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2011年5月27日金曜日

アジャストメント (The Adjustment Bureau)




鑑賞日:May 27th, 2011
個人的評価: 84点

参考情報

『マイノリティ・リポート』などの原作者フィリップ・K・ディックの短編小説を、『ボーン』シリーズのマット・デイモン主演で映画化したサスペンスアクション。第三者によって運命を支配された現実を舞台に、巨大な陰謀に立ち向かう男の奮闘を描く。監督は『ボーン・アルティメイタム』などの脚本家ジョージ・ノルフィ。主人公と愛し合うヒロインを『プラダを着た悪魔』のエミリー・ブラントが演じる。独創的かつ衝撃的な設定と予測が困難な展開に注目だ。

ストーリー

政治家のデヴィッド(マット・デイモン)は、ある日、バレリーナのエリース(エミリー・ブラント)と恋に落ちる。しかし、突如現れた男たち、“アジャストメント・ビューロー(運命調整局)”によって拉致されてしまうデヴィッド。彼らの目的は、本来愛し合う予定ではなかったデヴィッドとエリースの運命を操作することだった。

感想


人類の運命を操作する事ができる組織があるのだが、彼らは人の人生を「微調整」する事ができる。
しかしある人間の想定外の行動により彼らの思わくが崩れていく様は見てて面白かった。
組織の関係者が人間の人生を調整するためには色々な制限があり、それがあるために主人公は立ち向かい、戦う事が出来る。

組織のトップであるチェアマンと呼ばれる者には人類の歴史を「Adjust」ではなく、「Change」する力を持っているようだが、それでもあえて人類にも自ら運命を変えるチャンスを与えているように感じた。

「愛の力は凄い」というテーマが最も分かりやすいが、これは恐らく大人の事情で無理やりねじ込んだテーマだと自分は勝手に思っている。
脚本家は人類にもっと複雑な事を訴えかけようとしていたと個人的には考えた。
それぐらい壮大なテーマが隠された作品でした。
しかしいつも言ってる事かもしれんが、なぜ日本で公開をする際に映画のタイトルを変えてしまうのでしょうかね。
個人的には英語タイトルに入ってる「Bureau」というのが結構重要だと思っていた内容だったが、日本語では「アジャストメント」だけになってた。
ちなみに「Bureau」とは日本語では言えば「局」かな…
まぁ、何でこれが大事かは実際に映画を見て確かめて下さい。

個人的には好きなジャンルの話だったので、お薦めっす。

『アジャストメント』ポスター

2011年5月7日土曜日

アンノウン (Unknown)




鑑賞日:May 7th, 2011
個人的評価: 73点

参考情報


『96時間』のリーアム・ニーソンを主演に迎えた、ベルリンを舞台に繰り広げられるアクション・スリラー。交通事故から目覚めると妻が自分のことを忘れ、別の男が自分に成り済ましていた上に、何者かに命を狙われる羽目になった男が、奪われた身元を取り戻そうと奮闘する。監督は、『エスター』が高い評価を得たジャウマ・コレット=セラ。共演には『イングロリアス・バスターズ』のダイアン・クルーガー、『マイケル・コリンズ』でリーアムと共演したエイダン・クインら国際色豊かな顔ぶれがそろう。

ストーリー


ベルリンで交通事故に遭ったマーティン・ハリス(リーアム・ニーソン)が意識を取り戻すと、妻が自分のことを忘れ、見知らぬ男(エイダン・クイン)が自分に成り済ましていた。異国の地で身元を証明する手だてがない中、彼は訳も分からぬまま何者かに命を狙われる羽目に。タクシー運転手ジーナ(ダイアン・クルーガー)の協力を得て、マーティンは真相究明に乗り出すが…

感想


「96時間」のリーアム・ニーソン主演によるアクションスリラーだったが、正直言うと96時間と比べるアクションが物足りなかったし、かといってストーリが良いかといったらそうでもなかった。
全てが最初から仕組まれているのか!?と思わせる大規模で組織的な計画というアイディアは非常に好きなので、そこは楽しめたが、ストーリーが上手く作りこまれていなかったからラストはちょっと残念な感じだったと個人的には感じている。

リーアム・ニーソンのカッコいいアクションシーンがあまりなく、結構弱いキャラだったのが残念だった。96時間がカッコ良かっただけに期待しすぎてましたな。