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2015年8月30日日曜日

テッド2 (TED 2)





鑑賞日:August 30th, 2015
個人的評価:77点

参考情報


命を宿したテディベアのテッドと親友のジョンが巻き起こす騒動を描いた、大ヒットコメディーのシリーズ第2弾。結婚して子供が欲しいと願うものの、それをかなえるには人間であることを証明しなくてはいけなくなったテッドたちが奔走する。前作に引き続いて、セス・マクファーレンが監督と脚本、テッドの声を務め、マーク・ウォールバーグがジョン役で再登場。『マンマ・ミーア!』などのアマンダ・セイフライド、オスカー俳優のモーガン・フリーマンらが共演する。下ネタを織り交ぜたギャグの数々に笑いがこみ上げる。(©シネマトゥデイ


ストーリー


アルバイト先で出会った恋人タミ・リン(ジェシカ・バース)と愛を育み続け、ついに結婚を果たしたテッド。幼いころからの親友ジョン(マーク・ウォールバーグ)との悪ふざけと新婚生活を楽しむ中、彼はタミ・リンとの子供を欲しいと思うように。だが、自分が縫いぐるみではなくて人間であることを証明しなければ子供を持てないと知った彼は、女性弁護士サマンサ(アマンダ・セイフライド)のもとへ相談に。そして、彼女とジョンの協力を得ながら、法廷に立って自分は人間だと証明しようとするテッドだったが…(©シネマトゥデイ

感想&見どころ


待ちに待ったTEDの続編。世界一ダメなテディーベアーとして有名なTEDだが、本作では結構まじめでむしろ凄いまともな人生を送っているのでそこは少し違和感を覚えるかも。テディーベアーと人間のセックスシーンや、乱交パーティー的なTEDらしいぶっ飛んだ活動がそんなになく、結婚して落ち着いちゃったなぁと少しガッカリ。 でも前作のミラ・クニスに代わり、今回のヒロインはアマンダ・セイフライドなのでそこは非常に新鮮で、キャラも良かった。一流の精子を手に入れようとするシーンでは実在するアメフトスターのトム・ブレイディが登場したり、TEDが勤めるスーパーにリーアム・ニーソンが買い物に来たりとさりげなく大物が登場する所も見どころ。

人間として認めてもらうために必要な事


TEDは人間ではなく、所有物なので結婚も出来なければ子どもを授かる事も出来ないという非情な決断が州によって下されてしまう。確かに見た目は違うし、チンチンもついてないけど、人間であるという事は見た目の話なのか?馬鹿げた設定かもしれないけど、確かに一度は真剣に考えるべき深い問題ではある。既存の固定概念を基に答えを限定する事は簡単だけど、何が「正しい」のかをシンプルに追求する事の大切さを学ぶ事が出来るテーマでした。

夫としてのTED


今回は親友のジョンとの関係性よりもTED自身に焦点が当たっている。そんなTEDは既に結婚していて守るべき妻もいる。妻のためにしっかりと働いているし、妻が買い物にお金を使い過ぎたら注意だってする。しっかりと大人になったTEDも魅力的でした。

TED × コスプレ


結婚式ではタキシード、裁判所ではスーツ姿など今回はTEDが数多くのコスプレを披露している。後にぬいぐるみを売るための戦略かもしれないけど、あんなおやじな性格なのに可愛い衣装を着こなすTEDにはたまらない。個人的には雨の日にレインコートを着ているシーンが大好き。

Tippett Studio / Universal Pictures and Media Rights Capital Iloura / Universal Pictures and Media Rights Capital Universal Pictures and Media Rights Capital

前作とくらべてちょっと深いテーマなので気楽に観るというよりも少し考えてしまうシーンもあるかもしれないけど、ベースは爽快なコメディなので楽しめるでしょう!可愛さは前作と比べて格段とアップしているよ!

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ワンちゃんは特に出てこなかったと思います…

2015年8月16日日曜日

チャップリンからの贈りもの (La rancon de la gloire)





鑑賞日:August 16th, 2015
個人的評価:65点

参考情報


1978年のスイスで実際に起きた、驚がくの事件をベースにした犯罪劇。映画史に名を残す喜劇王チャールズ・チャップリンの遺体を盗み出し、家族から大金を取ろうとした男たちに待ち受ける運命を活写する。メガホンを取るのは、『神々と男たち』などのグザヴィエ・ボーヴォワ。『ココ・アヴァン・シャネル』などのブノワ・ポールヴールド、『シャドー・チェイサー』などのロシュディ・ゼムらが結集。奇想天外な物語に加え、チャップリンの息子ユージーンと孫娘ドロレスの出演にも注目。(©シネマトゥデイ


ストーリー


1978年、スイスのレマン湖畔。貧しい生活を送り、妻の入院費も払えないオスマン(ロシュディ・ゼム)。そんな中、チャールズ・チャップリン逝去のニュースが流れる。すると親友エディ(ブノワ・ポールヴールド)からとんでもない話を持ち掛けられる。それは埋葬されたチャップリンの遺体を盗み、その返却と引き換えに家族から大金をせしめようというものだった。こうして、犯行に加わることになってしまうオスマン。だが、次々とトラブルが噴出し…(©シネマトゥデイ

