鑑賞日:February 19th, 2013
個人的評価: 85点
参考情報
それぞれに愛する人を失い心に傷を負った男女が再生していく姿を、涙と笑いでつづるヒューマン・コメディー。オスカーで6部門にノミネートされた『ザ・ファイター』のデヴィッド・O・ラッセル監督が、人生の再起に懸ける男女をハートフルに描く。主演は、『ハングオーバー!』シリーズのブラッドリー・クーパーと『ウィンターズ・ボーン』のジェニファー・ローレンス。さらにロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーヴァーらベテランが脇を固める。
ストーリー
妻が浮気したことで心のバランスを保てなくなり、仕事も家庭も全て失ってしまったパット(ブラッドリー・クーパー)は、近くに住んでいるティファニー(ジェニファー・ローレンス)と出会う。その型破りな行動と発言に戸惑うパットだったが、彼女も事故によって夫を亡くしており、その傷を癒やせないでいた。人生の希望を取り戻すためダンスコンテストに出ることを決めたティファニーは、半ば強制的にパットをパートナーに指名する。(C) 2012 SLPTWC Films, LLC. All Rights Reserved. |
感想
今週末から公開なのですが試写会で観る事ができた。アカデミー賞8部門ノミネートされていて、これだけでも既に凄いのだが、全演技部門(主演男優・女優、助演男優・女優)ノミネートは31年ぶりの快挙らしいですよ。
さらにあのラッシュアワーで大爆笑を生んだクリス・タッカーまで出てるんだからそういう意味では超豪華キャストだね。
深く傷ついた男女が無意識にお互いを支え合い、徐々に惹かれていくというとてもシンプルなストーリーだが、人生に関する深いテーマも隠されていたと個人的に感じた。
また笑えるシーンが多々あり、ハートフルな雰囲気に仕上がっておりましたな。
妻に浮気をされて豹変してしまったパットや最愛の夫を亡くし性格が変わってしまったティファニー。このいつ自分自身に起きてもおかしくないリアルな問題に対して二人やその周りの人々がどのように向き合っていくかを見ているだけで元気が出てくる内容でした。
この作品は少しだけ落ち込んでいる時に是非見てほしい。
失敗や不幸をいつまでも悔やんでも仕方がない。
人生はいつだってやり直せるし、希望の光は常にどこか近くで光っている。
まっすぐ前に目を向けていれば必ず明るい明日が待っている。
そんな気持ちにさせてくれる作品でした。
また、友人や家族の存在って本当に大切なんだなぁと改めて感じさせてくれる。
落ち込んだ時は一人で背負い込まずに、周りの人に打ち分けて一緒に乗り越えるのが壁を乗り越える近道だと再認識させられる。
最近30歳近くのおじさんになってきたからか、ド派手なアクション映画や大都市の大恋愛という内容よりも、こういった地味な町に住むごく一般的な家庭のアットホームでとても身近に感じる事ができるような内容の方が面白いと感じるようになってしまった。
そして残念ながら犬は全く出てきませんでした。
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