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2013年3月17日日曜日

ゼロ・ダーク・サーティ(Zero Dark Thirty)




鑑賞日:March 17th, 2013
個人的評価: 89点

参考情報

911全米同時多発テロの首謀者にしてテロ組織アルカイダの指導者、ビンラディンの殺害計画が題材のサスペンス。CIAの女性分析官の姿を通し、全世界を驚がくさせた同作戦の全貌を描き出す。メガホンを取るのは、アカデミー賞で作品賞などを受賞した『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー。『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』などで注目のジェシカ・チャステインが、狂気にも似た執念でビンラディンを追跡する主人公を熱演。リアル志向のアクションやドキュメント風の映像も見ものだ。

ストーリー

ビンラディンの行方を追うものの、的確な情報を得られずにいる捜索チーム。そこへ、人並み外れた情報収集力と分析力を誇るCIAアナリストのマヤ(ジェシカ・チャステイン)が加わることに。しかし、巨額の予算を投入した捜査は一向に進展せず、世界各国で新たな血が次々と流されていく。そんな中、同僚の一人が自爆テロの犠牲となって命を落としてしまう。それを機に、マヤの中でビンラディン捕獲という職務が狂気じみた執心へと変貌。ついに、彼が身を隠している場所を特定することに成功するが…

Jonathan Olley (C) 2012 CTMG. All rights reserved.

感想

ずっと見たかった作品をようやく見る事ができたが、期待通りの面白さで大満足。
アルカイダとかビンラディン系の話は正直そんなに詳しくは無いのだが、それでも十分楽しむ事ができる内容だった。

ビンラディン殺害指令を国民に思い出させ、オバマ再選を支援するものであると言われていた本作品は政治的事情により公開日がズレるなど、このテーマならではの困難もあったようだ。

また拷問シーンも賛否両論だったらしいけど、個人的にはこのストーリーには欠かせないシーンなので、もっと長く、そして生々しく表現するべきだったと思う。
この世界的な問題を解決するために、(拷問に限らず)どのような事が行われていたのかをせっかくなのでハッキリと表現する事が大事だと感じた。
という事でUgly Truthをちゃんと表現できていなかったという意味では少し残念だったが、これはあくまでも映画であり、世界の真実を映し出す事はできないのでまぁしょうがないでしょう。

睡眠時間を惜しまずに昼夜問わず容疑者を探すという過酷な生活が描かれていたが、今度はぜひアメリカ視点ではない角度からも見てみたい。

ちなみに本作品のタイトルである「ゼロ・ダーク・サーティー」とは深夜0:30を指す米軍事用語で、ビンラディン(暗号名:ジェロニモ)殺害に至った作戦の決行時間の事らしい。

あと、突撃部隊の中に警察犬(ジャーマン・シェパード)が入っていたのだ微笑ましかった。
もうすぐ公開終了してしまう作品だとは思うが、まだの方はぜひ。

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