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2012年7月28日土曜日

ダークナイト ライジング(The Dark Knight Rises)




鑑賞日:July 28th, 2012
個人的評価: 93点

参考情報


鬼才クリストファー・ノーラン監督が、『ダークナイト』に続いて放つアクション大作。8年間平和を保ってきたゴッサム・シティを狙うベインが出現し、再びダークナイト(バットマン)と激しい攻防を繰り広げる様子を映し出す。今回も主演のクリスチャン・ベイルをはじめ、マイケル・ケインゲイリー・オールドマンらが続投。新キャストのアン・ハサウェイトム・ハーディらと共に見せる、最終章にふさわしい壮絶なストーリー展開に熱狂する。


ストーリー


ジョーカーがゴッサム・シティーを襲撃するものの、ダークナイトが死闘を繰り広げ彼を撃破してから8年後。再びゴッサム・シティの破壊をもくろむベイン( トム・ハーディ )が現われ…


感想


世界的にも前評判が高かった作品だが、期待通りの面白さ。
ヒース・レジャーがジョーカー役を演じた前作の「ダークナイト」では市民の英雄(光の騎士=ホワイトナイト)と呼ばれていた地方検事「ハービー・デント」を殺害した犯人という罪をかぶったバットマンが悪者という形で終わる。

だが本当の悪を倒したのは実はバットマンだったという事でそういう意味では闇の騎士=ダークナイトとなる。


この続きから始まる本作では8年間近く自宅に引きこもるという身体的にも精神的にも弱気な珍しいブルース・ウェインが見られる。

そんなウェインが仲間や家族に支えられ、そして様々な苦悩を乗り越え立ち上がる様はまさにヒーローのものだ。

英語タイトルが「The Dark Knight Rises」とあるようにこの作品はバットマンが再び立ち上がり、自分が信じる使命に命をかけて挑む話なのだ。

「本当の正義とは何か?」というバットマンシリーズでは常に訴えられているメッセージが引き続き盛り込まれており、この永遠のテーマを考えることにより相変わらず楽しめる。


その他にはポータブルジェット?やバットポッド(バイク)など乗り物の進化は思わず「スゲー!いいな~」と言いたくなるものばかりだった。

またキャットウーマンを演じたアン・ハサウェイがとにかく美人でキレイだった。キャットスーツを着るためにトレーニングをし、身体を引き締めたというだけあって美しかった。

ただアクションシーンで披露した運動神経は個人的にちょっと物足りなかった。
バトルシーンは「アイアンマン2」のブラック・ウィドー役として素晴らしいアクションをこなしたスカーレット・ヨハンソンの方が一枚上ではあったが、キャットスーツを完璧に着こなすアン・ハサウェイ美貌はとにかく注目です。

『ダークナイト ライジング』ポスター
美しすぎるボディラインを披露したアン・ハサウェイ扮するキャットウーマン
(C) 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC 

ということで93点と高得点をつけさせてもらいましたが、絶対に見る価値ありの作品です。
男性だけでなく、女性や子供まで楽しめること間違いなし。

2012年7月15日日曜日

ラム・ダイアリー(The Rum Diary)




鑑賞日:July 15th, 2012
個人的評価: 83点

参考情報

ジャーナリズム界の異端児と称された故ハンター・S・トンプソンの小説を基に、親友ジョニー・デップが製作、主演、企画をこなして映画化した伝記ドラマ。ニューヨークでの生活に疲れ、プエルトリコにやって来たジャーナリストが送る破天荒な日々を描く。監督・脚本は、『ウイズネイルと僕』のブルース・ロビンソン。ジョニーの恋の相手役を注目の新進女優アンバー・ハードが演じるほか、『サンキュー・スモーキング』のアーロン・エッカート、『扉をたたく人』のリチャード・ジェンキンスが脇を固める。

ストーリー

1960年、ニューヨークでの生活に疲労し切っていたジャーナリストのケンプ(ジョニー・デップ)は、地元紙に記事を執筆するためにプエルトリコへやって来る。個性的なジャーナリスト仲間に囲まれすぐに現地に溶け込んだ彼は、ある日アメリカ人企業家のサンダーソン(アーロン・エッカート)と知り合う。やがて彼の婚約者であるシュノー( アンバー・ハード )と出会ったケンプは、彼女に惹かれていくが…

感想

ジョニー・デップが敬愛してやまないと言われている故ハンター・S・トンプソンの原作を、ジョニー・デップ自身が製作・主演で完全映画化した作品。
アメリカのニュー・ジャーナリズムの旗手と呼ばれたハンター・S・トンプソンが何と22歳の若さで書いた小説を基にしたこの映画には彼が見た社会の真実が映し出されていたと感じた。
しかしこんなストーリーを22歳の時に書いたなんて信じられない内容だ。
ハンター・S・トンプソンはジャーナリズムに通常求められる客観性よりも、自らを取材対象の中に投じてその本質を伝えることを重視する「ゴンゾー・ジャーナリズム」という取材スタイルで有名だったそうだが、そういうスタイルに辿り着いた理由が分かるようなストーリーだ。


しかしイキイキとしたジョニー・デップの演技からは故人となったトンプソンへの深い賛辞が込められている様に思えた。
ちなみに最後にはこの作品のテーマであるセリフをジョニー・デップが言うのだがそれがカッコ良いい。
きっとあれを言うための映画だったんだろうね。

また、スカーレット・ヨハンソンと並ぶ色気をもつとも言われているアンバー・ハードが超キレイ。
やはりあのぐらいの色っぽさは20代後半以上の年齢でないと出せないんでしょうな。

面白かったですが万人ウケする内容ではないので気を付けて。

2012年7月9日月曜日

崖っぷちの男(Man on a Ledge)




鑑賞日:July 8th, 2012
個人的評価: 75点

参考情報

『アバター』や『タイタンの戦い』で、ハリウッドスターの仲間入りを果たしたサム・ワーシントン主演を務めた衝撃のサスペンス。ある計画を実行するために、偽装自殺を企てた男の命懸けの戦いを描く。メガホンを取るのは、これまでドキュメンタリー作品を手掛けてきた、長編初監督となるアスガー・レス。『スパイダーマン』シリーズなどのエリザベス・バンクスや、『リトル・ダンサー』で名をはせたジェイミー・ベルらが共演を果たす。それぞれの思惑が複雑に交錯するストーリーに絶句する。

ストーリー

元ニューヨーク市警の警察官ニック(サム・ワーシントン)は、30億円のダイヤモンド強盗の罪で投獄されていたが脱走。ニューヨークの高層ホテルで投身自殺を図ろうとしていたところを発見される。次々と野次馬たちが集まって来る中、彼は最近失敗をやらかしたばかりの女性刑事リディア(エリザベス・バンクス)を交渉人に指名する。

感想

ニューヨーク高層階の窓に立つ「崖っぷちの男」が野次馬たちの前で繰り広げる起死回生のショータイムが描かれた心理的にスリリングなストーリー。


飛び降り自殺を演じるニックの弟ジョーイとその恋人アンジーがひそかに水面下で遂行するとある計画にはプロっぽい部分とアマチュアっぽい部分があり、非常にドキドキさせてくれる。


友の裏切りや権力者の陰謀が渦巻く中、予想外のラストが待ち受けていますぞ。


フォーン・ブース」という映画の作りと似ており、シーンがあまり変わらないし派手なアクションなどもそんなに無いが、十分楽しめる内容でした。