鑑賞日:August 3rd, 2010
個人的評価: 80点
参考情報
メアリー・ノートンのファンタジー小説「床下の小人たち」を基に、古い家の台所の下に暮らす小人一家の物語が展開するジブリ・アニメ。企画は『崖の上のポニョ』の宮崎駿が担当し、『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』といったジブリ作品にかかわってきた米林宏昌が監督を務める。舞台を1950年代のイギリスから現代の日本に移した設定と、人間の少年との出会いによって翻弄(ほんろう)される小人の少女アリエッティの運命の行方に注目だ。
ストーリー
古い家の台所の下に住み、暮らしに必要なものはすべて床の上の人間から借りてくる借りぐらしの小人たち。そんな小人一家の14歳、アリエッティは、好奇心と伸びやかな感性を持つ少女。だが、人間に見られないよう、目立たないよう、つつましさと用心深さを求められる毎日を送っていた。
感想
監督が宮崎駿ではなかったが、ジブリらしさ溢れる何とも不思議な世界観が見事に表現されていた。
人間が住んでいる家の床下で小人達の生活が同時進行している。
しかも小人達はサイズが違うだけで、人間となんら変わらない生活をしているのだ。洋服を着ているし、お茶を飲み、砂糖だって大好物だ。
小人達の家に溢れている家具や食器等を見ていると、「これらは一体誰がどうやって作ったんだ?」等見ていて想像力をついつい働かせてしまうシーンが多々あった。
あり得ない話であるはずなのに、「世界のどこかに本当にいるかもしれない」とふと思ってしまうこの「リアルな世界観」には圧倒された。そして音楽のチョイスも素晴らしかった。
また、視聴者の想像力にストーリーの続きを委ねるのも個人的には好きなパターンだった。
一つだけ言わせてもらうと、声優を務めた大竹しのぶの名前が映画の冒頭に登場したのだが、これを見てしまったがために、彼女が演じるキャラクターが大竹しのぶにしか見えなかったので、そこは少し残念だった。声優としては立派に役目を務めたが、やはり知っている人が声優を務めているという点は幻想的な世界を少し壊してしまうと改めて感じた。
でも総合評価は高得点ですので、まだ見てない方は是非!
人間が住んでいる家の床下で小人達の生活が同時進行している。
しかも小人達はサイズが違うだけで、人間となんら変わらない生活をしているのだ。洋服を着ているし、お茶を飲み、砂糖だって大好物だ。
小人達の家に溢れている家具や食器等を見ていると、「これらは一体誰がどうやって作ったんだ?」等見ていて想像力をついつい働かせてしまうシーンが多々あった。
あり得ない話であるはずなのに、「世界のどこかに本当にいるかもしれない」とふと思ってしまうこの「リアルな世界観」には圧倒された。そして音楽のチョイスも素晴らしかった。
また、視聴者の想像力にストーリーの続きを委ねるのも個人的には好きなパターンだった。
一つだけ言わせてもらうと、声優を務めた大竹しのぶの名前が映画の冒頭に登場したのだが、これを見てしまったがために、彼女が演じるキャラクターが大竹しのぶにしか見えなかったので、そこは少し残念だった。声優としては立派に役目を務めたが、やはり知っている人が声優を務めているという点は幻想的な世界を少し壊してしまうと改めて感じた。
でも総合評価は高得点ですので、まだ見てない方は是非!
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