2013年も本日が最終日。
今年も無事に劇場で50本以上の映画を観る事ができました。
合計で51本の映画を観ましたが、その内47本が洋画です。
という事で今年劇場で観てよかった洋画TOP5を勝手に発表しちゃいます。
ちなみに日本で2013年度に公開された洋画の興行収入TOP10は以下の通り
©http://www.cinematoday.jp/page/A0003969 |
自分はどちからと言うと深い内容の作品が好きなので、そういう意味では上図とはまったく異なるランキングとなっている。
それではさっそく第5位から順に見ていきましょう。
(リンクをクリックすれば詳細なレビューが見れます)
第5位
ザ・インターンシップ (The Internship)
今まで営業職しか経験した事のないおっさん二人が学生に混ざってGoogle本社にインターン生として乗り込み、正社員を目指すというコメディ。
Google本社のワークスタイルが垣間見れる作品となっており、有名な無料食堂の紹介はもちろん、無人自動車やお昼寝部屋など、「本当にこれはオフィスなのか!?」とつい言いたくなるGoogle本社ならではのシーンが満載でした。
Google本社のワークスタイルが垣間見れる作品となっており、有名な無料食堂の紹介はもちろん、無人自動車やお昼寝部屋など、「本当にこれはオフィスなのか!?」とつい言いたくなるGoogle本社ならではのシーンが満載でした。
とにかく久々に笑ったし、Googleファンにしか分からない細かい芸が散りばめられている。
最後のエンドロールはGoogle Appsの各サービスを上手く利用してクレジットを表示するなんとも憎い演出が施されており、最後の最後まで色んな意味で楽しめます。
最後のエンドロールはGoogle Appsの各サービスを上手く利用してクレジットを表示するなんとも憎い演出が施されており、最後の最後まで色んな意味で楽しめます。
第4位
LOOPER(ルーパー)
現代の自分 VS 30年後の自分という何とも興味深い展開が描かれてたが、自分との対決だからこそ表現できるあり得ないけど確実に引き込まれるバトルが見ものだ。
通常であれば考えられない展開を描くSF映画だが、ストーリーが大変よく作りこまれており、妙にリアルでついつい夢中になってしまう素晴らしい内容だった。
見てる途中で「この展開はめっちゃ面白いけど、一体どうやって終わるんだろうこれ!?」と思ってしまったが、終わってみればエンディングも大満足。
第3位
アバウト・タイム(About Time)
本作ではタイムトラベルという能力を持った主人公が家族と、恋人と、そして自分と向き合い、最高の人生を追求するストーリーだが、最後に出てくる答えに心打たれる。
過去に戻り、ある1日をやり直せる事ができたら自分は何をするだろうか。そんな事を考えさせてくれる素敵な作品で、思わず自分の人生を振り返ってしまうし、1日1日が大切に思えてしまう。
生きるって辛い時もあるけど、幸せな時もある。
人生はその繰り返しで最終的には充実した道であると信じてしまうようなそんな内容でした。
タイムトラベルというSF的な要素もあれば、しっかりとしたラブストーリーもあり、コメディ要素まで入ってる。また何よりもハートウォーミングな家族愛もちゃんと描かれているので、色んな所で感動できる。
(※DVDは日本未発売)
第2位
ヒッチコック(Hitchcock)
サスペンスの帝王と呼ばれた天才ヒッチコックだが、彼の成功の裏には妻の支えあり。この夫婦愛にはとにかく感動した。
無難なテーマを選択すればそこそこの成功をほぼ確実に収める事が出来たにも関わらず、前例の無いホラー映画の作成を選択する。資金調達のために自らの家を担保に借金をするなど、引退前と言われているおじいちゃんには考えられない大胆な行動を起こすヒッチコックとそれを支える妻の姿勢に感動する。
天才のアイディアを形にするための架け橋となる優秀な妻。
この息ぴったりの奇跡のコンビが揃った事により、本格的なホラー映画という新たなジャンルが世に生まれる。
自らの人生を犠牲にする覚悟で面白い映画だけを追及する様な天才達(とそのパートナー)の努力によって僕らはこんなにも面白い映画を今見る事が出来ているのだと再認識させてくれる素晴らしき作品。
第1位
悪の法則 (The Counselor)
リドリー・スコット監督×『ノーカントリー』脚本家という時点で既に豪華だが、それに加えキャメロン・ディアス、ブラッド・ピット、ペネロペ・クルス、ハビエル・バルデム、マイケル・ファスベンダーら「超」豪華キャストが共演する注目の作品だったが、想像以上の内容でもう脱帽。
息を呑むシーンが多々あり、裏社会のリアルな描写からホラー映画以上の恐怖を感じた。もうエンドロールが流れだした時には心臓がバクバクしてるぐらいハラハラしたし、とにかく怖かった。
裏社会には一般人が理解できないようなルールがあるという事でタイトルが「悪の法則」となっているが、原題は「The Counselor」。主人公が弁護士(アメリカでは弁護士をカウンセラーとも呼ぶ)なのでそういったタイトルだと思っていたが、蓋を開けてみると本作品のテーマと深く結びついたよく考えられたタイトルとなっている事に気づくだろう。
おわりに
以上が2013年に劇場で観てよかった洋画ランキングTOP5でした。
決して万人受けするテーマではない作品ばかりとなってしまいましたが、年間で20本以上映画を観る様な方であればそれぞれの面白さを分かっていただけると思います。
今年の投稿はこれで終わりです。
いつも「劇場で毎年50本の映画を見る人の洋画レビュー」を読んでくださりありがとうございます。
また来年も最低50本は劇場で観たいと思います。
それでは良いお年を!!
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