鑑賞日:October 11th, 2015
個人的評価:89点
参考情報
ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイというオスカー俳優が共演を果たしたヒューマンドラマ。年齢・性別・地位も違う男女が出会い、徐々に友情を育んでいく過程を描く。メガホンを取るのは『ハート・オブ・ウーマン』『恋するベーカリー』などで知られるナンシー・マイヤーズ監督。高級ブランドからカジュアルスタイルまで網羅したファッションはもとより、女性にエールを送る物語に夢中になる。(©シネマトゥデイ)
ストーリー
ジュールズ(アン・ハサウェイ)は、ファッションサイトを経営・管理する会社のCEOとして充実した日々を過ごしていた。仕事と家庭を両立するパーフェクトな女性像そのものの彼女はまさに勝ち組だったが、ある日、試練が訪れる。同じころ、シニアインターンとして、40歳も年上のベン(ロバート・デ・ニーロ)がジュールズの会社に来ることになり…(©シネマトゥデイ)
感想&見どころ
ロバート・デ・ニーロ演じる約70歳のベンが、超紳士的&めちゃくちゃ仕事が出来るので「この人は一体何者なんだ?」と思ってしまうけど、自分もベンの様なおじいさんになりたいと感じた。何歳になっても好奇心や謙虚さを忘れずに、強く楽しく生きてみたいと思わせてくれる素敵な作品。
急成長中テック系スタートアップの職場環境
急成長中のIT企業と言えば華やかでユニークなオフィスが特徴としてよく挙げられるが、本作のメイン舞台となっているオフィスもザ・テック業界と呼ぶにふさわしい素敵な場所だった。まず全社員が超広いワンフロアに集結し、CEOの席も他の社員と同じレベルの高さとなっている。社員の階級による差別はないのは何ともアメリカ的。でもCEOがオフィス内を自転車で移動するのはちょっとやり過ぎな感が…
社員の誕生日にはみんなでケーキを食べるし、会社のインスタグラムアカウントの投稿に多くの「いいね」がついた時などハッピーなニュースがある際には鐘を鳴らして祝うという文化も楽しそうだった。
女性CEOならではの難しさ
今回アン・ハサウェイが挑む役はオンラインファッションストアを瞬く間に急成長させた敏腕CEO。そんな彼女のために夫は仕事を辞め、家で主夫をしつつ、娘の面倒を見るという、日本から見ると逆転夫婦だ。アメリカでもそれはユニークな夫婦関係であり、彼女も女性ならではの壁に色々とぶち当たる。それを人生経験豊富なベン(ロバート・デ・ニーロ)が紳士にアドバイスし、彼女の悩みをズバズバと解決する様は爽快でした。
高齢者⇔若者の相互リスペクト
「高齢者をもっとリスペクトしよう」というテーマの作品だと予想していたが、それと同じぐらい「若者をリスペクトしよう」というメッセージが込められていた。
もちろん人生経験の長い高齢者は若者より多くの事を経験したので、より多くの知識や知恵がある。でも最先端の技術と触れ合いながら育ち、体力がある若者ならではの働き方や生き方もある。大切なのはお互いを尊重し合い、お互いから学ぶ姿勢であるという事を再認識させられる。
(C) 2015 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED |
アン・ハサウェイが演じるテック業界のイケイケ女性CEOがビジュアル的にも非常にインパクトがあるので、特に女性に向けてマーケティングされているようだけど、あくまでも主人公はロバート・デ・ニーロなので男性の僕が見ても非常に面白かった。若者から高齢者までオススメ。女性ウケも良いはずなのでデートにも最適!
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イケてるテック系スタートアップ企業の象徴だと僕は勝手に思ってるが、膝に愛犬を乗せながらパソコンで仕事をしている社員がチラッと出ます。早く日本でもこのスタイルが普及しないかな…
何歳になっても好奇心や謙虚さを忘れずに、強く楽しく生きてみたいと思わせてくれる素敵な作品。 【帰国子女の洋画レビュー】『マイ・インターン』(The Intern)@warnerjp http://t.co/OsPNsTtvzH pic.twitter.com/rIRIPmxoeE
— 落合弘幸 Hiroyuki Ochiai (@Hiroyukiochiai) 2015, 10月 13
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