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2015年3月22日日曜日

イントゥ・ザ・ウッズ (Into the Woods)





鑑賞日:March 22nd, 2015
個人的評価:69点

参考情報


赤ずきん」「シンデレラ」「ラプンツェル」「ジャックと豆の木」といった世界的に有名なおとぎ話の主人公たちのその後を描く、ディズニー製作のミュージカル。ブロードウェイで上演され、トニー賞を受賞したミュージカルを基に、『シカゴ』『NINE』などのロブ・マーシャルが映画化。魔女をオスカー常連のメリル・ストリープが演じるほか、ジョニー・デップエミリー・ブラントらが出演。ハリウッドが誇る人気も実力も兼ね備えたスタッフやキャスト陣による作品に魅了される。(©シネマトゥデイ


ストーリー


魔女(メリル・ストリープ)に呪いをかけられたために子供のいない夫婦は、「子を授かりたければ、四つのアイテムを森から持ち帰るのだ」と魔女に命令される。夫婦は赤いずきん、黄色い髪、白い牛、黄金の靴を手に入れるべく森へと出発する。一方赤ずきんラプンツェルジャックと豆の木シンデレラ、魔女、オオカミ、2人の王子も森に足を踏み入れており…(©シネマトゥデイ

感想


ビジュアルを見ればすぐに分かるけど超豪華なキャスト陣が勢揃い。それだけでも観る価値はあり。
メリル・ストリープジョニー・デップの超ベテランに加え、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のエミリー・ブラント、「ワンチャンス」のジェームズ・コーデン、そして直近のアカデミー賞ではオープニングで大役を務めたマイレージ、マイライフ」のアナ・ケンドリックなどが物語を彩る。


© http://www.cinematoday.jp/movie/T0014739/photo/

特に60代後半に差し掛かったメリル・ストリープの熟した演技は見応えがあり、「プラダを着た悪魔」のカリスマ編集長を演じた悪女ぶりを13年ぶりに発揮している。エミリー・ブラントとの久々の共演にも注目。
森の中が舞台をなっていることもあり、彼女が放つ暗い雰囲気が終始作品を支配しているように感じるほど強烈なキャラでした。

個人的にはある意味この物語の主人公であるジェームズ・コーデンエミリー・ブラント夫婦のキャスティングが意外だった。特にエミリー・ブラントは彼女のイメージとして定着しつつある、気の強い女性キャラとは異なる役に挑戦しているおり、少し違和感があった。
またジェームズ・コーデンの歌唱力を存分に活かせるナンバーが含まれていないのが残念だった。

© http://www.cinematoday.jp/movie/T0014739/photo/

あとこんなにも憎たらしい赤ずきんを描いた映画は初なのではないだろうか(笑)。
子どもが登場するシーンなのに決して観客をほんわかさせる事なく、最初から最後まで暗い雰囲気を保つ所にはこだわりを感じた。

ただ、やはりミュージカル作品には華やかさをどうしても期待してしまうので、そういった意味では最初の曲以外はちょっと物足りなさが残る。




「Stay a child, while you can be a child」。
これは予告編の最後にも流れている歌詞なんだけど本作品のメッセージに繋がっています。個人的にはこのフレーズが一番心に残ってるし、大人にとっては常に意識すべき大切なメッセージだと思います。

ディズニーファンはとりあえず見ておいた方がいいでしょう。


残念ながら今回も犬は全く出てきませんでした…
牛、馬、蛇は出てきたけどね。


おまけ


アナ・ケンドリックが大役を務めたアカデミー賞のオープニングパフォーマンス映像はこちら。




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