鑑賞日:July 26th, 2014
個人的評価:63点
参考情報
アメリカでベストセラーを記録した、ベロニカ・ロスの小説「ダイバージェント 異端者」を実写化したSFアクション。軍事や警察を統括するドーントレスを筆頭に、五つの共同体で社会が構成された未来を舞台に、いずれにも該当しない異端者と判断された少女が自身の宿命をめぐる戦いに身を投じる。監督は『リミットレス』などのニール・バーガー。キャストには『ファミリー・ツリー』などのシェイリーン・ウッドリー、『M:i:III』などマギー・Q、『愛を読むひと』などのケイト・ウィンスレットらが結集している。
ストーリー
世界が崩壊してから100年後の未来。復興を果たした人類は、16歳で受ける選択の儀式によって人々を軍・警察にあたるドーントレス、政権を運営するアブネゲーション、教育・研究を担うエリュダイトといった五つの共同体に振り分け、そこで人生を全うすることを強制していた。16歳になったトリス(シェイリーン・ウッドリー)も選択の儀式を迎えるが、どの共同体にも適さない異端者(ダイバージェント)と判断されてしまう。異端者は政府に抹殺されるのを知った彼女は、うそをついてドーントレスへと所属する。
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感想
優しい者が所属する『平和』、勇気ある者の『勇敢』、思いやる者の『無欲』、正直な者の高潔、そして論理的な者の『博学』という5つの共同体に全人類が振り分けられる新世界。
5つの共同体に該当しない存在であるダイバージェントは未知の特殊能力を持つため、異端者扱いを受けるだけではなく、人類を滅ぼす危険分子とまで見られている。
そんなダイバージェントである主人公トリスが人類に自分の本当の姿を隠しながら厳しい生活を送る展開にドキドキする。
5つの共同体が存在するが、その中でもトリスが所属する『勇敢』(ドーントレス)の生活がフォーカスされるストーリー。軍事・警察を担う、勇気ある武闘派集団であり、何事も諦める事を許されない超厳しい環境の中で比較的か弱い女性であるトリスが苦労をする姿に胸が辛くなる。
そんな中、『勇敢』(ドーントレス)のサブリーダーでもあるテオ・ジェームズ演じるフォーに厳しくも優しい指導を受けながら、教官と生徒の関係が少しずつ崩れていく展開もバトル以外では見もの。
あとこのフォーの超人的な強さには惚れぼれすること間違いなし。
トリスの両親が所属する思いやりの精神にあふれる集団『無欲』(アブネゲーション)は世の中の政権を担う最高権力。その状況に疑問を抱いているある共同体が企む計画には、今も未来も変わらぬ人間の測りきれない欲が表現されていた。
また未知の特殊能力を持っており、人類が定めた「ルール」に当てはまらないという理由だけでダイバージェントが人類にとって脅威の存在とされる考え方にも人間の既得権益に対する醜い執着が表されており、全体的に人類の心の弱さがテーマになっていると感じた。
ちなみに今回はケイト・ウィンスレットが大御所として重要なキャラを演じるが、タイタニックの主演から17年経ち、おばさん役にももはや違和感がない彼女の経験豊富で貫禄のある演技にも注目してほしい。
なお、トリスが最初に適正テスト(性格診断)を受ける時に恐怖に対する対応を見るために凶暴な犬が登場するが、憎しみ丸出しのワンちゃんなのでそんなに可愛くはなかった…
5つの共同体に該当しない存在であるダイバージェントは未知の特殊能力を持つため、異端者扱いを受けるだけではなく、人類を滅ぼす危険分子とまで見られている。
そんなダイバージェントである主人公トリスが人類に自分の本当の姿を隠しながら厳しい生活を送る展開にドキドキする。
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あとこのフォーの超人的な強さには惚れぼれすること間違いなし。
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また未知の特殊能力を持っており、人類が定めた「ルール」に当てはまらないという理由だけでダイバージェントが人類にとって脅威の存在とされる考え方にも人間の既得権益に対する醜い執着が表されており、全体的に人類の心の弱さがテーマになっていると感じた。
ちなみに今回はケイト・ウィンスレットが大御所として重要なキャラを演じるが、タイタニックの主演から17年経ち、おばさん役にももはや違和感がない彼女の経験豊富で貫禄のある演技にも注目してほしい。
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