鑑賞日:May 25th, 2013
個人的評価: 85点
参考情報
数々の映画祭で高い評価を得た『ブルーバレンタイン』のデレク・シアンフランス監督とライアン・ゴズリングが再タッグを果たした人間ドラマ。妻子を養うため犯罪に手を染めるバイクレーサーと彼を追う野心的な警官をめぐる因果が、15年後の彼らの息子たちへと世代を超えて引き継がれていくさまが描かれる。『世界にひとつのプレイブック』などのブラッドリー・クーパー、『最後の恋のはじめ方』などのエヴァ・メンデス、ベテランのレイ・リオッタら実力派キャストの競演も見逃せない。
ストーリー
天才ライダーのルーク(ライアン・ゴズリング)は移動遊園地でバイクショーを行う刹那的な日々を送っていたある日、元恋人ロミーナ(エヴァ・メンデス)と再会。彼女がルークとの子どもを内緒で生んでいたことを知ると、二人の生活のためにバイクテクニックを生かして銀行強盗をするようになる。ある日銀行を襲撃したルークは逃走する際、昇進を目指す野心的な新米警官エイヴリー(ブラッドリー・クーパー)に追い込まれるが…(C) 2012 KIMMEL DISTRIBUTION, LLC ALL RIGHTS RESERVED. |
感想
15年に渡る三つの物語を描いた約140分の長編犯罪ドラマだが、久々に深い内容の作人を見た。この作品にはまるで主人公が3人いるようで、正直深すぎてどこに注目をすれば良いのか分からなかったが、人それぞれの楽しみ方を見つけることができる内容だと思う。
やっぱライアン・ゴズリングはキレたら何をしでかすか分からないけどクールでタフなイケメンという役がピッタリですな。そして今回は銀行強盗が成功した夜に相棒と一緒に酒を飲みながらミニチュア・ピンシャーを抱きかかえ踊るという彼の珍しく陽気な姿も見れる。
自分たちが犯した罪は15年の時を経てそれぞれの息子たちの世代にも引き継がれ、少年たちは親から受け継いだ罪と向き合うことになる。
人間は誰でも何かしらの過ちを犯すし、いつかは何かしらの壁にぶつかる。
それを乗り越えた時に見える景色がどんなものなのか。
自分自身に置き換えて考えることができる深いテーマが隠れてた気がする。