iTunesで人気の映画をチェック

2011年10月28日金曜日

ミッション:8 ミニッツ (Source Code)




鑑賞日:October 28th, 2011
個人的評価: 84点

参考情報

『月に囚われた男』のダンカン・ジョーンズ監督の長編第2作となるSFサスペンス。列車爆破事故の犯人を見つけるべく、犠牲者が死亡する8分前の意識に入り込み、爆破直前の列車内を追体験していく男の運命を描く。困難なミッションを課せられた主人公を、『ブロークバック・マウンテン』のジェイク・ギレンホールが熱演。巧妙に練り上げられたプロットと先の読めないストーリー展開に引き込まれる。

ストーリー

シカゴで乗客が全員死亡する列車爆破事故が起こり、事件を解明すべく政府の極秘ミッションが始動。爆破犠牲者が死亡する8分前の意識に入り込み、犯人を見つけ出すという任務遂行のため、軍のエリート、スティーヴンス(ジェイク・ギレンホール)が選ばれる。事件の真相に迫るため何度も8分間の任務を繰り返すたび、彼の中である疑惑が膨らんでいく。

感想


タイムスリップ系の話だとは思っていたが、ちょっと違かった。
死んでしまった人の死ぬ8分前の時間に戻り、そこから事件についての手掛かりを見つけ出す話。「NEXT」という映画と非常に似ているんだが、自分はこういう話が結構好きなんです。
身体は死んでいるが脳は生きているといういわゆる植物状態の様な状況でも、脳から情報を引き出し、それを事件解決のために役立てるという何ともアメリカらしいハイテクな発想だが、「そろそろこういう時代に本当になりそうだな」と思わせるような内容だった。
現実的に考えてあり得ない話だが、こういった手の話はどこかで「何故このあり得ない事が実現できたのか」というそれらしい説明があるのだが、今回は無かった。
だからはじめに言っておきたいが、この映画はそういう細かい設定を気にしだしたら「だから矛盾してるじゃん」と考えてしまい、ちょっとつまらなくなってしまう。
でも映画を見終わって思ったが、この映画の面白さは「もしこういう技術が実現したらヒトは何をするのか?」という部分だと思うので、是非そこを楽しんでほしい。
ちなみにヒロイン役のミシェル・モナハンが大人の色気を存分に出していて、非常にキレイだった。ここもお薦めポイントです。

この映画は非常に複雑な構成になっており、見終わった後に議論したくなるような内容だ。という事で見終わった人用のメモをこれから書きますのでまだ見ていない人はこれ以上見ないように…

「ミッション:8 ミニッツ」公式ウェブサイトはこちら

『ミッション:8 ミニッツ』ポスター



さてさてここからは映画を見終わった後に個人的に気になった疑問に対する自分なりの答えをメモします。面倒くさいのでQ&A形式にしたいと思います。

Q.
政府の極秘ミッションっぽい内容なのになんでスタッフが3人ぐらいしかいないのだ?
指示とかも統一されてなし、後ろを人が通り過ぎるし、グダグダだったじゃん…
A.
きっとSWATの中でも「あんなので事件が解決したら何でも出来るわ」っという感じで冷たい視線を浴びている内部からでさえも非現実的と思われているミッションだったので肩身の狭いを思いをしているんだろうな。

Q.
何で死んだ人の記憶を見ているのに、違う行動を起こしたらちゃんと違う事が起こるの?
「デジャヴ」のように過去の記憶を見るだけで、その記憶を基に事件解決をするのはまだ理解できるけど…
A.
あれはきっと想像の世界なんだろう。たまにリアルな夢を見る時があるが、それと同じで人間が頭の中でイメージした世界なのだ。
つまり事件が解決してみんなが喜んでるシーンや最後にGoldwinにメッセージが届くシーンもStevens無意識に想像したものとなるね。
だって最後のメッセージに入っていたようにもし本当にあの技術がもう一つの世界を創り出しているとしても、あの鏡に映るショーンはどこにいったのだ?って事になるでしょ。全てはStevens無意識に思い描いたものという事にしておこう。

Q.
この映画のポスターには「映画通ほど騙される」と書いてあったが、あれは何の事?
A.
最初の1時間を見ていると「ストーリーがちゃんと作りこまれていない微妙な設定だなぁ」と感じた。だが最後までみると最初に感じたそれぞれの矛盾にはそれなりの答えが用意されていた。ここの事なのかなぁと自分は思った。

Q.
何であの車掌さんはStevensの切符は切るのにChristinaの切符は求めないの?
A.
まぁ細かい事は気にするな。映画なんだからさ。


【おまけ】
個人的にはキスをしている最中に時間が止まるとこで映画も終わらせてほしかった。少なくともシカゴに着いた後にあの大きい鏡を見つめながら終わらせてほしかった。あの方が夢もあるし、答えのない矛盾を残すだけのラストシーンで後味が悪くなるより全然良い。

ちなみにChristinaの身分証明証には29歳と書いてあったが、Christina役のミシェル・モナハンさんは既婚で子どもがいる35歳の方です。いや~、おキレイですな。

0 件のコメント:

コメントを投稿