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2014年3月15日土曜日

ロボコップ (Robocop)





鑑賞日:March 15th, 2014
個人的評価:90点

参考情報


1987年製作のポール・ヴァーホーヴェン監督作『ロボコップ』をリメイクした近未来SFアクション。爆破によりひん死の重傷を負った警官が最新技術によりロボコップとして生まれ変わる姿を描く。メガホンを取るのは『バス174』などのジョゼ・パヂーリャ。主演には、『デンジャラス・ラン』などにも出演したスウェーデン人俳優のジョエル・キナマンを抜てき。ゲイリー・オールドマンマイケル・キートンサミュエル・L・ジャクソンら実力派俳優が脇を固める。ブラックを基調とする新生ロボコップのデザインやさまざまなガジェットなど、クールな武器にも注目。


ストーリー


2028年、アメリカのデトロイト。巨大企業オムニコープ社がロボットテクノロジーを牛耳っていた。警官のアレックス(ジョエル・キナマン)は愛する家族と幸せな日々を過ごしていたが、ある日、車の爆破に巻き込まれる。かろうじて命を取り留めたアレックスは、オムニコープ社の最先端のテクノロジーによってロボコップとして生まれ変わり…


感想


ポスターを見れば分かるが、リメイクされたロボコップはかなりカッコ良かった!
スーツはスリム化しているし、ボディーカラーもブラックが基調となっていてクールに見える。
動きだって滑らかでかつ機敏。そして何より中の人がイケメン。

MGM / Columbia / Photofest / ゲッティ イメージズ

2028年が舞台という事もあり、登場するハイテクノロジーを見ているだけでだいぶ楽しめる。
脳内のスーパーコンピューターに犯罪関連データや街中の監視カメラ映像が随時保存されており、それらの情報をリアルタイムに解析しながらバイクで悪人たちを見つけ出す。

もちろん戦闘時も最強で、敵が何人でどこに潜んでいるかも自動で判別し、効率よく相手を倒せるし、当然普通の銃は全く効かない。

「これぞ未来の警察!」と思わせてくれるシーンが満載だ。

一方で「機械にヒトを支配させるべきではない」という主張を持つ人々もいて、「人間らしさ」について考えさせられる深いテーマも描かれていた。

ロボット警官が世の中に増えれば、悪党達は瞬く間に制圧され、誰も悪い事をする事ができなくなるだろう。しかし「悪い事」に関わっている全ての人々が排除されたら社会は本当に成り立つのか。
例えば政治家がマフィアなどと繋がっている場合もあるかもしれないが、その繋がりが消えたら街の繁栄をもたらす資金なども途絶えるかもしれない。

MGM / Columbia / Photofest / ゲッティ イメージズ

ロボットを開発した会社も当然利益のためにこういった事業を行っているので、仮にロボットが世の中を支配したら、いち企業が世の中を支配する事になる。

社会がどのようにして成り立っているのか。秩序はどのように保たれているのか。
登場する団体や人物のそれぞれの思惑や社会のバランスについて考えなから見ると非常に深いテーマである事が分かるでしょう。




なお、ロボットを利用したセキュリティ事業は思っているよりも発達しており、本作品に登場するハイテク部分は現実世界でも既に一部実現されているようです。

そんなに遠い未来の話ではないと思うと、本作品に隠されたテーマは他人ごとではない感じがした。

【参考記事】
ロボコップが現実に、ロボット警備員を開発するKnightscopeにドコモ・ベンチャーズが出資

ちなみに犬は一切でてこなかったです。

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