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2015年7月20日月曜日

インサイド・ヘッド (Inside Out)





鑑賞日:July 20th, 2015
個人的評価:91点

参考情報


11歳の少女の頭の中を舞台に、喜び、怒り、嫌悪、恐れ、悲しみといった感情がそれぞれキャラクターとなり、物語を繰り広げるディズニーピクサーによるアニメ。田舎から都会への引っ越しで環境が変化した少女の頭の中で起こる、感情を表すキャラクターたちの混乱やぶつかり合いなどを描く。メガホンを取るのは、『モンスターズ・インク』や『カールじいさんの空飛ぶ家』などの監督ピート・ドクター。成長という普遍的なテーマと子供の頭の内部という独創的で柔軟な世界が混じり合う、個性的な物語に期待が高まる。(©シネマトゥデイ


ストーリー


田舎町に暮らす11歳の女の子ライリーは、父親の仕事の影響で都会のサンフランシスコに移り住むことになる。新しい生活に慣れようとするライリーの頭の中では、ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ビビリ、ムカムカたちが、ライリーの幸せのためという強い気持ちが原因で衝突していて…(©シネマトゥデイ



感想&見どころ


最高に面白かった!今年観た映画ベスト5には確実に入るでしょう!
大人であれば誰もが体験してきた「成長」という過程。言葉ではどうしても説明する事が出来なったこのイベントを、頭の中に存在する様々な感情たちをキャラクター化する事により非常に分かりやすく表現したピクサーならではの素敵なアイディア。老若男女問わず全ての人に観てほしい本年度イチ押しの映画!

ピクサーならではの細部にこだわった世界観


頭の中に感情たちがいて、そこで行われる議論や決断により実世界の行動が決まっていくという一見複雑な概念を、超分かりやすく最初の5分ぐらいで説明してしまう圧巻の冒頭シーンでした。最初の5分を観るだけでこの素敵な世界観にハマる事もう間違いなし!
公式本編映像も公開されているので是非どんな感じか今すぐ体験してみてください。



アイデンティティ確立に貢献した特別な記憶


子どもは自分が経験した色んな思い出に影響されながら大人になっていく。
印象に残る「特別な記憶」が特にアイデンティティ確立に向けてに大きな役割を果たす。
そんな設定に魅入っていると自分の中のタイムカプセルが勝手に開いてしまい、懐かしい記憶が蘇りました。自然と溢れ出てくる思い出に浸りながら「あぁ、これが自分の特別な記憶なんだなぁ」と感じてしまいますよ。見ているだけで色んな感情が込み上がる何とも不思議な気持ちにさせてくれる世界観でした。

感情が存在する理由の問いかけ


公式のコピーとしても使われているが「なぜ、カナシミは必要なの…?」という問いかけが大きなテーマとなっている。ハッピーが基本のアメリカ人にとっては意外な答えが用意されているかもしれないが、映画館で号泣する人が海外と比べて比較的多い我々日本人にとっては結構当たり前な答えが出てきます。でもその当たり前がまた期待通りで心を満たしてくれます。今回は「カナシミ」にスポットライトが当たっていますが、自分がそんなに意識していない感情がもしあれば、それを意識しながら観ると意外な側面に気づけるかもしれません。

(C) 2015 Disney / Pixar. All Rights Reserved.

素晴らしすぎていつもより投稿が長いし、ビックリマークも多くなってしまいましたが、とにかくこれは絶対に観てほしい作品です。子どもでも大人でも絶対に絶対に楽しめます!

(※フォローかリツイートして頂けると喜びます!)




最後の方で色んな人達の頭の中を覗く粋なシーンがあるのですが、なんと犬の場合も紹介してくれているのでお楽しみに!ちゃんと犬と猫をカバーするのがディズニー・ピクサーの素敵な所!

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