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2012年8月26日日曜日

THE GREY 凍える太陽(The Grey)




鑑賞日:August 25th, 2012
個人的評価: 81点

参考情報

グラディエーター』のリドリー・スコットと『アンストッパブル』のトニー・スコットの兄弟が製作を務めたサバイバル・アクション。アラスカのツンドラ地帯で起きた飛行機事故の生存者たちが、過酷な大自然の中で決死のサバイバルを繰り広げていく姿を、壮大なスケールで活写する。『96時間』『アンノウン』で、ワイルドでタフな魅力を開花させたリーアム・ニーソンが、本作でも自然の猛威やオオカミの群れに挑む屈強な主人公を快演。メガホンを取るのは、『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』などのジョー・カーナハン

ストーリー

石油掘削現場で勤務する男たちを乗せ、アラスカのツンドラ地帯を飛んでいた飛行機が、大嵐に巻き込まれて墜落。オットウェイ( リーアム・ニーソン )ら、7人の男が生き残るものの、そこは周囲がすべて雪に覆われる極寒の地。一行は取りあえず南へと向かうが、野生のオオカミたちのテリトリーに足を踏み入れていたことから、彼らの執拗な攻撃にさらされることに。マイナス20度という寒さや、圧倒的な食料の不足にも苦しむ中、雪山を突き進んでいく彼らだったが…

感想

96時間』という映画を見てリーアム・ニーソンのファンとなったのでこの映画も(マイナーだと知りながら)迷わずに見ました。

飛行機事故から奇跡的に生き延びた7名の男たちがアラスカ極寒の地で繰り広げるリアルなサバイバル。

日々同じ仕事をただ繰り返してきた労働者たちだからかほとんどが自分勝手で、何も冷静に考えようとしないくせに強がる姿勢を見せるのだけ一丁前。

そんな中、リーアム・ニーソン演じるオットウェイがオオカミハンターとして得てきた知識を披露しながらグループをリードしていく様はカッコ良かった。

マイナス20度の中で食糧も無ければ、怪我人も多く、体力も無い、また、野生のオオカミに囲まれているが武器も無い。こんな極限状態の中、男たちが生きようとするのはそれぞれが生きる意味を必死に考え続けているからだと思われる。おそらくこの考えが途絶えてしまうと、体は動かなくなるのだろう。それぐらいの極限状態が描かれていた。

妻や娘との楽しい思い出や亡き父が残してくれた心に残る言葉など、「生きる希望」がそれぞれのキャラクターに存在していた。

また、無意識にフードチェインの頂点に君臨している人間が初めて自分達が獲物として扱われる際に起こす行動も見ていて非常に興味深かった。

本作を手がけたリドリー・スコットトニー・スコット兄弟は『LIFE IN A DAY』という映画でもタッグを組んでいるが、ここでも人間が家畜を調理する生々しいインパクトある映像が含まれていた。スコット兄弟は失われる命があり、それによって生き続けられる命があるという事、そして自分達が無意識に他の命を犠牲に生き続けているという事を認識してほしいというメッセージをこの映画にも込めているように思えた。

人間の弱さ、強さ、そしてその本性がリアルに表現された面白い映画でした。
予算は無いのでしょうが、音やカメラワークでチープさを隠したテクニックにも注目ですぞ。


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