感想&見どころ


貧しい生活を送っているどうしようもない中年二人組が、一世一代の無謀な計画に挑む様を面白おかしく、そしてフランス映画らしくオシャレに描いたヒューマン・ドラマ。派手さは無いんだけど、時間を忘れて何となく見たい時にオススメだと思いました。

間抜けな犯罪計画につい笑ってしまう


本当にこれは実話なのかと思うほどとにかく犯罪計画が間抜けでした。どん底の生活を送っている2人なので必死さこそ伝わってくるものの、既に死んでいる人を人質にするのだからどうしても笑ってしまう。「身代金を支払わないと人質の命は無いぞ!」という誘拐犯のお決まり文句も言えないため、挙句の果てには「とにかく金を払え!」と叫ぶだけの不毛な脅迫シーンも面白い!

懐かしのチャップリン作品が甦る


僕はチャップリン世代では無いのですが実家にはいくつかビデオがあり、親と共にチャップリン作品を見た事がありました。チャップリン映画ではおなじみの音楽以外はサイレントという手法が本作でも使われており、なんだかそんなにチャップリンを知らない僕にとってすら懐かしい感情が蘇りました。展開としてはそんなに重要ではないシーンでも泣いてる人がいたので、チャップリンを思い出してしまう撮り方だったんだなぁと改めて感じてしまいましたね。

チャップリンの遺族がまさかの出演!


個人的に一番ビックリしたのは本作にチャップリンの遺族(息子&孫娘)が出演したという事実。「自分の親が誘拐された話なのにあなた出ちゃうんですか!?」と突っ込みたくなりますが、映画を通してチャップリン家の寛大さや器の大きさを感じる事が出来て最終的には納得しちゃいました。この事件を起こした犯人の遺族にとっては最高の演出でしょうね。

(C) Marie-Julie Maille / Why Not Productions


ハリウッド映画と比較してしまうとどうしても派手さに欠けるフランス映画ですが、これはそこをカバーするオシャレなテクニックが非常に多く詰まっています。
映画の歴史を語る上では避けては通れないチャップリン氏。亡くなってからも映画界に影響を与えるそんな彼を身近に感じられる素敵な作品です。

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フランス映画なのでプードルが出てくる事を期待してましたが、よく考えたら舞台はスイスだったので出てきませんでした。というか犬は一切登場しません。1970年代のスイスでは犬がペットとしてまだ認識されていなかったのかな…

2015年8月9日日曜日

ジュラシック・ワールド (Jurassic World)





鑑賞日:August 9th, 2015
個人的評価:84点

参考情報


スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務める、『ジュラシック』シリーズ第4弾となるアドベンチャー大作。恐竜をテーマにした巨大テーマパークを舞台に、遺伝子操作によって生み出された新種の恐竜が脱走、人間や恐竜を襲うさまを臨場感たっぷりに描き出す。主演は、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』などのクリス・プラット。監督は、『彼女はパートタイムトラベラー』のコリン・トレヴォロウ。驚異的なビジュアルやハイテンションな展開のサバイバルに期待。(©シネマトゥデイ


ストーリー


世界的な恐竜のテーマパーク、ジュラシック・ワールド。恐竜の飼育員オーウェン(クリス・プラット)が警告したにもかかわらず、パークの責任者であるクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は遺伝子操作によって新種の恐竜インドミナス・レックスを誕生させる。知能も高い上に共食いもする凶暴なインドミナス。そんな凶暴なインドミナスが脱走してしまい…(©シネマトゥデイ

感想&見どころ


93年に初めて『ジュラシック・パーク』を大スクリーンで観た時の感動が蘇りました。当時まだ9歳だった僕は一緒に観に行った友達たちと共に大興奮した事を未だに覚えていますが、きっと今の子どもたちも同じぐらいの興奮を覚える事でしょう!大迫力のバトルシーンもたっぷりなので3Dか4DXで観るのがオススメです。
この作品を通して、劇場でしか味わえない映画の素晴らしさを是非体験してほしいです。

恐竜園×テーマパーク運営の裏側が面白い!


予告編第1弾を見れば分かりますが、まるで未来のディズニーランドの様なテーマパークが舞台となっており、これだけでもう誰もが見たくなってしまうはず。だって恐竜がいる未来のディズニーランドがあったら絶対行きたいですよね?
この設定だけでもう失敗は無い作品なんだけど、本編では結構パーク運営の裏側を公開してたのが個人的に凄く興味深かったです。お客さん目線でパーク内をもっと見せつける演出の方が万人にウケただろうけど、その一歩先を進み、運営の難しさや楽しさという裏側を見せたのが新しい!恐竜という未知の生物をどのように飼育しているかもそうですが、やはり2万人の客と園内にいる恐竜全ての状況を把握する最新で超ハイテクなコントロールセンターはかなり見応えありました。

