鑑賞日:February 22nd, 2014
個人的評価:65点
参考情報
『母なる証明』などのポン・ジュノ監督が、フランスのコミック「LE TRANSPERCENEIGE」を原作に放つSF作。新たな氷河期が到来した地球を列車でさまよう数少ない人類の生き残りが、支配層と被支配層に分かれて車内で壮絶な戦いを繰り広げていく。『アベンジャーズ』などのクリス・エヴァンス、『JSA』などのソン・ガンホ、『フィクサー』などのティルダ・スウィントンなど、国際色あふれるキャスティングを敢行。彼らが見せる濃密なストーリー展開に加え、絶望の近未来を具現化した鮮烈なビジュアルにも目を奪われる。
ストーリー
地球温暖化を防ぐべく世界中で散布された薬品CW-7により、氷河期が引き起こされてしまった2031年の地球。生き残ったわずかな人類は1台の列車に乗り込み、深い雪に覆われた極寒の大地を行くあてもなく移動していた。車両前方で一部の富裕層が環境変化以前と変わらぬ優雅な暮らしを送る一方、後方に押し込められて奴隷のような扱いを受ける人々の怒りは爆発寸前に。そんな中、カーティス(クリス・エヴァンス)という男が立ち上がり、仲間と共に富裕層から列車を奪おうと反乱を起こす。感想
ノアの方舟の様に世界の危機を察知し、行動をした結果の列車ではなく、列車好きのCEOが「世界中を線路で繋ぐ」という夢を叶えるために作っていた列車が結果的に人類に残された唯一の生存方法だと言う設定は非常にリアルだと感じた。
予知できない災害こそ人類の危機に繋がるという点は何だか納得できた。
予知できない災害こそ人類の危機に繋がるという点は何だか納得できた。
でも「もし本当に人類が列車の中でしか過ごせないとしたら…」という問いに対するリアルな答えは用意されていなかった。
奴隷の様な扱いを受ける最下層の人々が押し込められている後方車両は狭く、汚く、真っ黒だったが、逆に上流階級の人々が過ごす前方車両には何故か植物園、理髪店、学校、そして躍る方のクラブなど「生き残るために選んだのがこれか?」と思わせるような設定だった。
奴隷の様な扱いを受ける最下層の人々が押し込められている後方車両は狭く、汚く、真っ黒だったが、逆に上流階級の人々が過ごす前方車両には何故か植物園、理髪店、学校、そして躍る方のクラブなど「生き残るために選んだのがこれか?」と思わせるような設定だった。
でもクライマックスでの展開は「おぉ~、そう来たか!」と思わせてくれる内容であり、人類に残された道が明らかになるラストもよく考えられていて結構好きだった。
フランスのコミックを原作で、監督を韓国人が務め、アメリカが絡む事でB級なハリウッド映画に仕上がっている。キャストも国際色に溢れてるし(なぜか寿司職人も登場する)色んな意味で国際的な作品になっていたのでそこは楽しめる。
フランスのコミックを原作で、監督を韓国人が務め、アメリカが絡む事でB級なハリウッド映画に仕上がっている。キャストも国際色に溢れてるし(なぜか寿司職人も登場する)色んな意味で国際的な作品になっていたのでそこは楽しめる。
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