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2013年12月1日日曜日

キャプテン・フィリップス (Captain Phillipis)





鑑賞日:December 1st, 2013
個人的評価:73点

参考情報

2009年のソマリア海域人質事件をテーマに、海賊に拉致されたコンテナ船船長をトム・ハンクスが演じたドラマ。船員の救出と引き換えに4日間にわたって海賊の人質となった船長の運命と、海軍特殊部隊ネイビーシールズによる救出作戦を、緊張感あふれる演出で活写する。原作は、船長リチャード・フィリップスが著したノンフィクション。『ボーン』シリーズや『ユナイテッド93』などのポール・グリーングラス監督が映画化した。船長としての誇りと拘束された恐怖を体現するトム・ハンクスの熱演と、リアルで迫力ある救出劇が見どころ。


ストーリー

2009年4月、ソマリア海域を航海中のコンテナ船、マークス・アラバマ号を海賊が襲撃。武器を所持していた4人の海賊に、武装していなかったアラバマ号はあっという間に占拠されてしまう。船長のリチャード・フィリップス(トム・ハンクス)は、20人の乗組員を自由にしてもらう代わりに自らが海賊の人質となり…

感想

世界で起きている実際の事件が描かれており、銃で脅される事などほぼ無い平和な日本に住んでいる人にとっては恐ろしい話だろう。

落ち着きの無い海賊が銃を持って乗り込んできてからはハラハラ・ドキドキな展開ばかりで、最後まで息を呑む。

「海賊」という悪役が出てくるので仕方ないかもしれないが、海賊達はまるでそんなに計画をせずに金を持ってそうな船を闇雲に襲っているように描かれている。

船長の「勇気」が船を救ったという表現になっているが、経費削減のために海賊が出没する危険な海域をフィリップス船長は敢えて選んだという説もあり、もしかしたらその責任を感じているので率先して人質になったのかもしれない。

海賊に襲われそうになったが何とか回避をした後に、従業員達が「俺らはこんな危険な事をやる程の給料をもらっていない」とクレームを入れるシーンが非常に印象的だった。

あのシーンを無理やり入れている事も考えると、船長の経費削減説はもしかしたら本当なのかもしれない。ちなみに乗組員達は、危険な状況に追い込んだとして、船会社を訴えているらしい。やっぱ現実って生々しいね。

ちなみにこの映画を見たからか、今年10月にベルギーでとある囮操作が行われたので紹介したい。おとり捜査官が海賊のドキュメンタリーを撮影する映画関係者を装い、「顧問や専門家として協力してほしい」と腹心を通じて接近したらしいが、「契約」のためブリュッセルの空港に来たソマリア人の海賊をそのまま逮捕したようだ。やっぱ海賊でも映画は見るんだね。

あと、残念ながらワンちゃんは出てきませんでした。。


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