恐竜と人類の共存が描く未来


凄くアメリカらしい発想なんですが、恐竜を兵器として使えないかという議論が作品内で登場します。恐竜と人類が共存したら、フードチェーン(食物連鎖)にどういった影響が出るのか?アイアンマンに対抗できるぐらい強力な兵隊と化すのか、もしくは新しい種類のペットが誕生するだけなのか?
ロボット工学の進化により、人類が昔から思い描いていたロボットがほぼ再現できてきた今の時代を考えると、バイオテクノロジーが進化した際に人類が作り出そうとするのは恐竜なのかもしれません。人類って何だかんだ言って恐竜に大きな憧れを抱いているんですよねぇ。そんな考え方をすると、このテーマについて今のうちに考えておく事は非常に大切だと思いました。ちなみに僕はペット的なポジションになってほしいと願っています。犬ではなく馬寄りのペットで、車代わりに道路を激走できる世界が実現したらなぁなんて考えちゃいました。

人種を超えた夢のタッグバトル!


最も興奮したのはやっぱこの部分です。これも予告編第1弾で公開されている情報ですが、バイクに乗った主人公が飼育している恐竜たちと森の中を走り抜ける素敵なシーンが出てきます。自分が面倒を見た子どもたちと同じゴールを目指す展開は動物好きの自分にとってはたまらないし、人種を飛び越えて生まれるコンビネーションにはきっと感動すると思います!

Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment ILM / Universal Pictures and Amblin Entertainment Universal Pictures and Amblin Entertainment

ジュラシック・パーク』シリーズのファンを裏切らないリブート作品で、誰が見ても楽しい内容になっています。スティーヴン・スピルバーグらしさが存分に感じられる作風になっているところもファンとして嬉しいポイントでしょう。今年の一押しです!

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恐竜ランド内の話なので、ワンちゃんは全く出てきませんでした。

2015年8月7日金曜日

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション (Misson Impossible Rogue Nation)





鑑賞日:August 7th, 2015
個人的評価:73点

参考情報


ハリウッドスターのトム・クルーズ主演の世界的大ヒットシリーズ『ミッション:インポッシブル』の第5弾。スパイ組織IMFに所属する腕利きエージェントが、仲間たちと協力して暗躍する無国籍スパイ組織撲滅というハイレベルのミッションに挑戦する姿を活写する。共演は、ジェレミー・レナーサイモン・ペッグアレック・ボールドウィンら。高度1,500メートル、時速400キロメートルで飛行中の軍用機侵入を試みる、トムの命知らずのアクションも見どころ。(©シネマトゥデイ


ストーリー


正体不明の多国籍スパイ集団“シンジケート”をひそかに追っていたIMFエージェントのイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、ロンドンで敵の手中に落ちてしまう。拘束された彼が意識を取り戻すと、目の前に見知らぬ女性と、3年前に亡くなったはずのエージェントがいた。拷問が開始されようとしたとき、その女性は思わぬ行動に出る。(©シネマトゥデイ

感想&見どころ


トム・クルーズのカッコ良さが最大限に引き出されている作品でした。
シリーズ5作目にして未だにクオリティーが下がらないのは珍しい。恐らく製作陣の中にファンが多くいるからだろうと予想されますが、大ヒット作は色んな意味で多くの人に支えられていますね。

絶対不可能なミッションの大連発!


宣伝でバンバン使われてるあのトムが飛行機にしがみつくシーンだけがインポッシブルミッションではなかった!それ以外にも酸素ボンベ無しで3分間以上息を止めながら水中で作業を行ったり、カーチェイスやバイクチェイスがあったりと今回はミッション・インポッシブルがポンポンと出てきます。挙句の果てにはとある国の首相を拉致しようとなんて言い出すからもうどこまで行くのって感じです。あらゆるタイプのミッションが見れるのでお得感が満載です。

世界各国で大事件のオンパレード!?


今回はロンドン(イギリス)、ウィーン(オーストリア)、ラバト(モロッコ)など世界各国でイーサンが暴れまわる。こんなに大規模な予算があるのはさすが世界的に有名なブロックバスター映画!特にオーストリアではウィーン国立歌劇場のオペラ公演の裏側でスパイ同士の殺し合いが行われるなど、予想もできない展開が新しかったです。
モロッコでのモーターアクションシーンはイーサン目線で激走する演出となっているため、4DXで見ればアトラクションの様な体験が出来るのでオススメです!

イーサン × ベンジー × 謎の美女スパイ


今回のヒロインとして大抜擢されたレベッカ・ファーガソンが演じる謎の美女スパイ「イルサ」がまた良い味出してました。個人的にスウェーデン人は謎めいた雰囲気を出していると思っているのでピッタリのキャスティングだとおもっています。そんなに若くはない30代の女優を抜擢したのもまたリアリティーがあって良かったです。イーサンとベンジー(サイモン・ペッグ)のいつものコンビに彼女が加わる事によりまた新しい化学反応が起こり、この新トリオが挑むインポッシブルなミッションは痛快かつ爽快!

(C) 2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

これはきっと誰と見ても面白い無難な作品だと思いますので、オススメです。
やっぱ巨額の予算が組まれた大作って安定感があって良いですね。

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色んな国々が舞台となっているので各国のワンちゃんが見れるかもとちょっと期待してましたが、全く出てきませんでした…