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2014年10月13日月曜日

ジャージー・ボーイズ (Jersey Boys)





鑑賞日:October 13th, 2014
個人的評価:78点

参考情報


グラン・トリノ』などの名匠クリント・イーストウッドが監督を務め、ブロードウェイの大ヒットミュージカルを基に描くドラマ。1960年代にザ・ビートルズと並ぶほどの人気を誇ったアメリカのポップスグループ、ザ・フォー・シーズンズの光と影を数々の名曲と共に映し出す。ブロードウェイ版同様ジョン・ロイド・ヤングが、バンドのリードボーカル役を担当。グループの宿命でもあるメンバーの友情と不和、栄光と転落の物語が胸に響く。(©シネマトゥデイ


ストーリー


ニュージャージー州の貧しい町で生まれ育った4人の青年たちは、その掃きだめのような場所から逃れるために歌手を目指す。コネも金もない彼らだが、天性の歌声と曲作りの才能、そして素晴らしいチームワークが生んだ最高のハーモニーがあった。やがて彼らは「ザ・フォー・シーズンズ」というバンドを結成し、瞬く間にトップスターの座に就くが…(©シネマトゥデイ

© 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC ENTERTAINMENT

感想


ミュージカルを映画化した割にはミュージカルらしいパフォーマンスシーンが少ない気がしたが、ブロードウェイ版でも主役を務めるジョン・ロイド・ヤングが本作でも主人公を演じているためミュージカルファンも納得だろう。確かにユニークで素敵な歌声ではあった。

© 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC ENTERTAINMENT

1960年代のミュージック・シーンが再現されている所が特に印象強く、音楽のスタイルやアーティストのファッション、そして観客の音楽の楽しみ方など現代とは色々な意味で異なる部分を見ているだけで楽しめる。

© 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC ENTERTAINMENT

あとザ・フォー・シーズンズを結成する4人組のキャラバランスも絶妙だった。マフィアと繋がっていて悪さばかりする自称リーダーとその昔からの相棒。冴えない理容師として働くがリーダーにその歌唱力を買われ、色々と面倒を見てもらう最年少のリード・ボーカル。そして天才的な作曲センスを売り込み途中から加入する新人。それぞれのグループ内での役割が明確に分かれており、良くも悪くも科学反応を起こす。

© 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC ENTERTAINMENT

誰でも一度は聞いた事がある「Can't take my eyes off you」(君の瞳に恋してる)という名曲の光と影。この曲を含め、ザ・フォー・シーズンズの名曲がどのようにして誕生したのか。その裏側を知る事により、今まで以上に曲に酔いしれる事が出来るだろう。
色々問題はあるけれど、やはり4人で曲を歌う時は最高に楽しそうに見える部分に音楽の素晴らしさが表現されていると感じた。



犬は特に登場しなかったです。

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