのですが、とにかく最高に面白かったので超オススメです。
日本人として誇らしくなれる素敵な作品です!

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