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2015年11月29日日曜日

PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~ (PAN)





鑑賞日:November 29th, 2015
個人的評価:75点

参考情報


著名な冒険物語「ピーターパン」を、『つぐない』などのジョー・ライト監督が独自の視点で実写映画化。ピーターパンにはオーディションで抜てきされた新星リーヴァイ・ミラー、悪役の海賊黒ひげをヒュー・ジャックマンフック船長に『トロン:レガシー』などのギャレット・ヘドランド、タイガー・リリーを『ドラゴン・タトゥーの女』などのルーニー・マーラが演じる。黒ひげと対峙するピーターのストーリーなど、新たなピーターパンの描かれ方に期待。(©シネマトゥデイ


ストーリー


ロンドンの児童養護施設で生活している少年ピーター(リーヴァイ・ミラー)は、ある日生き別れた母(アマンダ・セイフライド)が残した手紙を見つける。その後、冷酷な海賊・黒ひげ(ヒュー・ジャックマン)が立ちふさがる異世界ネバーランドにたどり着く。そしてピーターは、若いころのフック船長(ギャレット・ヘドランド)や女戦士タイガー・リリー(ルーニー・マーラ)と出会い…(©シネマトゥデイ

感想&見どころ


ロンドンのとある孤児院で育つ平凡な少年の生活描写から、空飛ぶ海賊船に拉致された末に別世界で奴隷となる急展開のギャップに最初から釘付けになってしまう。海賊は全世界の孤児を集めて奴隷としてこき使い、鉱山の中から妖精の宝石を探させるんだけど、この海賊のリーダーである黒ひげ(ヒュー・ジャックマン)のカリスマ性が素晴らしく、演説シーンが特に圧巻。それ以外にも森の中でひっそりと暮らす部族の女戦士タイガー・リリー(ルーニー・マーラ)など魅力的なキャラが満載!

遂に明かされるピーターパンの起源


誰もが知る物語のプロローグだが、これが想像以上に壮大なスケールで度肝を抜かれる。ピーターとフック船長の出会いや、まさかの親友期が描かれており、若かりし頃のフック船長が弱くて少しチャラくて何とも新鮮!また、ピーター・パンという名前の由来や、ピーターがどの様な苦労を乗り越えて空を飛べる様になったのかなど、ファンならば知っておきたい情報が満載。

ファンタジー感が半端ない、今冬最大のスペクタル映画


孤児院から子ども達を連れ去る海賊達が乗りこなす空飛ぶ船をはじめ、ネバーランド内に存続する超巨大ワニや光る人魚、更にはピーターパンには欠かせない妖精たちが無数に登場するなどファンタジー感たっぷりの登場キャラにきっと満足するでしょう。
また、自然が豊富なネバーランドが非情に美しく表現されており、まるでプロモーションビデオみたいなシーンも多々ある。

(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC


たった12歳の少年が見せる最高の勇気


生まれた直後から親と離れ、孤児院でちゃんとした愛情を受ける事なく育った平凡な12歳の少年が別世界で自分の存在意義を知るも、その真実になかなか立ち向かえない。そりゃ、いきなり数千人の奴隷を冷酷にこき使い、時には見せしめのために公開処刑までするリアルな海賊達に立ち向かうグループを率いてほしいと言われれば、12歳の少年ならば状況を理解するだけでも精一杯でしょう。それでも彼があらゆる苦悩の果てに絞りだす「勇気」には感動するよ!

(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

子どもが主役を演じてるし、ストーリーも素敵なので、これは特に小学生ぐらいの子ども達に見てほしい作品。きっと良い大人に育ってくれるでしょう。

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ファンタジーの世界という事もあり犬は全く登場しません。

2015年9月21日月曜日

キングスマン (KINGSMAN: The Secret Service)





