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2012年12月24日月曜日

レ・ミゼラブル(Les Misérables)




鑑賞日:December 24th, 2012
個人的評価: 87点

参考情報

文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。主演は、『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマン。彼を追う警官にオスカー俳優のラッセル・クロウがふんするほか、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ、『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドら豪華キャストが勢ぞろいする。

ストーリー

1815年、ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、19年も刑務所にいたが仮釈放されることに。老司教の銀食器を盗むが、司教の慈悲に触れ改心する。1823年、工場主として成功を収め市長になった彼は、以前自分の工場で働いていて、娘を養うため極貧生活を送るファンテーヌ(アン・ハサウェイ)と知り合い、幼い娘の面倒を見ると約束。そんなある日、バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は、法廷で自分の正体を明かし再び追われることになってしまい…

感想

これは仮釈放中の元囚人が心を洗い、新しい人生をスタートしてから市長となり、そして父親となって生涯を終えるまでのストーリーであり、その主人公をヒュー・ジャックマンが渋く演じきった。
1830年代当時のフランスを取り巻く社会情勢や民衆の生活も、背景として表現されており、この時代のフランスがどういう状況だったかが生々しく伝わってくる。

さて、日本で流れている予告編を見るとまるでアン・ハサウェイが主人公のように見えるけど違います。彼女は恐らくみんなが期待するほど登場しませんが重要な役を素敵に演じてます。
ダークナイト ライジング』でもキャット・ウーマンというアン・ハサウェイらしからぬ役に挑戦してた時もちょっと思ったが、やはり彼女らしくはないキャラクターを演じる時は少し違和感がある。
ミュージカルの醍醐味である歌唱力は少し物足りなかったが、演技は非常に上手くて迫力があった。逆に『マンマ・ミーア!』で既にミュージカル経験のあるアマンダ・セイフライドは安定した歌唱力、演技力、そして美貌を存分に発揮していて素敵だった。

さて、本作品のテーマにも深く関係する「Do you hear the people sing?」という曲の部分が期待通りの迫力あるシーンであり、胸が熱くなる。小学校の時によく音楽の授業で歌わせられた事もあり、この歌詞が心に残っているのだが、映画を見たあともずっと頭の中であのシーンと共に曲が蘇る。
下記に歌詞を置いてみたが、是非ここだけでも覚えてから映画を見る事をオススメします。


Do you hear the people sing?
人々の歌い声が聞こえるか?
Singing a song of angry men?
怒り狂った男たちが歌う歌だ
It is the music of a people
Who will not be slaves again!
もう囚人にはなる事のない人々の歌だ
When the beating of your heart
心臓の鼓動が
Echoes the beating of the drums
ドラムの音と合わさった時
There is a life about to start
When tomorrow comes!
明日が訪れ、新たな人生が始まる



ちなみに今回は犬は全く出てきませんでした。
フランスだからトイプードルの登場を実は密かに期待していたが、まぁ内容的に犬は必要ないか…


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