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2014年11月15日土曜日

パワー・ゲーム (Paranoia)





鑑賞日:November 15th, 2014
個人的評価:65点

参考情報


ハリソン・フォードゲイリー・オールドマンが共演を果たし、ジョゼフ・フィンダーのベストセラー小説「侵入社員」を映画化したサスペンス。巨大企業のトップとして君臨し互いに激しい開発競争を繰り広げる首脳陣の攻防が展開していく。ライバル社にスパイとして潜入する若手社員を『ハンガー・ゲーム』シリーズなどのリアム・ヘムズワースが熱演。男たちの野望と狂おしいまでの栄光への執着に戦慄する。(©シネマトゥデイ


ストーリー


躍進中のIT企業ワイアット社に勤務するアダム(リアム・ヘムズワース)は、成功のチャンスをつかもうと必死だった。ある日、彼はCEOニック(ゲイリー・オールドマン)の前で新ソフトのプレゼンをするものの失敗し、トップにたてついたせいで本人とチーム全員が解雇されてしまう。やけくそのアダムは仲間と一緒に会社の金で高級クラブに繰り出すが…(©シネマトゥデイ

感想


ビジネス現売でのスパイ活動は情報社会と化した現代ではきっと多く行われているだろうが、そんなリアルな事件を題材にした作品。
超大手IT企業であるワイアット社と、常にその1歩先を進んでいる時代を牽引するIT企業のゴダード。現実世界にもこういった関係性を持つ企業もいるのでどうしてもそこと照らしあわせて見てしまうが、それが逆に面白かった。

    潜入すると5千万円、有力な情報を手に入れたら更に1億円の報酬が手に入るという条件。こんな事を尊敬する社長からお願いされたら自分ならばどうするだろうか。企業が他社の機密情報を本気で欲しいと思った時に、実際にはどういう行動が取られるのか?自分もIT業界で働いている事もあり、ここらへんを気にしながら楽しめた。

    主人公はハンサムでカリスマ性がある魅力的なIT系男子となっており、何だか今どきのアメリカでモテる男性がモデルになっているように感じた。またヒロインは高学歴で仕事も出来てしかも美しい女声となっており、ここらへんもアメリカ女性の目指す人物像が入っていたと感じた。商社で働くちょこっと高給な男性と、気が利くお淑やかな女性がモテる日本と照らし合わせると興味深かった。
    でも大した実績も無い若造が世界最高峰のIT企業に幹部として転職するのは結構無理があったし、例え幹部になれたとしてもあんなに早くCEOとお近づきになれる事は無いと個人的に感じた。もしかしたら小説ではもっとちゃんと時間を使っているのかもしれないけど、映画だと短い分そこらへんのリアリティに欠けた。


    いつか現実世界でこういったスパイ活動が行われて、それを題材にしたリアルな映画が出来る事を期待しています。

    ちなみに、ワンちゃんは登場しませんでした。

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