鑑賞日:September 21st, 2015
個人的評価:92点

参考情報


英国王のスピーチ』などのオスカー俳優コリン・ファースを主演に迎え、『キック・アス』などのマシュー・ヴォーン監督がメガホンを取って放つ痛快スパイアクション。世界を股に掛けて秘密裏に活躍するスパイ機関所属の主人公が、最強の敵相手に奮闘する姿が描かれる。『サイダーハウス・ルール』などのマイケル・ケインや、『パルプ・フィクション』などのサミュエル・L・ジャクソンらが共演。エレガントな小道具やウイットに富んだ会話はもとより、切れ味のいい怒とうのアクションに見ほれる。(©シネマトゥデイ


ストーリー


ロンドンにある高級スーツ店「キングスマン」は、実はいかなる国の干渉も受けない屈指のエリートスパイ集団だった。ブリティッシュスーツを小粋に着こなす紳士ハリー(コリン・ファース)もその一人で、日々極秘任務の遂行に務めていた。そんなある日、仲間が何者かに暗殺され、彼は街で不良少年エグジー(タロン・エガートン)をスカウトする。(©シネマトゥデイ

感想&見どころ


常識破りのスパイ映画!これはスパイ映画の金字塔を打ちたてたと思う。
007よりも僕は断然こっちが好き。ストーリーが非常によく作りこまれていると思ったら、グラフィック・ノベル発の作品だという事で納得。キャスト、アクション、音楽、全てにおいて文句なしの組み合わせで大満足!

スパイグッズを駆使した痛快アクション!


予告編で登場する万能傘以外にも興味を引くスパイグッズがいっぱい出てくる。紳士的な防弾スーツ、隠しナイフ入りの靴、スタンガン指輪に手榴弾ライターなどテンションがつい上がってしまう代物ばかりで男の子にとっては堪らないでしょう。

でも一番感動するのはこれらをスマートに活用しながら戦う紳士なバトルシーン。躊躇なく相手を殺すプロのスパイが闘う場面だと通常はちょっとグロテスクで怖い印象がある。でもキングスマンのバトルシーンには必ずポップな音楽が流れ、そのリズムに乗ってアクションが進むのでカッコ良いダンスショーを観ている様な感覚になる。
カメラワークもまるで自分その場に立っている様に見えるよう工夫されているので、そういう意味でもスリルがあって鼓動が高まる。

マンガ好きには堪らない師弟関係


原作はグラフィック・ノベルらしいんだけど、日本のマンガでよくある師弟関係が描かれている。ハリー(コリン・ファース)は戦友だった男の息子で今は不良少年となってしまったエグジー(タロン・エガートン)をキングスマン候補として本部に推薦する。最初はただの不良だったそんなエグジ−は次第にハリーを尊敬しはじめ、少しずつ師匠に近づいていく。ネタバレになるのでこれ以上は言えないが、この後も見ていて気持ちがよく、ハズレの無い王道な展開でこの師弟関係が進んでいくので是非見て楽しんでほしい。

社会問題にも着目したシリアスなテーマも


これはただ英国紳士がカッコ良く悪を倒す映画ではない。悪役のサミュエル・L・ジャクソンもカリスマ性があるキャラのヴァレンタインを演じており、そのビジネスセンスは悪役ながらあっぱれ。その右腕として登場する両足義足の最強ボスキャラ ガゼルも非常に魅力的でファンも多くなるだろう。世界的なダンサーでもあるソフィア・ブテラが演じているのも最高のキャスティングだ。

そんな敵チームが目指すのは人類の大掃除。人口が増えすぎて地球への被害が多くなっているので、とあるぶっ飛んだ方法で一気に人口を減らしてしまおうという魂胆。このまま人類が何も対策を取らなければ、もしかしたら何百年後には本当にこんな事をする事になるかもしれないと思わせてくれる、ある意味リアルな策だったので本当の「悪」だとは僕には思えなかった。

オチまで爽快で最後の最後まで面白い作品なので是非ぜひ見てほしい。
これは今年観た映画でトップ5には確実に入るでしょう。

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ポスターにも写ってるのですぐに分かるが、ワンちゃんはガッツリ登場する。スパイ試験の途中で犬とペアを組む試練が入るんだけど、そこでパグを相棒に選び、共に課題を乗り越えていく展開は最高。最終試験では犬に関連する重大な選択を迫られるが、エグジー(タロン・エガートン)が取る行動にちょっとウルッとくるよ。