鑑賞日:December 18th, 2015
個人的評価:65点
参考情報
ハリウッドの伝説的スターであるジェームズ・ディーンと天才写真家デニス・ストックの若き日の友情を描く青春ドラマ。初主演作『エデンの東』の試写を観たデニスがジェームズに密着し、刺激を受け合い友情を築き、歴史に残る写真が生まれる瞬間を映す。『誰よりも狙われた男』などの監督兼写真家のアントン・コービンがメガホンを取り、ジェームズを『クロニクル』などのデイン・デハーン、デニスを『トワイライト』シリーズなどのロバート・パティンソンが演じる。才能ある若者たちの奇跡的な出会いに驚かされる。(©
ストーリー
1955年、写真家のデニス・ストック(ロバート・パティンソン)は映画監督のニコラス・レイ(ピーター・ルーカス)主催のパーティーで、ジミーことジェームズ・ディーン(デイン・デハーン)に出会う。ジミーの出演作『エデンの東』を観てその演技に衝撃を受けたデニスは、フォトエッセイを撮ることを決意。最初は警戒していたジミーだったが、デニスが写真を撮り始めたきっかけを聞いたことで…(©シネマトゥデイ)
感想&見どころ
天才と呼ばれたハリウッドスターの素顔を見れる貴重な作品。また映画の主役がどのように決まるかや、プレミア上映会の舞台裏など映画界の人しか見る事のない世界が見えるのも本作品の魅力の1つ。派手な出来事が用意されている作品では無いけれど、何故か心には残る映画。
伝説の役者が歩んだ人生の一瞬に注目
あまりにも短すぎたジェームズ・ディーンの一生を描いた伝記映画だと予想していたが、そんな単純な内容ではなかった。写真家デニス・ストックとの人生最後の旅である故郷への帰省というたった2週間程度の出来事がたっぷりと丁寧に、そしてリアルに描かれている。謎とされるジェームズ・ディーンの思考が垣間見える部分もあるが、結局彼の頭の中は一瞬しか覗き込めない。でもデニス・ストックがの残したあの有名な写真の裏側が覗けるのはファンにとっては堪らないのだろう。
アーティスト同士の不思議な交流
最初はデニスからディーンへの一方通行の尊重だったが、徐々にディーンもデニスを友人として認め、心を開いていく。役者と写真家という全く異なる職業ではあるが、それぞれが持つアーティストとしてのこだわりが2人をどんどん惹き寄せていく。
最終的にはお互いに認め合い、その信頼から芸術的な写真が生まれる過程が素敵に表現されていた。
Photo Credit:Caitlin Cronenberg, (C) See-Saw Films |
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犬は登場しなかったと思う。派手な出来事が用意されている作品では無いけれど、何故か心には残る映画。
【帰国子女の洋画レビュー】『ディーン、君がいた瞬間』(LIFE) https://t.co/owhSXQjJkA pic.twitter.com/XxaiMumEkU
— 落合弘幸 Hiroyuki Ochiai (@Hiroyukiochiai) 2015, 12月 18
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