鑑賞日:March 16th, 2013
個人的評価: 92点
参考情報
19世紀から24世紀へと世紀を超えて、六つの時代と場所を舞台に人間の神秘を描く壮大なスペクタクル・ドラマ。兄が性転換を経て姉弟となったラリー改めラナ、アンディ・ウォシャウスキー監督と、『パフューム ある人殺しの物語』のトム・ティクヴァが共同でメガホンを取る。時代をまたいで存在する同じ魂を持つ複数の人物という難役に挑むのは、名優トム・ハンクスをはじめ、ハル・ベリーやスーザン・サランドンといった豪華キャストたち。過去や未来を映す迫力ある映像や、深いストーリーなど、ロマンあふれる世界観に圧倒される。
ストーリー
1849年、太平洋諸島。若き弁護士に治療を施すドクター・ヘンリー・グース(トム・ハンクス)だったが、その目は邪悪な光をたたえていた。1973年のサンフランシスコ。原子力発電所の従業員アイザック・スミス(トム・ハンクス)は、取材に来た記者のルイサ(ハル・ベリー)と恋に落ちる。そして、地球崩壊後106度目の冬。ザックリー(トム・ハンクス)の村に進化した人間コミュニティーのメロニム(ハル・ベリー)がやって来て…
感想
1849年、1931年、1973年、2012年、2144年、そして2321年と19世紀から文明崩壊後までの異なる時代に舞台を置いた6つの物語が同時進行で描かれた何とも壮大なスケールのお話でした。
キャストは一人につき異なる時代の複数人物を演じるという新しい手法で、作品のテーマでもある「人生はつながっている」というキーフレーズにぴったりのスタイルだった。
Warner Bros. Pictures / Photofest / Zeta Image |
「マトリックス」3部作の監督という事もあり、様々な世界が同時進行で描かれており、全く違うシーンが次から次へ展開されていく手法はついていくのが大変だが、慣れてくると楽しくなってくる。
人類の行いは全て積みあがっていき、それが未来を形成する。
日々の行いが自分の未来、家族の未来、地球の未来、そして宇宙の未来を作り上げていく。現在の世界も先祖が積み重ねてきた人生の結晶だ。
Warner Bros. Pictures / Photofest / Zeta Image |
また人生を一度終えたとしても、またいつかどこかで生まれ変わり、再び人生が始まる。
別の時代かもしれないし、訪れた事のない国かもしれない。異性に生まれ変わるかもしれないし、地球ではないどこかの誰か(または何か)として生まれ変わるかもしれない。
説明を追加 |
自分の人生に悲しい事しかなければ、次は楽しい事しかない人生が待っているかもしれない。
「死」という恐怖は誰もが意識をした事があるかもしれないが、本作品を見れば「死」に対する考え方もきっと変化するだろう。この世に「永遠」が存在しないと信じている方も考え直すかもしれない。
そんな夢のある壮大なテーマを持つ作品でした。
Warner Bros. Pictures / Photofest / Zeta Image |
ちなみに「弱肉強食」というもう一つのテーマもありますが、これはまぁ言葉の通りなのでぜひ劇場でこちらも確認してほしい。
あと、犬は登場するのですが、残念ながら殺し屋に撃たれてしまう…
でもその後に飼い主が殺し屋にリベンジするのでちょっとだけスッキリする。
しかし、キャストが複数の役を演じてたが、みんな切り替えが凄くて感動するほど演じ分けていた。
そして本作品にはなんとヒュー・グラントも登場している。知らなかったのでうれしい誤算だったが久々に彼の演技が見れてうれしかった。
壮大なストーリーに豪華なキャストなので絶対見るべし。
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