鑑賞日:June 27th, 2015
個人的評価:71点
参考情報
『96時間』シリーズなどでアクション俳優としての地位を確立した名優リーアム・ニーソンが主演を務め、ローレンス・ブロックの傑作ミステリーを映画化したサスペンス。引退した敏腕刑事が、猟奇殺人犯と激しい頭脳戦を繰り広げる姿を活写する。『ザ・ゲスト』などのダン・スティーヴンスや、ラッパーのアストロことブライアン・ブラッドリーらが共演。邪悪な猟奇殺人鬼に挑む主人公のパワーに圧倒される。(©シネマトゥデイ)
ニューヨーク中が連続誘拐殺人事件におびえていた1999年、元刑事のマット(リーアム・ニーソン)のところにある依頼が舞い込む。それは妻を誘拐された夫からの、犯人を見つけ出してほしいというものだった。マットはこれまでの刑事人生で身に付けた全てのスキルを総動員して誘拐犯の捜索に挑むが、相手もなかなか尻尾を出さず…(©シネマトゥデイ)
ストーリー
ニューヨーク中が連続誘拐殺人事件におびえていた1999年、元刑事のマット(リーアム・ニーソン)のところにある依頼が舞い込む。それは妻を誘拐された夫からの、犯人を見つけ出してほしいというものだった。マットはこれまでの刑事人生で身に付けた全てのスキルを総動員して誘拐犯の捜索に挑むが、相手もなかなか尻尾を出さず…(©シネマトゥデイ)
感想&見どころ
今回のリーアムは元刑事であり、元アルコール中毒者。
刑事を引退して探偵となった彼はとある誘拐事件に巻き込まれるのだが、そこで繰り広げられる誘拐犯との交渉バトルが96時間のあの名シーンを彷彿とさせる。
探偵役ならではの聞き込みや張り込みシーンが満載で、子どもと組んで犯人を追い詰めたりするので、リーアムにしては珍しいキャラでした。
猟奇殺人鬼が魅せる残虐な誘拐が恐ろしい!
今回の犯人は愉快犯に近い猟奇殺人鬼。たとえ身代金を支払っても残酷な方法で人質を殺してしまう様な二人組だ。2対1で女性を犯すだけではなく、おっぱいを片方だけ切り落としたりしようとするなどとにかく色んな意味で怖い。その映像を裏ビデオ(どちらかというと闇ビデオ)として流出させるのでこれまた質が悪い。久々に強烈な悪役でした。
哀愁漂う孤独なリーアムが何だか切ない
今回のリーアムは刑事時代に酒の勢いで犯してしまったとある出来事のせいで人生を捨てかけている。誰とも出来るだけ関わらずに孤独に生きる彼は、ただ歩いているだけなのに切なく感じてしまう。特に今回は守るべき家族もいないので、いつもの「俺の娘・息子を返せこの野郎っ!」という気迫が無い。でもこの切なさが逆に新しくて新鮮だった。
ちなみに原題は「A Walk Among the Tombstones」なんだが、これは「歩く先は墓石だらけ」みたいな表現でもあるので、今回はそういうどん底のリーアムを押したいのだろう。
(C) 2014 TOMBSTONES MOVIE HOLDINGS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. |
ドラッグディーラーの娘を本気で守る
リーアムファンなら当然知っているだろうが、『96時間』シリーズのがヒットしてから出る彼の作品はほとんど同じ様な設定とストーリーなのだ。誰か大切な人が危険にさらされて、それを異常な愛とパワーで守るのが基本の形となっている。今回はいつもち違うのは守るターゲットが大切な人ではないという点。しかもドラッグディーラーの娘なので、悪人を助けている(娘は普通の女の子だけど)。肉親が危険にさらされていないからか、今回はいつもと比べてよりクールに対応するリーアムが見れます。
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今回も色んなワンちゃんが登場します。尾行中に大勢の犬を一人で散歩に連れていくドッグウォーカーがガッツリ映り込むなど、きっと監督が犬好きなのではないかなと思うぐらい無理やり犬が登場するシーンが多々ありました。娘が誘拐されるシーンでは不審な気配を感じ取ったワンちゃんが気絶させられてしまうシーンもあったが、犯人との交渉シーンの時には元気に自宅内を歩きまわっている姿がちゃんと映るなどの配慮もちゃんとされている。
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猟奇殺人鬼が魅せる残虐な誘拐が恐ろしい!2対1で女性を犯すだけではなく、おっぱいを片方だけ切り落とそうとするなど色んな意味で怖い! 【洋画レビュー】『#誘拐の掟』@yukainookite http://t.co/6Esp0AEByx pic.twitter.com/9tGtUdpGBn
— 落合弘幸 Hiroyuki Ochiai (@Hiroyukiochiai) 2015, 7月 2
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