さて、本作品のテーマにも深く関係する「Do you hear the people sing?」という曲の部分が期待通りの迫力あるシーンであり、胸が熱くなる。小学校の時によく音楽の授業で歌わせられた事もあり、この歌詞が心に残っているのだが、映画を見たあともずっと頭の中であのシーンと共に曲が蘇る。
下記に歌詞を置いてみたが、是非ここだけでも覚えてから映画を見る事をオススメします。
本作を手がけたリドリー・スコットとトニー・スコット兄弟は『LIFE IN A DAY』という映画でもタッグを組んでいるが、ここでも人間が家畜を調理する生々しいインパクトある映像が含まれていた。スコット兄弟は失われる命があり、それによって生き続けられる命があるという事、そして自分達が無意識に他の命を犠牲に生き続けているという事を認識してほしいというメッセージをこの映画にも込めているように思えた。
お金さえ払えば好きな記憶を脳に思い出として残してくれる「リコール」サービスが存在する世界。
本当の自分が何者なのか思い出すことができない主人公が苦しみながらも今の自分を信じ、「I don't know who I was, but I know who I am」という台詞がカッコ良かった。やっぱコリン・ファレルはカッコ良いよね。