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2013年9月15日日曜日

サイド・エフェクト(The Side Effects)





鑑賞日:September 15th, 2013
個人的評価:83点

参考情報

トラフィック』などのスティーヴン・ソダーバーグ監督が放つサスペンス。新薬の副作用によって夢遊病となり、夫を殺害してしまった女性と、その悲劇の裏側に隠された真実を、彼女の治療にあたった精神科医が暴こうと奔走するさまを活写。精神科医にジュード・ロウ、事件を引き起こす謎めいたヒロインに『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラ、そしてキャサリン・ゼタ・ジョーンズチャニング・テイタムが結集した。アルフレッド・ヒッチコック監督作品のテイストを感じられる演出にも目を見張る。

ストーリー

金融マンであった夫マーティン(チャニング・テイタム)が違法株取引で逮捕されたのを機に、以前に患ったうつ病を再発させてしまったエミリー(ルーニー・マーラ)は、交通事故や自殺未遂を引き起こすように。診察にあたる精神科医バンクス(ジュード・ロウ)は、かつて彼女を診ていたシーバート博士(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)に相談。
エミリーが抱える症状の詳細を聞き出し、彼女の了承も得て抗鬱剤の新薬アブリクサを投与する。症状が快方に向かっていたある日、マーティンがナイフで刺されるという事件が起き…

(C) 2012 Happy Pill Productions.

感想

うつ病を抱えた人の生活や、うつ病の周りに潜む問題などを豪華キャストが描くちょっと珍しい題材の作品。うつ病と言えば日本でもよく取り上げられるので、経験された方には興味深い内容だろう。

病気の人が罪を犯した場合は、その病人を日々サポートしている周りの人が責められる場合がある。この難しい問題に当たった主人公バンクス(ジュード・ロウ)がどのような行動を起こすのかに注目するとより楽しめると思う。

また『ドラゴン・タトゥーの女』でも天才的な演技を魅せたルーニー・マーラは本作品でも非常に複雑な役を上手く演じた。今回もセックスシーンがあるし、更には女性とのラブシーンまで用意されており、常にチャレンジし続ける彼女の良さが表されていた。

なお、今日は無犬でした。

2013年9月8日日曜日

ホワイトハウス・ダウン (White House Down)





鑑賞日:September 8th, 2013
個人的評価:86点

参考情報

インデペンデンス・デイ』『2012』などのローランド・エメリッヒ監督が放つアクション大作。
謎の武装集団に占拠されたホワイトハウスを舞台に、邸内に居合わせた議会警察官が人質となった大統領と自身の娘の救出とホワイトハウスの奪還に挑む姿を活写する。
主人公の議会警察官に『マジック・マイク』などのチャニング・テイタム、大統領に『ジャンゴ 繋がれざる者』などのジェイミー・フォックスら実力派俳優が結集。
危機迫る展開はもとより、爆発炎上して崩落するホワイトハウスといった迫力の破壊描写にも息をのむ。

ストーリー

大統領ジェームズ・ソイヤー(ジェイミー・フォックス)を警護するシークレットサービスを目指すも、不採用となってしまった議会警察官のジョン・ケイル(チャニング・テイタム)。
不採用だったことで幼い娘を悲しませたくないと、気晴らしも兼ねて彼女を連れてホワイトハウスの見学ツアーに参加する。
だが、そこへ謎の武装グループが乗り込み、瞬く間にホワイトハウスを制圧した上に大統領とケイルの娘らを人質にして籠城。
未曽有の事態に全世界が混乱する中、ケイルは武装グループに挑む。


感想

150分弱と長めの作品だが、長さを感じさせない内容で最後めでのめり込んで見ることができた。
世界で最もセキュリティが強固な要塞ホワイトハウスだが、プロのテロリスト集団たちにあっけなく乗っ取られてしまう。

本作品は、「どうすればホワイトハウスを乗っ取ることができるのか」という視点ではなく、「ホワイトハウスが乗っ取られることが世界にどういった影響を与えるのか」という大きな視点で見たほうがより楽しめる。

また、「アメリカの大統領と言えばこれだよね!」というシーンも多々用意されている。
例えば核シェルターとしての機能を有し、ホワイトハウスが攻撃を受けた際に大統領や閣僚などが避難し、指揮を執る「大統領危機管理センター」(通称:PEOC)や、大統領就任宣誓のシーンなどが登場する。

なぜホワイトハウスは占拠されたのか。
たまたまホワイトハウスを娘と見学していた議会警察官のジョン・ケイル(チャニング・テイタム)は人質となった娘を助けることができるのか。
相棒はまさかの大統領!?

現実世界ではあり得ないような設定だが、意外にも話の筋はそれなりに通っていて、「いつかこんな日が来るのかもしれない…」とちょっと思ってしまうリアルさはあった。

これぞアメリカンな映画!と思える納得感の高い作品でした。

登場する犬はホワイトハウスのエントランスから入ってくる車両に爆薬などが積まれていないかを確認するワンちゃんでした。


2013年9月7日土曜日

マン・オブ・スティール(Man of Steel)




鑑賞日:September 7th, 2013
個人的評価:91点

参考情報


クリストファー・ノーラン製作、ザック・スナイダーが監督を務めたスーパーマン誕生までの物語を紡ぐアクション大作。
過酷な運命を受け入れ、ヒーローとして生きることを決意する主人公の苦難の日々を驚異のアクションと共に描き出す。
シャドー・チェイサー』などのヘンリー・カヴィルが主人公を熱演。
悩んだり傷ついたりしながらも前進する主人公の姿が目に焼き付く。


ストーリー


ジョー・エル(ラッセル・クロウ)は、滅びる寸前の惑星クリプトンから生まれたばかりの息子を宇宙船に乗せて地球へと送り出す。
その後クラーク(ヘンリー・カヴィル)は、偶然宇宙船を発見した父(ケヴィン・コスナー)と母(ダイアン・レイン)に大事に育てられる。
そして成長した彼は、クリプトン星の生き残りのゾッド将軍と対峙(たいじ)することになり…

TM & (C) 2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED. TM & (C) DC COMICS


感想


155分の長さが語られているが、超大作映画だ。
誰もが知るヒーロー「スーパーマン」の誕生の物語を最新VFX技術を駆使して描き出しているこの作品はとにかくド派手なアクションシーンに注目してほしい。

このクオリティでハリウッド版ドラゴンボールも作ってくれたらヒットしたと思う。
クライマックスの戦闘シーンのクリップ映像が公開されているので貼っておく。
スーパーマンと宿敵ゾット将軍がファイナルバトルへと突入していくところを抜き出した短いものではあるが、その驚異の映像を通じて、戦いの激しさは十分に伝わってくる。


知っているようで意外と知らないスーパーマン誕生の物語をこのド迫力アクション付きで見れるだけで満足するでしょう。
とにかく大満足の内容でした。

ただ、残念ながら「It's a Bird...It's a Plane...It's Superman!!」という名セリフは登場しなかったが、いずれ聞けるでしょう。


ちなみに主人公の実家に犬が結構泣けるシーンで活躍するので犬好きはそこも注目。