鑑賞日:June 1st, 2013
個人的評価: 72点
参考情報
『ミッション:インポッシブル』シリーズなどのトム・クルーズ主演によるSF大作。エイリアンの襲撃で半壊して捨てられた地球を監視していた男が、謎めいた人物との遭遇を機に自身と地球の運命を左右する事態に巻き込まれていく。『トロン:レガシー』で注目を浴びたジョセフ・コシンスキーが監督を務め、名優モーガン・フリーマン、『007/慰めの報酬』のオルガ・キュリレンコら、実力派たちが脇を固めている。壮大かつ予測不可能なストーリーに加えて、半壊した地球の鮮烈なビジュアルからも目が離せない。
ストーリー
エイリアン“スカヴ”の侵略を食い止めたものの、その戦いによって地球が半壊してから60年。生き残った者たちがほかの惑星へと移住してしまった中、ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)だけが地球に残って上空から偵察していた。パトロールに向かっていた彼は、誰一人として生存しているわけがないエリアで何者かの襲撃を受けてしまう。混乱するジャックの前に現れたのは、ビーチ(モーガン・フリーマン)という謎の男。彼との遭遇を機に、ジャックは地球、人類、そして自身の運命を担う冒険に出ることに。(C) 2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. |
感想
近未来を描いた作品なので、とにかく登場する最新技術やガジェットに注目です。日々の業務をこなすためにジャック・ハーパー(トム・クルーズ)が活用する二人乗りの飛行機は滑走路などを必要とせずに離着陸ができるなんとも便利な乗り物だった。近い未来は空飛ぶ車が登場すると予想している人もいるが、よく考えたら車というかミニ飛行機が流行るんだろうなと思わせてくれるリアルな乗り物だった。
また、エイリアンなどの敵を撃退する攻撃力を備え持った小型ロボット「ドローン」は未来の強力な兵器を想像させる。
コンピュータのプログラミングによる自動操縦というところが妙にリアルで、本当に未来の戦争はロボット同士の争いになるのではないかとイメージが湧いた。
ちなみに人類が去った地球が舞台なのだが、まだ生命は残っており、犬もちゃんと登場した。
作品テーマはなかなか広大で、人類の強さを改めて感じられると同時に、その小ささも感じられてしまう内容だった。
なお、今回はネタバレ編も書いたのですでに映画を見た方は下へスクロールして下さいな。
※「オブリビオン」公式ウェブサイトはこちら
さてさて、ここからはネタバレ編となります。
映画を見た後に感じたことを勝手に緩く書いていきます。
まず「忘れられている状態」という意味がある「オブリビオン」というタイトルだが、ここにオチが隠されたんだなぁと単語の意味を検索してまず気づきました。
欲を言うとエイリアンの実態をもっと具体的に描いてほしかった。
今回はすべてがロボットだった気がした。
果たしてあのロボットを支配しているエイリアンがいるのか、それともエイリアンまでもしかしてロボットに支配されてしまっているのかという疑問は残してくれるが、なんだか物足りなかった。
ところでモーガン・フリーマンは今回は友情出演とかだったのだろうか。。
あれだけの大物なのに登場回数と分数がやけに短いし、最後の自爆シーンなんて彼の扱いが超雑。あと主人公ジャックの目線で言うと、モーガン・フリーマンがエイリアンのボスだったので、そりゃぁエイリアンだと思うよねあの格好じゃ。まさかあれが人類代表だとは思えないよね(笑)
また自爆後のエンディングはカットした方が良かったのではないだろうか。
命を犠牲にして人類の未来を繋いだ夫が残してくれた湖の横にある手作りの家で、一人幸せに暮らす妻ぐらいにしておいて、キレイな自然の風景から空を映しながらフェイドアウトとかで良かったのに。。
子供をあのタイミングで無理やり産ませるのもよく分からんし、何よりもクローンのジャック(52号?)を連れて帰ってくる人類の生き残りチームのくだりは全カットでいいだろう。
きっとあれはモーガン・フリーマンに手を貸してくれたジャックに敬意を表し、52号のジャックにこの世の真実を伝え、説得して妻の元へ連れていってあげたという良い話にしようとしてたのだろうかね。
1,000人ぐらいいるジャックの中でたった一人だけにジャックらしさが一握り残っていて、その一握りの兆候をモーガン・フリーマンが奇跡的に見つけ、苦難と賭けを乗り越えてやっと人類の信念が実ったというミラクルを描いたストーリーだったのに、あそこでもう一人のジャックを妻がジャックと認めちゃったら、「誰でもいいんかいっ!」っていうなんとも納得いかない気持ちで終わってしまう。
という事でエンディングが個人的には本当に残念だった。
そしてこの映画を見て一番思ったのが「やっぱりいつものトム・クルーズ主演映画だったな」という事。キレイな女性に愛されるし(しかも今回は二人)、最終的には世界をカッコ良く救う英雄となる。トム・クルーズを映画に起用する時ってきっと契約書にこういう条件が入ってるんだろうなぁ。。
ここから先はネタバレ注意!
(C) 2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. |
(C) 2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. |
映画を見た後に感じたことを勝手に緩く書いていきます。
まず「忘れられている状態」という意味がある「オブリビオン」というタイトルだが、ここにオチが隠されたんだなぁと単語の意味を検索してまず気づきました。
欲を言うとエイリアンの実態をもっと具体的に描いてほしかった。
今回はすべてがロボットだった気がした。
果たしてあのロボットを支配しているエイリアンがいるのか、それともエイリアンまでもしかしてロボットに支配されてしまっているのかという疑問は残してくれるが、なんだか物足りなかった。
ところでモーガン・フリーマンは今回は友情出演とかだったのだろうか。。
あれだけの大物なのに登場回数と分数がやけに短いし、最後の自爆シーンなんて彼の扱いが超雑。あと主人公ジャックの目線で言うと、モーガン・フリーマンがエイリアンのボスだったので、そりゃぁエイリアンだと思うよねあの格好じゃ。まさかあれが人類代表だとは思えないよね(笑)
また自爆後のエンディングはカットした方が良かったのではないだろうか。
命を犠牲にして人類の未来を繋いだ夫が残してくれた湖の横にある手作りの家で、一人幸せに暮らす妻ぐらいにしておいて、キレイな自然の風景から空を映しながらフェイドアウトとかで良かったのに。。
子供をあのタイミングで無理やり産ませるのもよく分からんし、何よりもクローンのジャック(52号?)を連れて帰ってくる人類の生き残りチームのくだりは全カットでいいだろう。
きっとあれはモーガン・フリーマンに手を貸してくれたジャックに敬意を表し、52号のジャックにこの世の真実を伝え、説得して妻の元へ連れていってあげたという良い話にしようとしてたのだろうかね。
1,000人ぐらいいるジャックの中でたった一人だけにジャックらしさが一握り残っていて、その一握りの兆候をモーガン・フリーマンが奇跡的に見つけ、苦難と賭けを乗り越えてやっと人類の信念が実ったというミラクルを描いたストーリーだったのに、あそこでもう一人のジャックを妻がジャックと認めちゃったら、「誰でもいいんかいっ!」っていうなんとも納得いかない気持ちで終わってしまう。
という事でエンディングが個人的には本当に残念だった。
そしてこの映画を見て一番思ったのが「やっぱりいつものトム・クルーズ主演映画だったな」という事。キレイな女性に愛されるし(しかも今回は二人)、最終的には世界をカッコ良く救う英雄となる。トム・クルーズを映画に起用する時ってきっと契約書にこういう条件が入ってるんだろうなぁ。。
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