鑑賞日:June 15th, 2013
個人的評価: 83点
参考情報
数々の名作を世に送り出した作家F・スコット・フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」を実写化したドラマ。快楽的な生活を送る謎の富豪ギャツビーの意外な正体を、ある女性との恋を絡めながら映す。レオナルド・ディカプリオが、人並み外れた容姿と富を兼ね備えたギャツビーをクールに演じる。『マイ・ブラザー』のトビー・マグワイアやキャリー・マリガンらが共演。『ムーラン・ルージュ』などのバズ・ラーマン監督ならではの絢爛を極めたビジュアルも見ものだ。
ストーリー
ニック(トビー・マグワイア)が暮らす家の隣に建つ、ぜいを凝らした宮殿のような豪邸。ニックは、そこで毎晩のように盛大なパーティーを開く若き大富豪ジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)と言葉を交わす仲になる。どこからやって来たのか、いかにしてばく大な富を得たのか、なぜパーティーを開催し続けるのか、日を追うごとに彼への疑問を大きく膨らませていくニック。やがて、名家の出身ながらも身寄りがないこと、戦争でさまざまな勲章を受けたことなどを明かされるが、ニックはこの話に疑念を持つ。(C) 2013 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved. |
感想
テレビなどで流れている予告編(例えば以下の動画)だけを見ると、華やかなパーティーやショーだけがハイライトされたド派手な内容になるとも予想されるが、どちらかと言うとこれは恋愛映画なので予告編とのギャップが気になってしまう人も結構多いだろう。
「華麗なるギャツビー」は出版から1世紀近く世界中で愛読されてきた作品であり、過去には既に4度も映像化されているという事を踏まえると、この作品は万人受けを狙ったというよりも小説のファンに向けられたようにも感じた。
愛との向き合い方が純粋に描かれているが、その複雑さや悲しさ、そしていやらしさが上手く描かれたヒューマン・ドラマだと思う。
ちなみにヒロインのデイジー役にはアマンダ・サイフリッド、キーラ・ナイトレイ、ブレイク・ライヴリー、そしてスカーレット・ヨハンソンなどが候補に挙がっておりオーディションが行われたということを考えると、キャスティング(特にデイジー役)にはこだわりがあったらしい。
まぁ個人的にアマンダ・サイフリッドも合っていたとは思うが、キャリー・マリガンの小悪魔的な雰囲気も確かに合っていた。
また社会の格差が明確に表現されているのも当時にニューヨークをよく描写していたと感じた。
なお、アメリカ映画には珍しくミニチュア・シュナウザーが登場するよ。
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