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2013年10月6日日曜日

ランナウェイ/逃亡者 (The Company You Keep)





鑑賞日:October 6th, 2013
個人的評価:78点

参考情報

俳優や監督として、オスカー受賞作『普通の人々』など数々の名作に携わってきたロバート・レッドフォードが監督、主演を務めた社会派サスペンス。反体制活動を展開した実在の過激派組織を題材に、素性を隠して30年間暮らしてきた元幹部が、当時の仲間の逮捕によりFBIと記者から追われるさまを描く。若手記者を『トランスフォーマー』シリーズのシャイア・ラブーフが熱演するほか、スーザン・サランドンリチャード・ジェンキンスクリス・クーパーら豪華共演陣が物語を盛り上げる。

(C) 2012 TCYK, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ストーリー

1969年、ベトナム戦争反対を世に訴えるために連続爆破事件を起こした過激派組織ウェザーマンはFBIの最重要指名手配リストに記載された後、突如消息を絶つ。30年後、元メンバーの一人(スーザン・サランドン)が警察に捕まる。再び話題を呼んでいる事件を調査する新聞記者のベン(シャイア・ラブーフ)は、一見真面目そうな雰囲気のシングルファーザーの弁護士ジム・グラント(ロバート・レッドフォード)にたどり着く。


感想

複雑かつ深いテーマが潜む作品でした。

30年前に起きた事件の容疑者が逮捕された事により再び浮かび上がる情報を地元新聞のいち若手記者が繋ぎあわせ、30年間誰も気づく事のなかった真実にたどり着く。

過激派と呼ばれた容疑者はなぜ30年間も隠れていたのか。
そして世界中に散らばったと思われるその仲間たちは、謎が明らかにされていくにつれ何を思い、どういった行動を起こすのか。

普通の視点で見ると「なんでそんな行動を取るのだろう?」と思ってしまうかもしれないが、この作品はぜひ容疑者の視点で見てほしい。
きっと今まで過ごしてきた世界の見方も変わると思う。

本当の真実は誰が知っているのか。
真実のたどり着くためにはどれだけの覚悟と犠牲が必要なのか。
そういう気付きを与えてくれるテーマでした。

家族との絆が描かれているが、それ以上に仲間との絆の大切さが切なく表現されている。
本当に理解しあえる仲間に出会う事は一生もの。
こういう仲間にいつか出会いたいと思わせてくれる。

ちなみに天才歌手のジャッキー・エヴァンコという非常に可愛い子役が主人公の娘役として登場するが、命をかけてでも守りたくなる気持ちが分かるぐらい愛おしく見えるその演技は素晴らしかった。どうやらこれが映画初出演らしい。アメリカには末恐ろしい子供が続々出てくるねぇ。


なお、今日は警察との逃走シーンには付き物の警察犬ちゃんがいっぱい登場します。
「POLICE」と書かれた犬用のベストが最高でした。
あれどこかに売ってないかしら。


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