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2012年8月4日土曜日

だれもがクジラを愛してる。(Big Miracle)




鑑賞日:August 4th, 2012
個人的評価: 80点

参考情報

トーマス・ローズの原作を基に、『そんな彼なら捨てちゃえば?』のケン・クワピス監督が映画化した感動の物語。1988年、アラスカのバロー沖で分厚い氷の下で動けなくなっていたコククジラ3頭を、救出しようとする人々の奮闘を描き出す。アラスカ州バローで働くテレビリポーターを『恋するベーカリー』のジョン・クラシンスキーが演じ、その元恋人を『チャーリーズ・エンジェル』シリーズのドリュー・バリモアが好演する。世界中がかたずをのんで見守った救助劇に引き込まれる。

ストーリー

1988年、アダム(ジョン・クラシンスキー)はアメリカ合衆国最北の街、アラスカ州バローにテレビリポーターとして派遣されていた。ある日、彼は3頭のクジラの親子が氷の下に閉じ込められているのを発見。そのニュースをテレビ局へ送ったところ、アダムの元恋人で、国際環境NGOグリーンピースの活動家レイチェル(ドリュー・バリモア)から電話が入る。

感想

アメリカの最北端にある小さな町で起きた小さな事件。これは1988年に起きた出来事なので当然TwitterやFacebookなど、情報を瞬時に拡散するためのツールは存在しないし、インターネットさえまだ活用されていない時代だ。

そんな中、このクジラ救出騒動は政府ホワイトハウスと冷戦最中であったソ連までを巻き込んだ大きな事件となっていくのだが、情報がどの様に広がっていくのかがちゃんと描かれておりその部分は非常に興味深かった。

名をあげたいレポーターの報道から始まり、自社商品を世の中に知らしめたいという中小企業、イメージアップを狙う大企業、そして次期選挙での当選率を上げたい大統領までもがこの小さな事件に関わっていく様からは人間の本性がよく表されていた。

誰が何のために情報を報道し、拡散するのか。
TwitterのリツイートやFacebookのシェアなど、今や個人が無料で、しかもたった数クリックで世界中に向けて瞬時に情報を届ける事が出来る今だからこそ、何故自分が情報の伝達に関わるのかを考え直す必要があるかもしれない。
そんな事を思わせてくれる作品でした。

ちなみに地方テレビ・リポーター役を演じたクリスティン・ベルが相変わらず美しかった。彼女は08年にはイギリスの男性誌「Maxim」が選ぶ"世界一ホットな女性ベスト100"で11位にランクインするほどの美女です。海外ドラマの「HEROES」にも登場しているのですが、個人的に好きなので、このポイントもチェックです。

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